CLASSY.カバーモデル松島花の「プロフェッショナル」【カメラマンのフラストレーションが溜まる理由】

CLASSY.の表紙に花ちゃんが初登場した際にも撮影をお願いした竹内裕二さんが今回のゲスト。クールなようでアツいハートの持ち主である花さんと売れっ子カメラマンによるトークが炸裂。次回からはセッション相手がメゾンブランドに。花ちゃん連載新章をおたのしみに!

今回のゲストは…フォトグラファー・YUJI TAKEUCHIさん

Profile
ホンマタカシ氏に師事した後、独立。雑誌はもとより女優や著名人からのオファーが絶えない人気フォトグラファー。多忙なスケジュールを縫って開催する写真展で展開されるオリジナルのフォトTは、毎度SNSを賑わせている。広島県出身。そして大のカープファン。ノスタルジックなムードの写真集『ROOT ROOT ROOT』(ワニブックス)も大好評。

とことんナチュラルな素の表情松島花の神髄と可能性に迫りたい

竹内:考えなくても最適なポージ
セットアップ¥42,900(コズ マニュファクチャード バイ ラッピンノット/ウメダニット)

竹内:考えなくても最適なポージングをとれる。花ちゃんはオレにとってリスペクトしかない存在。だからこそ今回はそうじゃない部分を狙ってみたんです。
花:何か見せるものがあるいつもの撮影とは違うアプローチ。表情もポージングも、とにかくつくらない、考えない。なんだけど、「脚に光当てて顔は陰に入れようか」その感覚は染み付いちゃってて…もう無意識レベルなの。
竹内:天性のモデルだからね。雑誌の撮影では求められることがあるのは当然だけど、花ちゃんを生かしきれていないのがいつもボクのフラストレーションだったんだ。情景を感じさせて想像してもらう。説明的じゃない、だけど確実に心を揺さぶるような写真こそ、今の雑誌に必要でもあると思うんだよね。
花:SNS時代、私たちの撮影スタイルも仕事のあり方も、見つめ直したいよね。
竹内:顔が隠れているのに笑ってる、この写真は狙って撮れるものじゃないけど印象的。はおってたシャツが無造作に敷かれているところもいいよね。
花:結局、計算してないからナチュラルに表現できてるんだよね。

撮影/YUJI TAKEUCHI(BALLPARK) モデル/松島 花 ヘアメーク/平元敬一 スタイリング/児嶋里美 取材/西道倫子 再構成/Bravoworks.Inc

Magazine

最新号 202412月号

10月28日発売/
表紙モデル:山本美月

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