ビールと聞いて一般的に浮かぶイメージといえば、のど越しや爽快さを味わうもの。でもそれは、日本で流通しているビールの約9割を占める「ラガー」タイプのビールに限ったことなんです。色、香り、味わいをゆったりと愉しめるビールがあることをご存知ですか?
それは、ビールの起源ともいえる伝統的製法で作られる「エール」タイプのビール。フルーティな香りと個性的で奥深い味わいが愉しめるエールビールの魅力をご紹介します!
そもそもラガーとエールの違いって?
ラガーとエールの違いは、ずばり「酵母」と「発酵温度」。ラガーは下面発酵酵母を使って低温(6〜15℃)で発酵させたもので、エールは上面発酵酵母を使ってやや高めの温度(20〜25℃)で発酵させたものです。
紀元前6000年ごろから起源をもつエールに対して、ラガーは15世紀に原型が誕生した新しい製造法。冷却機が発達した19世紀頃に急速に普及し、現在ラガーは世界のビールの主流となっています。
ラガーは心地よい苦味とすっきりとした喉ごしが魅力ですが、エールはフルーティで豊かな香りと個性的で奥深い味わいが特長。同じビールながら、味も香りも全く異なります。
エールの美味しい飲み方をご紹介!
エールの特長は香りの豊かさと奥深い味わい。飲み方を工夫するだけで、その魅力はよりいっそう際立ちます。
第一のポイントは、飲む温度。喉ごしと爽快さが特長のラガーは冷やすことでその魅力を引き出せますが、エールは冷やすことはもちろん、少しぬるくなってもゆっくりと愉しめます。
第二のポイントは、豊かな香りをより愉しむために、グラスに注ぐこと。チューリップ型のビアグラスやワイングラスに注げば、香りをより引き立たせることができます。
そして最後のポイントは、じっくりゆっくりと飲むこと。一人でも友人と会話を楽しみながらでも、ゆっくりと味わいましょう。
4月26日(金)発売、CLASSY.6月号の着回し企画「ビールもオシャレも爽やかな5月の着回しDiary」では、日本人の嗜好にあった“ジャパニーズエール”を目指した、サントリーの「ザ・プレミアム・モルツ〈香る〉エール」が着回しアイテムの一つとして(?!)登場します!
ぜひ、本誌182ページをチェックしてね!!
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