女優・石川恋さんインタビュー「わからないことを『わからない』と言えなくて…」
CLASSY.の撮影現場ではキュートな笑顔で盛り上げてくれる石川恋さん。現在放送中のドラマ『ユニコーンに乗って』(TBS系)にて、美容系インフルエンサー倉田凛花を演じています。このドラマの軸となっているのが「恋と夢と仕事」。現在29歳と「CLASSY.世代の働く女性」である恋さんに、30代が近づくなか「仕事」との向き合い方がどう変わってきているか、聞かせてもらいました。
ずっと「自分のことで精いっぱい」でした
――ドラマ『ユニコーンに乗って』は仕事と恋愛に奮闘するお話ですが、恋ちゃんはお仕事が始まったばかりの頃と29歳になった今、向き合い方など変わった部分はありますか?
今までは、つねに自分のことで精いっぱいで。お芝居はずっと好きだったけど、〝楽しむ〟余裕がありませんでした。帰り道に「うまくいかなかったな…」と落ち込んだり、帰宅してから終わったセリフをもう一度練習したり(笑)。反省してばかりの毎日で。ずっとやりたかったお芝居の仕事なのに、楽しむのではなくてプレッシャーを感じていて。
でもある現場で、共演していた先輩から「僕はこのシーンではこうやってみようと思っているんだけど、恋ちゃんはどう思う?」と声をかけてもらったことがありました。「?」な部分も自分だけでどうにか解決して演じ切るのがプロの俳優の仕事だと思い込んでいたのですが、本当はみんなで作っていくものなんだと気づかせてもらえて。今では「凛花だったらこうするだろうな」と臨機応変に自分の解釈も加えながら演じられるのが楽しいです。
わからないことを「わからない」と言う勇気
――今も仕事で「失敗したな」と思うことはある?
もちろんありますよ! でも今は、昔より失敗することが怖くなくなりました。これまで失敗しすぎて(笑)。失敗ばかりの当時の自分に声をかけるとしたら、「もっと現場でみなさんとコミュニケーションを取りなさい」と伝えたい。自分から心を開いて先輩方に質問をしていれば、いろいろと教えてもらえたのにな、と。お芝居を始めたばかりの頃は「わからない」が言えなくて、言えないということは周囲も私が「わかってない」ことを当然知らないから、ずっとわからない、できないまま進んでいく…という悪循環で。まわりにはすごい先輩たちがたくさんいて、生でお芝居を見られるという環境なのにもったいないですよね。
「与えてもらう」側から「与える」側に
――ここ数年お仕事の現場で、一番「変わった!」と思うことはなんですか?
年下の子が増えて、先輩としての意識が芽生え始めました!モデルの仕事もお芝居も自分が入りたてのときは、優しく温かい先輩たちにひっぱってもらっていたから、これからは自分もその役割を担う側にならなければ、と思っています。
私もみなさんと同じCLASSY.世代で、仕事はもちろん将来のこと、プライベートのこと、結婚のこと、まわりと比べちゃうと不安になったりするけれど、今自分が充実していて「楽しい!」と思えることが一番だな、と思います。いろいろあるけど、健康第一!元気に楽しんでいきましょう。
火曜ドラマ『ユニコーンに乗って』
TBSテレビ系で22時放映中!
『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』の大北はるかが脚本を手掛ける完全オリジナルストーリー『ユニコーンに乗って』。教育系スタートアップ企業の若き女性CEOのもとに、ある日突然、おじさんサラリーマンが部下として転職してきた! 仕事に恋に奮闘しながら、夢に向かって真っすぐ生きる主人公たちの成長を描く大人の青春。
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/unicorn_ni_notte_tbs/
【衣装】シャツ¥7,150パンツ¥9,350(ともにスタイルミキサー/バロックジャパンリミテッド)パールリング¥103,400ゴールドリング¥145,200(ともにココシュニック)
撮影/谷口 巧(Pygmy Company) ヘアメーク/MAKI スタイリング/児嶋里美 編集/陣内素実(CLASSY.編集室)
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