【FANTASTICS】澤本夏輝さんが「最近改めて大切さを実感した」というHIROさんの言葉とは？

—6月に開催された、有明でのアリーナライブ。FANTASTICSとして初の単独アリーナ公演はいかがでしたか？
3年前に決まっていたアリーナツアーが中止になってしまった想いも含め、みんなめちゃくちゃ気合いが入っていたんです。日々のリハーサルをブログやSNSでもアリーナへの思いを発信していたので、その熱がファンのみなさんに伝わってるな、と感じました。ファンの皆さんがこれまで応援してきてくださった熱と合わさって、すべてが最上級の盛り上がりでした。僕らが想像していた倍以上の声援もいただけて幸せでした。

—今だから話せる有明アリーナライブの裏話はありますか？
大樹くんにバラされちゃいましたが、初日に僕が出トチりました。衣装が暑すぎてステージ袖でくつろぎながらモニターを見ていたら、いつの間にか大樹くんがステージに上がっていて。その段階で僕は舞台上でスタンバイ完了していないといけなかったので、「大樹くんが出てる、ヤバい！」って。まあ、それだけ僕には余裕があったということです（笑）。結果、間に合いませんでしたが、それはそれで天才的なタイミングでステージに出たことになったので、まあよかったかなと思ってます（笑）。

—アリーナライブの構成にはどのくらいメンバーのみなさんの意見が反映されていますか？
全てのパートにメンバーの意見が反映されています。1曲目は何にするか、MCやダンストラックはどこに入れるかをメンバー全員で考えて、何度も作り直しました。披露する楽曲は一緒でも日によって構成を変更しましたし、東京と大阪でも演出を変えましたね。

—FANFAN三部作の集大成となるアリーナライブでしたが、澤本さんが絶対に盛り込みたかった曲や演出はありましたか？
『Can’t Give You Up』をパフォーマンスしたかったんです。でも、演出的にも曲の流れ的にもいきなりになってしまうね、と言う話になって、今回は他の曲になりました。アリーナツアーが実現したら、絶対に盛り込みたいと企んでいます。

—CLASSY.読者は、働く20代後半〜30代がメインです。仕事にも慣れてきた一方、キャリアに悩む人たちも多くいるのですが、澤本さんはお仕事で悩むことはありますか？
僕は毎日どのラーメンを食べようかに悩んでいます（笑）。仕事で言うと、この先FANTASTICSがどこに向かって行くのかなっていうのは考えますね。年齢的な焦りはなくなりました。ひとりの活動だったら焦っているかもしれないですが、僕にはグループという場所があるし、個人の活動もグループに還元できると思っています。僕の周りでも転職している人は多いですよ。弟も転職しています。2、3年勤務して、きちんとしたキャリアのベースがあれば信頼もついてくると思うし、転職して自分に合う場所で働けたらいいですよね。

—失敗したとき、落ち込んだときは自分の気持ちとどう向き合っていますか？
大樹くんも言っていましたが、僕も気にしないことがいちばんだと思います。ステージ上で反省して「明日は絶対に間違えないぞ」と次に繋げる。失敗しない人なんていないし、むしろ失敗した方がリスクヘッジや対処法も身につくから、自分のためになる。それはどんな仕事でも共通することなのかなって思います。

—夢を叶えるために、1番大切にしていることはなんですか？
僕はHIROさんがよく話してくださる「継続は力なり」がめちゃくちゃ大事だなと思っています。自分の中で続けようって決めたことを継続していると、ファンのみなさんとかメンバーにも熱や想いが伝わるし、必ず何かに繋がる。最近、この言葉の大切さを改めて実感しています。

—年々、後輩グループも増え、年下世代と関わる機会も増えていると思います。CLASSY.読者の中には、後輩との接し方に悩む人も多いです。澤本さん的“先輩の心得”を教えてください。
些細なことでも、とにかく褒める。僕がダンスを教えるとしたら、「うまいじゃん」とか「その動きいいね」とか積極的に口にするようにしています。そうすると心の距離が近づいて、自分のことをちゃんと見てくれてるんだなって後輩にも感じてもらえると思うので。でも全部褒めてたらナメられる可能性もあるから（笑）、ある程度関係性が築けたら、叱るときはちゃんと叱る。最初のうちは相手のことを知ろうとすること、そして褒めることが大事だと思います。

—転職やキャリアアップなど夢に向かってがんばるCLASSY.読者に向けて、メッセージをください！
キャリアアップにこだわりすぎず、自分が輝ける仕事ができることがいちばん。どの仕事にも辛いことはありますが、楽しく輝ける場所が見つかることは、その人のプラスになる。無理せず楽しんで働けるスタイルが見つかるといいな、と僕は思います。