【SixTONES・初単独東京ドーム初日最速レポート】YOSHIKIさんも登場!「慣声の法則 in DOME」
発売中のCLASSY.5月号スペシャルエディションでカバーを飾っていただいた松村北斗さんを始め、メンバーの皆さんがCLASSY.に登場するたびに大反響のSixTONES 。4月21日に東京ドームで開催された『慣声の法則in DOME』の様子をお届けします。
全国アリーナツアー『慣声の法則』の追加公演として発表された、SixTONES初となる単独ドーム公演『慣声の法則in DOME』。CLASSY.5月号の松村さんのインタビューで「謙遜するのが難しいくらい、めっちゃいい!」と言っていたアリーナ公演のセトリを、さらにブラッシュアップしたという公演に開始前から熱気が高まります。
定刻の18時、ドーム内をレーザー光線が飛び交い、メンバーカラーに輝く6台のリフターが上下。同じく6台のサーチライトが客席とドームの天井を縦横無人に照らす派手な演出のあと、アリーナ公演の象徴だった6つの顔型の大岩(フェS/フェイス)がメインステージの上方に浮かびあがり、岩の口が開いてメンバーが登場! 声出しもすっかり元に戻ったteam SixTONES の大歓声のなか、東京ドーム公演が幕を開けました。
ドーム公演からお披露目された新衣装は、ファーとゴールドチェーンをあしらった白基調のゴージャスなスタイル。アカペラで6人のハーモニーを聴かせる『Overture -VOICE-』のオープニングに続き、炎の特効が鳴り響いた後にパフォーマンスされたのはJr.時代からの人気曲『Amazing!!!!!!』。音源化されていないため、ライブでしか聴けない貴重なパフォーマンスに、楽曲が始まった瞬間から会場は最高潮な盛り上がり。やはりJr.時代の人気曲『IN THE STORM』や『Boom-Pow-Wow!』など最初からハードなチューンでたたみかけます。曲ごとにメインステージからセンターステージ、バックステージへと歌唱しながらゆっくり堂々と歩く6人の姿は、初単独ドームとは思えない貫禄さえ感じさせました。
幕開けの挨拶はほぼいつも通り。いい意味で、初ドームという気負いを感じさせません。ジェシーさんの「東京ドーム! 水道橋! 後楽園!」と煽った後の「どうもジェシーのSixTONESです。逆だね!」も、京本大我さんの「ヘイヘイ! ヘイヘイ!」という煽りのコール&レスポンスも、松村北斗さんの「いらっしゃいませ〜。いらっしゃいませ~。画面タッチいいですか? ピッ! 後ほど~」もお馴染みの挨拶。森本慎太郎さんの「はいどうも! SixTONES 『慣声の法則in DOME』にようこそ! まだまだ声出せるんじゃないでしょうか!」という元気な声にも、髙地優吾さんの「上の方、こんなもんか⁈ スタンド、こんなもんか⁈ アリーナ、こんなもんか⁈」という煽りにも、いつもはSっけ溢れる田中樹さんの「お待たせ~! お待たせ~! 今日は夢の東京ドーム。俺らとみんなの声しかしない、最高だろ⁈」というキュン発言にも大盛り上がり!
アリーナツアーと同じ、スタッズやストーンを散りばめたド派手なストリート系ファッションにチェンジした後は、アルバム『声』からの楽曲『Risky』や森本さんと田中さんのユニット曲『OPA!』を披露。『オンガク -声ver.-』の「手を取りあって~」の歌詞に合わせて、円陣を組んだ6人が手を重ねたパフォーマンスでは嬌声があがりました。新曲の『ABARERO』のカップリング曲『Drive』では、髙地さんがマイク付きのハンドルを握るジープに乗って、アリーナ外周を一周し、ファンサービス。メインステージに戻ったところで、SixTONESの「原点回帰」という最新シングル『ABARERO』を全力パフォーマンス。息も整わないまま、MCに突入。田中さんの「はあ、はあ。本当にゆっくり座ってください。僕らもデビュー3年目のアラサーです」という言葉とともに、メンバー6人もメインステージの階段に座り、いつものわちゃわちゃ感満載のロングトークが始まりました。
個人活動もめざましいSixTONES。6人の出演作の告知だけでも、たっぷり時間がかかります。3人交代で衣装の着替えが終わってもなんだかんだとトークしていたら、突然ステージが暗転。MCが長すぎてスタッフに照明が消された前例もあるSixTONESのこと、てっきりそうかと思いきや、メインステージにピアノを弾くシークレットなゲストがライトアップ! デビューシングル『Imitation Rain』を楽曲提供したYOSHIKIさん(X JAPAN/THE LAST ROCKSTARS)が登場しました!
