九州最南部で、鹿児島湾(錦江湾)の東岸に位置する大隅半島。西岸には向き合うように薩摩半島があります。鹿児島県曽於(そお)市以南の垂水市や鹿屋市などに加え、宮崎県の一部も含まれる大隅半島から、今回は鹿児島県エリアを特集します。鹿児島県のトレードマークでもある桜島、100万本のバラが咲くかのやばら園やウミガメの産卵地として知られる辺塚海岸など、大自然の観光地に恵まれたこの地域には魅力的なグルメも盛りだくさん。今回は、この地域の数ある特産品のなかからCLASSY.ONLINEが厳選した「お取り寄せグルメ5選」をご紹介します!
1.「幸福豚ハンバーグ・ソーセージ詰め合わせ」¥5,400(税込)
ふくどめ小牧場
手作りのハンバーグとソーセージ3種がセットになった「幸福豚ハンバーグ・ソーセージ詰め合わせ」。製造するふくどめ小牧場は鹿屋市にある家族経営の養豚場で、ヨーロッパでは“幻の豚”と呼ばれている「サドルバック」と、それを品種改良して作ったオリジナル豚「幸福豚」を飼育しているのが特徴です。その管理は徹底されており、エサは自家配合した飼料を、水は新鮮な地下水を与えて、ストレスの少ない環境でのびのびと育てています。こうした手間暇をかけることで脂の旨みがたっぷりで柔らかな肉質の幸福豚を作り上げます。この最高級のお肉を加工するのは、一流の腕前を持つシャルキュティエ・福留洋一さん。ドイツで8年間修行し、国家資格であるマイスターを取得した日本では数少ない凄腕の一人。
「幸福豚ハンバーグ」は、赤身、すね、背脂、頬脂などの部位を合わせたお肉に、甘く炒めた玉ねぎを混ぜた人気商品。素材の味を活かすため、スパイスは塩、胡椒、ナツメグのみ。シンプルな味付けながら、その味はソースがいらないほど濃厚で、幸福豚そのものの旨味の強さに驚かされます。さまざまな調理ができるのも、この商品の魅力。おでんのタネや鍋料理、ミートボールにしても美味しくいただけますよ。
ソーセージは、パリッとして歯ごたえのある「あらびきソーセージ」。にんにくとにらの香りが食欲をそそる「にんにらソーセージ」。シンプルなドイツ風ソーセージ「ブフェルツァー」。カリカリに焼いて食べる焼きソーセージ「ニュールンベルガー」。以上の4種類のソーセージから、おまかせで3種類が届きます。
2.「だいたんなゼリーとだいたんなショコラの組み合わせ6個セット 」¥2,640(税込)
31℃LINE花子
「だいたんなゼリーとだいたんなショコラ」というネーミングに、どこが“だいたん”なんだろう?と思われた方も多いのでは。じつは、南大隅町が誇る2つの柑橘「辺塚(へつか)だいだい」と「たんかん」を掛け合わせているのです。南大隅町の観光名所・雄川の滝の入り口で「aqua base cafe」を営む31℃LINE花子がつくる、このゼリーとショコラには、皮も果実もグリーンで酸味が強い辺塚だいだい、みかんのようにオレンジで甘みの強いたんかん、それぞれの魅力が詰め込まれています。
「だいたんなゼリー」に使われる果汁は、たんかんのツブツブ感を味わってもらえるように、機械を使わず完全手絞り。さらに、オーブンで乾燥させた果皮を砕いて加えています。辺塚だいだいは、ゼリーだけでなくクリームにも混ぜられており、爽やかな酸味を演出しています。
「だいたんなショコラ」は、2種類のクーベルチュールに辺塚だいだいとたんかんの果汁を加えたビターなムース。食感を楽しんでもらえるように、カカオチップが練りこまれています。柑橘とチョコレートの相性は抜群で、チョコレート好きにはたまらない味わいになっています。
3.「kotobukicheese バラエティBOX 6種類 ¥4,000(税込)
Kotobuki cheese
KOTOBUKI CHEESEは本土最南端にあるチーズ工場。運営母体である寿商会は昭和28年創業の老舗飼料販売会社で、その自社飼料で育てられたジャージー牛などの搾りたての生乳からチーズ作りが始まったそう。最大の特徴はミルクの豊かな風味と優しい味わい。雑味がなくナチュラルな味わいが評判で、「Japan Cheese Awards(ジャパンチーズアワード)」受賞商品も多数輩出しています。
なかでも「バラエティBOX 6種類」は、チーズ職人のこだわりが詰まった人気No.1商品。
4.「母の手作り桜島巻き(大) ¥4,800(税込)
みなみ水産 冠八屋
垂水市は養殖カンパチの生産量日本一を誇る街。脂の乗った上品な白身はお刺身でいただくのが定番!
