アナウンサーとしての仕事に邁進する一方、“新たな可能性を模索したい”という想いからアパレルブランド「Audire(アウディーレ)」のプロデュースも手がける日本テレビの郡司恭子さん、杉原凜さん、忽滑谷こころさん。忙しい毎日でも“ウェルビーイング”に過ごすために、心がけていることは? アナウンサーたちの笑顔の裏に隠れた秘密を探ってみました。
「鏡の自分に微笑むことができるかどうか」を大切にしています
ーみなさんが、心も体も満たされて“ウェルビーイング”を感じるのは、どんな時でしょうか?
郡司さん:私は、鏡をパッと見た時に自分に微笑むことができる時。朝出かける前に鏡を見て、自分自身ににこやかに微笑むことができるかどうかを大事にしていますね。悲しい時って鏡を見ることもないし、余裕がないと鏡を見る時間もない。鏡に向かって微笑むことができるのは、余裕の表れだと思うんです。心のどこかに周囲の人も自分を思いやる余裕がある状態だと、「今、心地よい私でいられているな」って感じます。
忽滑谷さん:郡司さんみたいに素敵なことは言えないんですけど…(笑)。私が心地よいなって思うのは、健康的な生活をしているときです! 「今、自分の体にいいことをしている」という瞬間に心地よさを感じます。朝ちょっと早く起きられたり、休みの日にだらだらせずにさくっとジムに行けたり、ご飯を選ぶときちょっとヘルシーなチョイスができたり。自分の体や心に対して良い選択ができた時はすごくいい気分になりますし、なんだか余裕も持てる気がして。それが周りにも良い影響を与えてくれているような気がするんですよね。
“インプットする時間がない”と感じたら黄色信号!
ーとっても素敵です! 杉原さんはどうでしょうか?
杉原さん:私も“自分に余裕があるかどうか”は大切にしていますね。余裕が持てている時は、周りにもいい影響を与えられそうだなって思っています。元々インプットすることが好きで、映画を観たり、本や漫画を読んだりしている時間が好きなんです。でも、スケジュールがいっぱいで自分に余裕がなくなると、インプットする時間もなくなってしまって…。好きなことができない状態が続くと、自分が嫌になってしまったり、自己肯定感が下がってしまったり。そうすると周りにいい空気感を与えることもできなくなってしまう。それを避けるためにも余裕のあるスケジュールを意識したり、思考をリセットする時間を作ったりするようにしています。
後輩の仕事をサポートしてくれる…先輩アナの優しさに感激
ーそれこそCLASSY.世代では、職場の人間関係も悩み事のひとつに挙がることが多いですが、日テレアナウンス部は“ウェルビーイング”な職場ですか?
忽滑谷さん:お二方はもちろん、みんな本当に優しいです。大きなイベントの時にはみんなで助け合いながら取材の準備をするのですが、年末年始は先輩方もみんな忙しくて、自分の仕事が手に負えなくなってどうしよう…って途方に暮れたことがあって。それに気づいた杉原さんが、自分の業務の時間を削ってまで手伝ってくださったんです。それで私は無事取材を終えることができたんですけど、自分もすごく忙しいだろうにすごいなって。
郡司さん:女性が多い部署なので、厳しそう難しそう、と見られがちですけど、実際はそんなことなくて! もちろん先輩が後輩にきっちり指導することはありますが、後輩が先輩に相談したり、先輩が後輩に意見を求めたりすることもよくある。お互いに話しやすい環境だとは思っています。年次の違いで先輩後輩はあるけれど、上下関係というよりは同僚であり仲間という感じ。いい関係性だなって思いますね。
杉原さん:確かに、会社の中では先輩と後輩だけど、会社を出ると友達みたいな関係かもしれないです。プライベートで遊んだり、出かけたりもしますよね。
忽滑谷さん:会社員とはいえ、私たちの仕事って、名前と顔が世に出ているので少し特殊。なので、同じ職種の先輩方や後輩に意見を聞けたり相談できたりする今の環境はとてもありがたいですね。アナウンス部のみなさんは、自分が生きて行く上でいなければ困る存在です!
ーーーーーーーーーー
取材現場に到着する際にもトークを弾ませていて、その関係性のよさが際立っていた3人。もともと仲がよいと聞いていた日本テレビアナウンスチームでしたが、風通しがよい雰囲気を感じるインタビューとなりました。“ウェルビーイング”インタビューの後編では、職場での人間関係やキャリアの展望について語ってもらいます!
撮影/杉本大希 取材/石津愛子 編集/宮島彰子(CLASSY.ONLINE編集室)