PENTAGON唯一の日本人メンバー、ユウトが見つめる”今まで&これから”

大人気ボーイズグループ・PENTAGON(ペンタゴン)が、CLASSY.ONLINEに初降臨! 今回は、メンバーの中で唯一の日本人であり、K-POPと日本をつなぐ先駆者的存在であるユウトさんにスペシャルインタビューを敢行。長い韓国での芸能生活を経たユウトさんならではの気持ち、必見です!

ユウトさんだからこそ感じる“日本人アーティスト”への想い

―最近、韓国で活躍する日本人ア
ユウト(YUTO)
1998年1月23日生まれ。長野県出身の24歳。15歳の頃、K-POPアーティストを目指して単身渡韓。2016年にリアリティ番組を経て、PENTAGONメンバーとしてデビュー。低音ラップが持ち味。メンバーやファンからは苗字の「安達」と呼ばれることも。

―最近、韓国で活躍する日本人アーティストが増えましたが、ユウトさんはその先駆け的存在。韓国でのアーティスト生活を振り返ってみて、どうでしたか?

K-POPシーンで活躍する日本人アーティスト、増えましたねー。韓国でのアーティスト生活で大変なことは、カムバック期間。韓国は音楽番組が多いので、本当に寝る時間が取れない日々が続くんです。深夜からヘアメークが始まって、自分たちのステージを収録して、出演者全員でエンディングを収録するために全ての収録が終わるまで待機。その後はサイン会などを22時くらいまで。少し仮眠を取って、また深夜からヘアメークがスタートする…っていう。今はもう、慣れちゃったんですけれど、昔はどういうことなの!?と思っていました(笑)。その時期を乗り越えたから、キツいスケジュールでも頑張れるようになりました。K-POPアーティストはほぼ全員、過酷なカムバック期間を経験しているはずなので、メンタルが強い方が多いですね。

―10代で韓国に渡り、今24歳。たくさんの若い日本人アーティストが韓国で頑張っていますが、どんな思いを抱いていますか?

早くに渡韓して良かったことは、「昔からユウトさんのことを見ていました」「高校生のときMVを観ていました」と、僕のことを知ってくださっている後輩の日本人アーティストが多いこと。「俺、そんなに年取ったの?」って思います(笑)。デビューしてから6年経つので、中1の子が高3になる長い月日が流れたんですよね。最近は、どのチームにも日本人がいる状態なので、楽屋とか行ったとき「あ、日本人の子がいるな。挨拶しよう」と。日本人アーティストが増えたことは嬉しい反面、心配ですね。僕自身もデビュー当初はキツいカムバ期間を経験しているので、「この子たちは大丈夫なのかな」と。「ちゃんと寝れてる?」とか声をかけて、勝手に日本人アーティストのお父さん的存在になっています(笑)。

コロナ禍で感じた葛藤と、新たに始めたこと

―コロナ禍でなかなか活動しづら

―コロナ禍でなかなか活動しづらかった3年弱。どんなことをしたり、どんなことを考えたりしていましたか?

本当にライブができない状態でした。

(担当ライター:カムバ期間がハードだったとおっしゃっていたのですが、ようやく身体や心を休める時間がとれる!と思ったりしましたか?)

いや、それはないんです。僕たちは、チームとしてもっと上昇していきたかったので…。当時「Road To Kingdom」っていうすでにデビューしているK-POPボーイズグループがサバイバルする番組に出演するタイミングで、「そこで自分たちの実力を見せるぞ!」って意気込んでいた矢先にコロナ禍に突入してしまって、番組では観客がいない中でステージに立つことになったんです。ぎりぎり、ワールドツアーをしてからコロナ禍に突入はしたんですけれど、歯痒かったですね。

今後少しずつファンの皆さんの前で僕たちのパフォーマンスを披露できる機会を増やしていきたいです。音楽番組では他のアーティストさんのファンの前でもパフォーマンスをできるから、僕らの魅力にも気づいてもらえるチャンスがいっぱいあったんですけれど、観客がいない中でのパフォーマンスって、カメラの前で踊っているだけなので、やっぱり違っていて。カメラの向こう側には僕たちを見ていてくださる方がいるとは分かっているんですけれど、目の前の声援がないとやっぱり力が出ない。出せる力が80%くらいになってしまうものなんですよね。

―歯痒い気持ちで過ごしたコロナ禍に、何か新しくスタートしたことはありますか?

