【東京、気負わず行ける店】友達と、彼と…「注目のエスニック」おすすめの新店２つ

今月は東京でおすすめしたいエスニック料理が楽しめるお店を２つご紹介します。

1.八丁堀で「友人と」

ハーブとスパイスの香りが広がるアジア諸国の味を洗練された一皿に

時代を感じるビルの階段を上がると、レトロな照明やポスターが彩るアジアンテイストな空間が現れます。代々木公園エリアで人気を博する「ヨヨナム」「ピポンペン」の姉妹店としてオープンした「椎數莊」には、タイやベトナム、台湾を中心としたアジア諸国からピックアップした〝いま食べたい！〟メニューが勢揃い。無化調で仕上げた優しい味わいに合わせてナチュラルワインを幅広く揃え、ハーブやスパイスを効かせたオリジナルカクテルも楽しめます。開放感あふれる屋上でビアガーデンを開催中なので、Instagramをチェック！

カラフルなビジュアルも楽しい看板メニューはタイ風の混ぜご飯。海老の発酵調味料〝カピ〟の旨みたっぷりのご飯と豚肉や干し海老、野菜を混ぜ合わせ、ライムをきゅっと搾って。甘辛、酸味、香りが一体となって口いっぱいに広がる。カオクルックカピ￥1,500

蒸し鶏にミントとパクチーを合わせ、自家製ヌクチャムのドレッシングでさっぱりと。蒸し鶏のパクチーサラダ￥900

五香粉で味付けした鶏むね肉をタピオカ粉の衣でカリッと揚げ、スパイシーに仕上げた一品。香り豊かな料理におすすめなのは、有機エルダーフラワーからつくる微発泡ワイン「ラ・リモ・ダンヌ」。台湾屋台のスパイシー鶏排￥1,000。

2.恵比寿で「彼と」

タコスの新境地を体感できる魚介をテーマにしたフルコース

旬の魚を使い、カウンターから一品ずつ供されるおまかせコース……まるで寿司屋を思わせるスタイルの「TACOS BAR」は、作り立てトルティーヤ×日本の食材で革新的なタコスを提案した「LOS TACOS AZULES」のオーナーシェフ、マルコ・ガルシアさんの新店です。メキシコ在来種のコーンを自家製粉し、オーダーごとに銅板で焼くトルティーヤの風味は格別！そこにマリネ、グリル、フライなど様々な調理で仕上げた魚介、オリジナリティあるサルサを合わせて、驚きと楽しさに満ちた味わいや香り、食感を生み出しています。

多くの名店が支持する静岡・焼津「サスエ前田魚店」から仕入れた桜海老を香ばしく揚げてワカモレに重ね、ほんのりとチリが効いたフレッシュトマトのサルサをかけて。

一口サイズのトスターダは、フレッシュな帆立に苺をベースにした甘酸っぱいサルサが意外な好相性。

フラウタスと呼ばれる揚げ巻きタコス。生地にたでの葉を練り込むことで、稚鮎の味わいを引き立てている。料理はすべて￥15,000のおまかせコースより

撮影／上田佳代子　取材／首藤奈穂　再構成／Bravoworks.Inc