SixTONES・松村北斗さん「誰1人おまけじゃないというか、全員が主戦力になろうと頑張ってるところがSixTONESの魅力」
お待たせしました!大好評シリーズ「後輩の松村くん」が1年ぶりにカムバック。今回は、今まで絶好調だった松村くんに初のピンチが訪れて…!?インタビューではSixTONESのニューシングル『ABARERO』についてのお話、そして初の単独ドーム公演に向けての思いも語ってくれました。今回は『CLASSY.』2023年5月号に掲載した内容を特別にご紹介します。
「全員が主戦力になろうと頑張ってるところがSixTONESの魅力だと思う」
―超攻撃型HIP-HOPチューンという『ABARERO』。どんな楽曲ですか?
「SixTONESが今やるべき音楽として、表題曲選びからメンバーの意見を取り入れてもらいました。シングルの表題曲としてはもっとポピュラーな感じの候補もあったけど、この先もずっと続くSixTONESの音楽をイメージづけるために選んだ、原点回帰ともいえる曲です。相当攻めたパワーを感じる楽曲になってます」
―レコーディングで歌った印象は?
「喉がつぶれそうになります(苦笑)。HIP-HOPなのでラップ調ですけど、より気持ちが重要になってきますね。どれだけ攻めた心で歌えるかが、音に出るなと思いました。その瞬間にきちんとキャラを入れて歌うというのかな、歌詞を読み取るというより、どういう感情を乗せて歌うかが大切だなと感じましたね」
―『ABARERO』には、SixTONESのどんな魅力が表現されていますか?
「SixTONESって曲によっていろんな方向性があると思うんです。前作シングル『Good Luck!』も『ふたり』も含め、これまでの曲はどれもSixTONESらしく落としこめていると思うけど、『ABARERO』はいちばん居心地のいいところにあるというか、ど真ん中にある楽曲。Jr.の頃からやっていたオラオラ、ゴリゴリ系の曲で、MVもかなりカッコいいと思います。ノリやグルーブ感を重視したSixTONESダンスで、歌も踊りも『こういうのを待ってた!』と思ってもらえるんじゃないかな」
―4月にはアリーナツアー『慣声の法則』の追加公演として、初の単独ドーム公演が決定。今の思いはいかがですか?
「今回のアリーナツアーのセットリストは謙遜するのが難しいくらいにめっちゃ良くて、自分たちでもびびっちゃっていて(笑)。毎公演、終わった後に『本当、今回のセトリいいよね!』ってメンバーで言い合っているくらい。それをうまくドームサイズに持っていけたら、たぶん一発でドームライブってものをつかめると思うんですよね。正直、どこも減らしも増やしもしたくないんだけど、今のままではステージセットも小さいし、外周一周するだけでも今の曲だけじゃ足りないから変えざるを得ない。だったらアリーナでやれば?って言われそうだけど(笑)、ファンの方から『その回のライブに入りたかった!』って声をよく聞くんですね。ライブってその場で生まれるものが違うし、お客さんの熱の上がり様も違ったりするけど、ドームなら多くのファンの方と同じ一つの公演を共有できる。ファンの方に喜んでもらうには、会場を広げるのも大事なんだなって思います」
―松村くんが考えるSixTONESならではの強みや良さって何でしょう。
「いちばんいいなあと思うのは、お互いの表現を否定しないこと。グループで一つのものを表現するとき、全体をどう見せたいかの共通認識はありつつ、個人を見たときも説得力やカッコよさがあるように個々で責任を持つ。それによって生まれたパフォーマンスは奥行きがあっていいなあって僕は感じますね。1つの答えじゃなく6人がいるって実感できる。誰1人おまけじゃないというか、全員が主戦力になろうと頑張ってるところがSixTONESの魅力かな」
Hokuto Matsumura
’95年6月18日生まれ 静岡県出身 血液型B型⚫SixTONESとして、’20年1月『Imitation Rain』でCDデビュー。俳優としても活躍し、最近の主な出演作はドラマ『カムカムエヴリバディ』『恋なんて、本気でやってどうするの?』、映画『ライアー×ライアー』『ホリック xxxHOLiC』『すずめの戸締まり』(声の出演)など。映画『夜明けのすべて』が’24年2月公開予定。SixTONES初の単独ドーム公演『慣声の法則in DOME』が京セラドーム大阪と東京ドームで4月に開催。
SixTONES 9th シングル『ABARERO(アバレロ)』
待望の9thシングルは、誰にも止められない衝動やあふれ出す本能を解き放つ型破りな〝超攻撃型〟HIP-HOPチューン。表題曲やカップリングの新曲すべてがSixTONESにとっての「原点回帰」であり、「現在地」であり、「未来への展望」となっている。全3形態で4月12日(水)リリース。
取材・文/駿河良美 再構成/Bravoworks.Inc