昨年5月21日(土)放送の『SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル』にYOSHIKIさん(X JAPAN/THE LAST ROCKSTARS)が出演した際、SixTONESがドーム公演をする時はゲスト出演するというメンバーとの約束を守ってくださったそう。YOSHIKIさんが「ドームを紅に染めて」という言葉とともにX JAPANの楽曲『紅』を弾き始めると、客席はペンライトで真っ赤に染まり、京本さんが即興で『紅』のサビのフレーズを歌唱。お待ちかねの『Imitation Rain』ではピアノとドラムを演奏するYOSHIKIさんの周りを6人が囲んで熱唱し、夢の競演が実現しました。
パフォーマンスが終わった後は、YOSHIKIさんが私物のスマホを使って全員でセルフィー(自撮り)を撮ったり、「もうひとつ夢を叶えたい」というジェシーさんの発案で『Drive』の演出で使った髙地さんが運転するジープにYOSHIKIさんも一緒に乗って会場を一周したり、その様子を最近カメラにハマっている京本さんが撮影していたり。思いがけないスペシャルコラボにteam SixTONESも大喜びでした。
ライブ後半は、それぞれの個性が際立つブルー系のセットアップに着替え、ジェシーさんと松村さんのユニット曲『愛という名のベール』でスタート。「大きくズドン!小さくズドン!」のコール&レスポンスも楽しい『Mr.ズドン』も復活し、京本さんと髙地さんのお洒落でポップな『ラ・ラ・ラ・ラブストーリー』ではその可愛さに胸キュン!
金モールを飾った真っ赤な新衣装にチェンジした後は、『S.I.X』で始まる怒涛のメドレーが始まります。ドーム公演からセトリに加わった『Telephone』や『RAM-PAM-PAM』で大歓声が起き、『WHIP THAT』ではドームを揺らすジャンピングで恒例のクラブ状態!激しいダンスで魅せる『Outrageous』では会場の熱気もマックスに。
アンコールではそれぞれの個性を生かし、盛り盛りにカスタマイズしたツアーTシャツにチェンジ。『この星のHIKARI』をteam SixTONESで大合唱。アンコール最後の『彗星の空』では、いつも通りに笑って楽しんでパフォーマンスしていたジェシーさんが感極まった瞬間もあり、それを見たメンバーが涙をぐっとこらえる表情も感動的でした。最後は「ちょっとグッときてしまった!」と笑顔でバイバイしたジェシーさん。ドーム公演は通過点というSixTONESですが、単独初ドームにふさわしいSixTONESの魅力が凝縮した2時間50分でした。
SixTONES 初単独ドーム公演『慣声の法則 in DOME』
全国アリーナツアー『慣声の法則』の集大成として追加公演された、SixTONES初となる単独ドーム公演。ツアータイトルには「すべての物体は外部から力を加えられない限り動かない」という『慣性の法則』をもじって、SixTONESは「ファンの声の力が作用して前に進む」という意味を込められている。 ‘23年4月15日(土)~16日(日)京セラドーム大阪、4月21日(金)~23日(日)東京ドーム。5公演合計255,000人動員予定。アリーナツアーからの総動員予定数・全国8か所31公演合計526,000人動員。
9thシングル『ABARERO(アバレロ)』
誰にも止められない衝動やあふれ出す本能を解き放つ、型破りな“超攻撃型”HIPHOPチューン。表題曲と共に『彗星の空』『Hello』などカップリングの新曲すべてがSixTONESにとっての「原点回帰」であり「現在地」であり「未来への展望」となっている。全3形態にて発売中。6月14日には、ドラマ「だが、情熱はある」の主題歌でもある10枚目となるシングル「こっから」をリリース。
撮影/和佐田美奈子 取材・文/駿河良美 構成/CLASSY.編集室