「浮気」も「不倫」も、芸能人のスキャンダルの話だけではありません。人生の中でさまざまな選択が発生するCLASSY.世代こそ、実は陥りがちという説も。「私は大丈夫」――その慢心が危ないかも?誰にでも起こり得ることだから、必要以上に傷つかないために…対処法と心構えを知っておきましょう。
アラサー女子に聞いたリアルエピソード集
まずは、実際の取材に基づくリアルなエピソードから。信じていた彼に浮気されてしまった人、心のどこかでいけないと思いながら不倫をやめられない人…。あなたにも、共感するポイントがありませんか?
1.子どもの存在には気がひけるけどできることなら彼を独り占めしたい
F・Tさん(29歳・金融関連)
仕事で失敗をしてしまったときに優しくフォローしてくれたのがきっかけで、顔を合わせると会話を交わす関係になった9歳年上の職場の先輩。初めは「デキる先輩でカッコいい」と尊敬の感情しか抱いていなかったのですが、仕事の悩みを親身に聞いてくれる彼に、いつの間にか恋愛感情が芽生えてしまいました。
とはいえ、彼も私も既婚者。彼には子どももいるため、私たちの関係に未来はないと分かっています。それでも、心の支えである彼を失うことが怖くて仕方がありません。
私は夫とは冷め切った関係だし、彼の家庭も崩壊状態だとか。子どもの幸せを奪ってはいけないと思う一方で、彼と一緒になれたらどんなにいいだろうと期待をしてしまう自分もいます。先に進むのは怖いけれど、かと言って引き返すこともできない、身動きの取れない現状をどのように突破するのが正解なのか分かりません。
2.〝好き〟の直感をコントロールできない!私にとっては不倫も普通の恋愛と同じ
F・Kさん(29歳・メーカー)
同じ会社に勤める2人の男性と、つい最近まで不倫をしていました。1人目のAさんとは会社の飲み会で距離が縮まり、いつの間にか不倫関係に。離婚してほしい気持ちは一切なく、デートをするなど普通の恋愛気分を楽しみたいと思っていたのですが、既婚者のくせに束縛がキツいAさんが重たくなり、仲のいい同僚であるBさんに相談に乗ってもらうように。
そのBさんこそ、2人目の不倫相手です。Bさんとは不倫の相談をするため頻繁に飲みに行っていたのですが、あるとき「私、Bさんのこと結構好きかも」って思ってしまったんです。私はものすごく恋愛体質なので、目が合った瞬間に「好きかも」と思うことはよくあります。相手の事情や、既婚者であるかどうかを考えるよりも、好きという直感が先行してしまうので、気持ちをセーブする余裕がないんです。
結局、Bさんの奥様に関係がバレて面倒なことを言われたので、そちらはキッパリ清算。一方Aさんとは、別れたりくっついたりを繰り返し、ダラダラと不倫関係が続きました。好意をコントロールする力が欠如しているという自覚があるので、今後も誰かと不倫する可能性は大いにあると思います。
3.軽い気持ちで医師の彼と不倫中。実は他に本命の彼氏もいるんです
S・Oさん(30歳・看護師)
同じ病院に勤務する8歳年上の医師と不倫中です。きっかけは2年前、私が今の病院に勤め始めたばかりの頃、他の看護師に内緒でこっそりスイーツを差し入れしてくれたり、特別扱いをしてくれたんです。私は「親切な人だな」としか思っておらず、異性としては全く意識していなかったのですが、彼は私の顔がタイプだったようで、初対面のときから不倫をする気マンマンだったそう(笑)。
そんな彼には秘密ですが、実は私には交際をしている男性が他におり、その人といずれは結婚したいと思っています。なので彼を奥様から略奪したいという気持ちは一切なく、高い食事をご馳走してもらったり、欲しいものを買ってもらうことが目的です。同僚に目撃されるとまずいので、デートのたびに遠出ができるのも、旅行気分を味わえてラッキー。この夏は、奥様に学会があると嘘をついて箱根の温泉宿に行く予定です。
4.夫婦生活では得られないドキドキ感を彼からもらい、乙女心を満たしています
R・Kさん(33歳・美容関連)
結婚生活にマンネリを感じ、興味本位で出会い系アプリに登録をしたのがすべての始まり。マッチングした都内勤務の商社マンと初めて食事に行った際、既婚者であることをカミングアウトし謝ろうと思ったのですが、なんと彼も彼で婚約中だと言うのです。
大学時代から付き合っている彼女のため新鮮味がなく、生活にドキドキ感が欲しくてアプリをやっていたそう。それならお互いに依存しすぎず、割り切った関係を楽しめるのではと、〝どちらかがバレたら即関係終了〟を約束し不倫がスタート。
彼は婚約中の彼女とは遠距離だったため、私は夫に出張と嘘をつき、彼のマンションにお泊まりするなど、普通の恋愛と変わらない関係を楽しみました。その後、彼は予定通り結婚。新婚生活の邪魔はできないと思っていましたが、どうやら一緒に暮らし始めたら新婚早々喧嘩ばかりのようで、私とは以前よりも会う回数が増えました。生活を支えてくれている夫にバレないようにしながら、できるだけ長く彼との関係が続くといいなと思っています。
イラスト/沼田光太郎 取材/伊藤綾香 再構成/Bravoworks.Inc