作曲。ギターだったり、ピアノだったり、曲作りを習い始めました。コロナ禍になって、今までの生活を見つめ直したんです。以前はヒマな時間ができたら、お買い物したり、友だちに会ったりしていたんですけれど、何か将来の役に立つこともはじめたいなと。コロナ禍を過ごす中でやっぱり音楽が好きだと実感したので、作曲を始めてみました。もちろん、買い物や友達に会う時間も必要で、大切ですけどね。

―これから徐々に日本と韓国の行き来もしやすくなりそうですが、どんなことがしたいですか?

日本でしたいことは、地方でのスケジュール。地元の長野だったり、例えば四国へメンバーを連れて行ったり。メンバーが見たことがない日本の景色を見せたいし、そこにいらっしゃるファンの方と交流してみたいです。

(担当ライター:ユウトさんのご実家に行きたい!とインタビュー中にメンバーが何度も仰っていました)

人数が多くて泊まれないですからね(笑)。長野は見せたいですけど、実家訪問は遠慮しておきます。

もうすぐリーダーが帰ってくる…ものすごいものを準備しています

yuuto

―PENTAGONや韓国カルチャーが好きで韓国旅行に行きたい日本人が多いです。今の韓国で、ユウトさん的おすすめスポットを教えてください!

Mnetで『MタメBANG!』っていう韓流の情報番組をやらせてもらっているんですけれど、そこで行ったロケ地がすごかったんです。韓国のプリクラが、すごくすごく発達しています! スタジオを機械にぎゅっと収めてしまったみたいな、ハイクオリティな写真が撮れるお店が弘大(ホンデ)にあるんです。そこへ行って、撮りまくってほしい! 映像も撮れるんですよ。カッコいいサングラスをかけて、K-POPアーティストみたいな写真を撮れたり。

―ビューティ事情はどうですか? おすすめのアイテムが知りたいです!

韓国のビューティですか? シートパックが一番いいんじゃないですかね。僕も毎晩使っています。自分は色んなアイテムをこまめに買って、次は違う製品を買って…、と1つ1つしっかり試しています。しっかり保湿できるし、肌のトラブルが起きにくくなります。韓国のパックは、どこにでも売っているし、めっちゃいいと思います!

―今回の日本での活動の振り返って、今の気持ちを教えてください。

今回は残念ながらライブに参加できなかったんですけれど、お渡し会はすっごく楽しかったですね。自分はシャイで普段は一人でいることが多いんですけれど(笑)、実はコミュニケーションを取るのが好きだったりもするんです。久しぶりに会う日本のファンとコミュニケーションが取れて、楽しい空間でした!

―最後に、日本のUNIVERSEたちにメッセージをお願いします!

もうすぐ、また僕たちの新しい音楽をどーんと披露できるタイミングがすぐに訪れると思いますので、これからも応援をよろしくお願いします!

PENTAGON
2016年10月にデビュー。自ら作詞&作曲を手がける才能あふれるグローバルボーイズグループ。“五角形”を意味するグループ名には「アイドルに必要とされる5大能力(ボーカルとラップ、ダンス、チームワーク、オーラ、マインド)を全て満たすメンバーが在籍している」という意味が込められている。2019年の日本デビュー時にはGLAYのTERUが作詞作曲したことでも話題に。2022年1月に韓国でリリースした12枚目のミニアルバム『IN:VITE U』は、世界の30の地域でチャートにランクインするほどの実力派グループ。

日本で5枚目となるミニアルバム『Feelin’ Like』を9月14日にリリース!
2022年1月に韓国でリリースしたヒット曲『Feelin’ Like』の日本語ヴァージョンをタイトル曲に加え、ジンホ、キノが書き下ろした日本オリジナル曲2曲も収録。

撮影/須江隆治 取材/亀井友里子、石津愛子 構成/宮島彰子(CLASSY.ONLINE編集室)

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最新号 202412月号

10月28日発売/
表紙モデル:山本美月

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