7月からスタートするドラマ『転職の魔王様』で初共演している成田凌さんと小芝風花さん。スペシャルインタビュー後編では、ドラマに映画、舞台、バラエティと多方面で忙しく活躍されているお二人それぞれが考える〝ウェルビーイング〟についてお聞きしました
――「自分がハッピーになることで、自分だけでなく周りの人や社会もハッピーにしたい」というウェルビーイングな考え方をCLASSY.では発信しています。お二人が心がけている心身両面での〝ウェルビーイングなこと〟についてお聞かせください。
成田 僕は酵素浴を周りの人にお勧めしています。僕が行っているところは香りもよくて、一回入っただけで肌がすべすべになったんです。言葉で説明するのは難しいんですけれど体が温まって、体の中から外からどっちも健康になれる感じがして。僕も元々興味はあったけど機会がなく踏み出せなかったんですが、行ってみたらハマりました。サウナはシャキッとするので映画やドラマの撮影前に行くことが多いんですけど、酵素浴はすごくリラックスできて健康になった感じがするので、お休みの日に。ちょっとご褒美みたいな感じで行けたらいいなと。ただ、自分がいいと思ったものを人に勧めたいけど、しつこいとそれは押し付けになってしまうので、好きそうだなと思った人にサラッと1回くらい勧めます(笑)。
小芝 私はもう酵素浴のこと3回お聞きました(笑)。
成田 本当にいいから、1回くらいだったらチケット使ってもいいよ!(笑)
小芝 本当ですか?それは行きたいですね(笑)。私は楽しんでお仕事をすることですね。少し苦手意識があることを、「苦手だな」と思いながらやると余計にしんどく感じてしまうし、周りの人も察知してしまうと思うから、なるべく現場に入ったら楽しもうと心がけています。笑顔とか楽しい雰囲気って伝染するじゃないですか。みんなで楽しい作品を作って、見てくれた人がまた楽しい気持ちになってくれたらいいなと思います。
成田 現場の空気って出ますからね。でも、無理なくね。
――だいぶ関係性ができていますね。
小芝 まだ始まったばかりなんですけど、酵素浴のチケット1枚いただけるくらいの仲になりましたね(笑)。
――お二人にとって「これがあると頑張れる」「機嫌がよくなる」ような自分へのご褒美やイベント的なものはありますか?
成田 「本当に忙しかったけど今日仕事終わったら、友達と焼肉だ〜!」みたいな(笑)。あまりアクティブに外に出るタイプではないんですけど、久々に次の日休みの時に、美味しいごはんと美味しいお酒を友達と楽しんで、寝て起きたらたまってたバラエティ番組の録画を見るという目先の幸せがあるといいですよね。ごはんにあったお酒が好きなので、イタリアンだったらワイン飲んで、焼肉だったらビールとレモンサワー飲んで…こんな話をしていたら焼肉が食べたくなってきました(笑)。ジムに行った日は、お酒飲んだらもったいないなって思うようになって。行くまではめんどくさいなと思っていても、筋トレを始めると完全に気分がよくなってスッキリするので。ジム行ってサウナ行っての流れだったら最高に気分がいいですね。
小芝 私も美味しいごはん! 好きなのはポテトフライですね。ジャガイモが大好きで、よく食べています。コンビニでも見つけると「これ食べたい!」って買っちゃいますね。好きな食べ物が食べられていると頑張れるタイプです。家に帰ったらビール飲もうっていうのも楽しみの一つなんですけど、飲むと次の日鼻声になってしまうので(笑)、仕事の前の日は少しだけなんですけど、リラックスできるので好きですね。
――小芝さんは20代後半に入りましたが、これからの20代はどんなふうに過ごしたいですか?
小芝 そうですね、お仕事を楽しむというのは変わらないんですけど、旅行に行ったり友達と遊んだり、家族で出かけたり、お仕事とプライベートの両方を楽しめるようにしたいなと思っています。母をハワイに連れていきたいんです! 海外旅行は幼い頃にグアムに行ったことがあるらしいんですけど、バナナボートに乗ったことくらいしか覚えてなくて、それ以来行ったことがないので。アクティブになりたいという気持ちが最近芽生え始めていて(笑)、ちょっと休みができたらすぐ飛行機に乗るというのが目標です。
――成田さんはこの秋に30歳の節目を迎えますが、振り返ってみてご自身にとってどんな20代でしたか?