…ですが、「カンパチは加工品にしても美味しい!」という魅力を広く伝えるため、カンパチの味噌漬けや瓶詰めなどを製造するみなみ水産冠八屋が、「母の手作り桜島巻き」を生み出しました。カンパチを昆布巻きにして、大隅半島の無添加醤油と奄美徳之島の黒砂糖で煮染めた、どこか懐かしさを感じる味わいが特徴です。三角形のフォルムは鹿児島県のシンボル・桜島をイメージしたもの。昆布巻きのなかには、カンパチだけではなく、にんじんやごぼう、地元・垂水で採れたインゲンが。野菜の食感がシャキシャキとしていて食べるのが楽しくなります。
鹿児島県の第51回水産物品評会で、水産団体長賞を受賞したこの商品は、“母の手作り”という名前の通り、みなみ水産冠八屋社長の和田さんのお母さんがひとつひとつ手作りしたもの。「召し上がる方の体のことも考えて作った」という母の愛が最大の隠し味になっているのです。
5.「kiitos チョコレート(スムースタイプ/クランチタイプ) 各種 ¥864~1,080(税込)
kiitos
鮮やかなデザインと桜島をイメージした台形型のチャーミングなパッケージが目を引くkiitosのチョコレート。鹿屋市にあるこのお店は、カカオ豆から一枚のチョコレートを作り上げる“ビーン・トゥ・バー”のチョコレート工房です。使用する材料は、カカオ豆ときび砂糖のみ(2022年より鹿児島県喜界島産の黒糖へ切り替え試作中)。5カ国6地域から取り寄せたカカオ豆の個性を最大限に引き出すため、豆の選別、焙煎、粉砕から最後の包装に至るまで全工程を手作業で丁寧に作り上げています。
現在、定番商品として販売しているチョコレートは7種類。いずれも口どけ滑らかなスムースタイプと、ザクザクとした食感が楽しいクランチタイプの2種類があります。(「コーヒー」のみ、スムースタイプの1種類)
「ガーナ」は、カカオとナッツの香りが強い、初心者にも馴染みやすい定番チョコレート。
「トリニダード・トバゴ」は、牛乳不使用なのにミルク感をしっかりと感じられます。
「コスタリカ」は、レモンのような爽やかな酸味とふくよかな甘みが特徴。
「ベトナム」は、干し柿のようなとろみと甘みを味わうことができる不思議なフレーバー。
「ペルー・グランチリリケ」は、希少なホワイトカカオを使用し、柑橘のような香りが漂います。
「ペルー・ヤパテラブランコ」は、ホワイトカカオとアマゾン地域のカカオを掛け合わせたハイブリッド種の豆を使用。青リンゴのようなフレーバーと、紅茶を飲んだ後のような余韻が特徴です。
「コーヒー」は、福岡県久留米市にある「COFFEE COUNTY」のコーヒー豆を使用して作った商品。チョコレートにコーヒーの酸味や香りがそのまま溶け込んでいます。
【半島は日本の台所】
日本全国の半島の食文化を新発見するために誕生した、“半島応援メディア”。新鮮で、美味しくて、おしゃれ…いままで知らなかった半島の食の魅力を、多方面からたっぷりお届けします。
もっと大隅半島のこと知りたい人はこちら
twitter @japan_hanto(https://twitter.com/japan_hanto)
Instagram @japan_hanto(https://www.instagram.com/japan_hanto/)
公式Twitterからは、毎週木曜日に各半島の特産品が当たるプレゼントキャンペーンを開催中です!
構成/CLASSY.ONLINE編集室