昔はもっと恋愛が楽しくて、未来もきっとうまくいくと思ってた。私はいつからこんなに臆病になってしまったんだろう?今年を恋愛の飛躍の年にしたいなら…一歩踏み出しましょう。愛すべき不器用な、震えるウサギさんたちにこの企画を捧げます。
【CASE】道を外した私
学生時代や20代前半までは、人生も恋愛も分かりやすい最適解があったはず。幸せのカタチも多様な今の時代は、人と比べて落ち込むケースも増えるかも。自分自身と向き合うことを恐れず、少しでも前進してみて。
<お悩み1.>姉は結婚して順調…。彼氏だけでも早く見つけたい
4つ上の姉は20代早々に結婚し、子供が2人いて戸建ても購入、まっとうに生きています。その半面、現在彼氏もいない私に両親も親戚も苦笑しています。学生時代は姉より真面目で優秀で何でもできた私が…どうして!いつ人生逆転されてしまったんだろう。取り急ぎ、彼氏だけでも早く見つけたいです。――商社勤務・31歳
<お悩み2.>遊びではなく、本命の彼氏が欲しい…
学生時代から付き合っていた彼と仕事で遠距離になって破局してから、たがが外れたかのように不特定の男性と体の関係を持つように。いわゆるセフレが複数います。一時的に心がほわほわと満たされるし、お互い束縛もなく楽といえば楽なんですが…ふとした瞬間虚しくなるし、本命の彼女の話を聞くと凹みます。そろそろちゃんとした彼氏がほしいです。――会社受付・29歳
〝まず見つけるべきは彼氏じゃなくてたくさんの男友達。ただ、男兄弟を作ってはダメですよ〟
この2人に伝えたいのは、まず男友達を作りなさいということ。「彼氏がほしい」とみなさん言いますが、飛躍しすぎています。なぜかというと、将来のベストパートナーってベストフレンド的な男性がうまくいきやすいからです。一目惚れで生まれる恋ももちろんありますが、友達関係から育む恋もオススメですよ。もしいい感じの男友達に彼女がいたら、さらに男友達を紹介してもらえばいいんです。ひとつだけ気をつけることは、簡単に体を許してはいけないということ。男友達は作っていいけど、男兄弟を作ってはダメ!体の関係を持たず、対等に、本音で語り合える男友達を作れば、きっと今感じている焦りも消えるはず。
臆病な私たちを抱きしめてくれるお姉さんは…
クリス-ウェブ佳子さん
モデル・コラムニスト。4年半にわたるニューヨーク生活で養った国際感覚と、バイヤーやPRなど幅広い職業経験で培われた独自のセンスが話題となり、2011年より10年間『VERY』の専属モデルとして活動。2017年にエッセイ集『考える女(ひと)』(光文社刊)、2018年7月にトラベル本『TRIP withKIDS こありっぷ』(講談社刊)を発行。二女の母。Instagram @tokyodame
イラスト/しず華* 取材/佐藤かな子 再構成/Bravoworks.Inc