成田 21歳でこの仕事を始めたので、20代はもうとにかく〝仕事〟でしたね。短かったなとかあっという間だったなとかは全然なく、流れに身を任せていました。瞬間を生きてきた感じですね。たとえばドラマは撮り始めると4カ月〜半年かかるので、意外と一生でそんなにたくさんの数はやれないんだなというのが体感としてわかってきて。より一個一個の作品・演技を大事にしていこうと思いました。この仕事を始めて9年目になりますが、続けていると自然と先輩になっていくし、責任感も出てくるんですよね。最近はいつも「今回は責任重大だな」と思っています。「今年大事だな」って毎年言っています(笑)。「成田凌(30)」になるわけじゃないですか、そうなるとまた話が違ってきますよね。今に集中して生きていこうかなと思います。いろいろとやりたいことをどんどんやっていかないと。俳優の仕事以外にもちゃんと丁寧に生きていかなきゃなと思います。物を作ったり、健康に生きたり…地球と体に優しく生きていかないと(笑)。自分だけの地球じゃないぞっていう。
――地球にも身体にも周りに優しくしていくこともウェルビーイングにつながっていますね。
成田 あ、でも人に強要しないということを大事にしていきたいです。「酵素浴のチケットあるから! 日付教えてくれたら予約する!」みたいにはならないぞと(笑)。いろいろなことを熱意を持って紹介してしまうから、抑えてるんです。ちなみに僕はお勧めされたらすぐ試したい派です。
小芝 お勧めはいいけど、強要はダメということですね(笑)。
成田 このドラマが終わってから30歳になるまでまだ少しあるから、終わった瞬間に富士山登ろうかな。最近すごく自然を求めてるんです。家でチンパンジーのドキュメンタリーをずっと見てますね。タコとおじさんのドキュメンタリーもずっとNetflixで見てます(笑)。お笑いを一番よく見るんですけどね。バラエティ番組を見て、芸人さんのラジオを聞いて。そう思うと、日々周りに助けられていますね。
成田凌
‘93年生まれ。埼玉県出身 ‘14年に初出演したドラマ『FLASHBACK』で主演を務め、以降、映画『キセキ-あの日のソビト-』ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-THE THIRD SEASON』、NHK朝ドラ『おちょやん』など多数の作品に出演。’18年映画『ビブリア古書堂の事件手帖』『スマホを落としただけなのに』で第42回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞。大ヒット映画『君の名は。』では声の出演も務める。
小芝風花
‘97年生まれ。大阪府出身 ’12年『息もできない夏』でテレビドラマデビューし、’14年の映画『魔女の宅急便』で主演、同作で第57回ブルーリボン賞新人賞を受賞。以降、’16年NHK朝ドラ『あさが来た』や主演作『妖怪シェアハウス』シリーズ、ドラマ『彼女はキレイだった』『波よ聞いてくれ』など多数の作品に出演。『ぐるぐるナインティナイン グルメチキンレース ゴチになります!24』などバラエティ番組にも出演中。映画『レディ加賀』が公開待機中。
『転職の魔王様』
転職エージェント会社「シェパードキャリア」を舞台に、〝転職の魔王様〟の異名を持つ毒舌敏腕キャリアアドバイザー・来栖嵐(成田凌)が求職者の悩みを辛辣な言葉で一刀両断しながらも働く自信と希望を持たせる〝転職〟爽快エンターテインメント。来栖の相棒となる未谷千晴を小芝風花が演じる。原作/額賀澪 毎週月曜22時(カンテレ・フジテレビ系全国ネット)7月17日(月)放送スタート。
【成田さん着用衣装】スーツ¥180,000シャツ¥30,000<ともにオーダー価格>(ともにアイルビー03-6804-2704 )時計¥913,000(グランドセイコー/セイコーウオッチお客様相談室 0120-302-617 )
撮影/木村 敦 ヘアメーク/反町雄一(小芝さん) スタイリング/伊藤省吾<sitor>(成田さん)、森宗大輔(小芝さん) 取材/門脇才知有 構成/中畑有理(CLASSY.編集室)