ヒロド歩美さん「就活のときは『選ばれるところに入ろう』と思っていましたが…」特別インタビュー

「いつかまたぜひ仕事しましょう!」と取材中に思わず言ってしまったほど、魅力的なヒロドさん。朝日放送テレビ(通称ABC)を退社後も、『熱闘甲子園』や『芸能人格付けチェック』の担当を継続するなど周りの人から「仕事するならヒロドさん」と思われているんだろうなと実際にお会いしてみて感じました。そして本人がとにかく楽しそう!マネしたい、ウェルビーイングな仕事術を聞きました。

人と比べたり、比べられたりしたくない。だから〝私だけのカテゴリー〞をいつも意識しています

ヒロド歩美さん「就活のときは『選ばれるところに入ろう』と思っていましたが…」特別インタビュー

就活のときは「選ばれるところに入ろう」と思っていました

就活ではアナウンサーにこだわらず、外資メーカー・出版・金融・ITと、とにかくいろんな業種に挑戦。その中で意識していたのは、適性は企業側に見極めてもらおう、ということ。「絶対にこの企業に入社したい!」と力みすぎてしまうと、面接での発言も相手に寄せたものになるし、自分の首を絞めることにもなる。私の場合は顔にも出やすいので「向いているところに選ばれるだろう」といい意味で相手に委ねている方が面接でも自然体でいられるかな、と考えていました。新卒の段階だと正直、本当に興味がある業種も分からないし、働いたことがないから仕事内容も見えない。だからまずは一緒に働きたいと思ってもらえるような自己アピールに力を入れていました。そうすると落ちても案外ダメージを受けないんですよね。「合わないってことだったんだな」とか「きっと無理して見えたんだろうな」と納得ができる。精神的に健康な状態でいることをまず大事にしていました。

仕事はすべてにおいてコミュニケーション。教えてくれたのはダウンタウン浜田さんでした

ABC時代も今も、すべての仕事に求められるのは、コミュニケーションだと思っています。日頃からコミュニケーションを取って関係性が出来ていればなんでも言い合える。昔から、ちょっと苦手な相手に対しても、どうすれば味方になってもらえるかを考えて接してきました。受け身ではなく、自分から向かっていくことで味方を増やして、いざ自分が何かを主張したいときに応援してもらえる場を作っておく。それは自分らしい働き方を叶えるためにも重要かな、と思います。ABCを退社する際、想像以上に応援してもらえて実感したことでもあります。

仕事においてコミュニケーションの大切さを教えてくださったのは、ダウンタウンの浜田雅功さんでした。入社して数カ月で『芸能人格付けチェック』でご一緒し、表では大御所の方々にも遠慮なく接する反面、裏では礼儀正しく丁寧にされている姿を見て。相手の心を掴むコミュニケーション術を目の当たりにしました。そして数年たった頃、浜田さんから「自分だったら許されるっていう空気を自ら作ったら?」ともアドバイスをいただきました。元々ガツガツした性格と言われることが多く(笑)、役職関係なく意見を伝えるタイプなのですが、やっぱりそういう姿勢でやっていこう、でもその分気を遣おうと。今振り返ると浜田さんとの出会いは、社会人としての在り方や、仕事のスタンスを固める転機にもなりました。

それから、ゲストをもてなす意識を持つ大事さも浜田さんから学んだこと。浜田さんは収録後、ゲストの方々がどんな様子で帰ったかを必ずスタッフに確認するんです。収録を楽しんで、いい気持ちで帰ってほしいと思っているからこそ、円滑な進行が第一だし「カンペ通りじゃなく、自分が思う流れで進めていい。俺が暴走してたらぶった斬ってくれていいよ」とも言っていただきました。新人の頃は、足が震えるほどガチガチに緊張して、台本通りに進まないことに戸惑っていましたが(笑)、このアドバイスをいただいてからは、臨機応変に、このまま生放送で届けられるくらいのスムーズさを意識して収録に臨むようになりました。

ヒロド 歩美さん
1991年生まれ。兵庫県出身。早稲田大学を卒業後、2014年に朝日放送テレビ(ABCテレビ)にアナウンサーとして入社。『速報!甲子園への道』をはじめ、高校野球やプロ野球のキャスター&リポーターを担当。同年、『芸能人格付けチェック』の3代目格付けアナに就任。以降、『朝だ!生です旅サラダ』、『サンデーLIVE!!』などにレギュラー出演。2016年からは、野球解説者の古田敦也さんとともに『熱闘甲子園』のキャスターを務める。2023年2月に朝日放送テレビを退社し、個人事務所を設立。現在は、『報道ステーション』(月〜金21:54〜)のスポーツキャスターとして活躍。インスタは@hirodo_ayumi

【衣装】ジャケット¥27,940(シップス/シップス インフォメーションセンター)ニット¥37,400(ANAYI)パンツ¥32,500(シーニュ)パンプス¥71,500(ペリーコ/アマン)ピアス¥77,000〈モニス〉ブレスレット¥31,900〈アナプノエ〉(すべてフォーティーン ショールーム)
撮影/秋山博紀 ヘアメーク/川村友子 スタイリング/中村真弓 取材/坂本結香  再構成/Bravoworks.Inc

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最新号 202407月号

5月28日発売/
表紙モデル:堀田茜

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