CLASSY.読者のお悩み1位になることも多い、転職について。今とは違う、本当にしたかった仕事をしたい…そう思い始めるのが30代なのかもしれません。実は転職市場の約半数を占める他業種・他職種への転職を叶えた4人に聞きました。
アクセンチュア・齋藤ひろのさん
日系通信会社からコンサルティング会社へ
齋藤ひろのさん
1997年生まれ。東京都出身。青山学院大学国際政治経済学部卒。スピード感を持ってキャリアアップすべく、2年目でアクセンチュアに転職。
\齋藤ひろのさんのHistory/
2020年4月|日系の大手通信会社に新卒入社
サービスマネージャーとして、自社サービスのコンサルティングに従事。
2021年2月|転職活動開始
配属先が希望するポジションではなかったこともあり、自分が思い描くキャリアとのギャップを感じ始める。経験を生かし、ITコンサルティングに焦点を当てて転職活動。
2021年4月|アクセンチュアに内定
リクルートエージェントの紹介で選考を受けたアクセンチュアに内定。
2021年7月|テクノロジーコンサルティングとして入社
2023年5月|社内の空きポジションに応募できる「キャリアズマーケットプレイス」で異動
社内支援制度を活用し、さらなるキャリアアップを目指す。「自分のキャリアは自分で描く」文化が根付いているためサイトを活用して異動する社員も多い。
転職前は...
「自分で自分のキャリアを選びたい。だから転職を急ぎました」
柔軟な環境でスピード感を持ってキャリアアップしたい
テクノロジーで変革を起こす事業に興味があり、新卒で日系の通信会社に入社しました。海外在住経験があるので駐在も見据えていたのですが、希望する部署に配属されず、すぐに思い描くキャリアとのギャップを感じ始めました。日系企業は、配属されると3〜4年は同じポジションに留まる傾向が強いので異動は叶わないと思い、1年目の2月にはリクルートエージェントに登録し、転職活動を開始しました。
受けたのは、エージェントに紹介されたアクセンチュアと友人に勧められた外資系企業の2社。前職の見識や業務経験を生かせ、今後さらに仕事の域を広げたいと思い、結果的に内定をもらったアクセンチュアに入社しました。外資を選んだのは、スピード感を持ってキャリアアップがしたかったから。日系だとどうしても年功序列になりがちですが、アクセンチュアには若手マネージャーも多数在籍し、努力がキャリアに直結できる職場にも惹かれました。1社目では、自分でキャリアをコントロールできないもどかしさがありましたが、その経験があって改めて「自分で自分のキャリアを選びたい」という想いに気づくことができた。以前はどうしたらこの環境から抜けられるかばかりを考えていましたが、自分でキャリアをデザインできる今は、前向きに仕事に向き合っています。
希望のプロジェクトに自ら手を挙げ、部署を超えた多様なメンバーと働くことができるアクセンチュアの柔軟で主体性のある働き方に触れて、将来的には会社経営をしてみたい、という新たな目標もできました。1年目で転職、というと時期尚早なイメージもあるかもしれませんが、私自身は早めにアクションを起こしてよかったと捉えています。社会人経験が長くなればなるほど、未経験転職のチャンスは減ってしまうから、早めに決断して未経験採用を有効活用するのもひとつの手段だと思います。
私の転職「ココがよかった!」&「こうすればよかった…」
満足しているのは自分でキャリアデザインできる環境で働ける点。転職の際、もっと様々な企業をリサーチしてもよかったのかなと思います。
撮影/杉本大希 取材/坂本結香 再構成/Bravoworks.Inc