7月クールのドラマ『家庭教師のトラコ』(日本テレビ系)に出演中の中村蒼さん。謎多き伝説の家庭教師トラコ(演・橋本愛さん)の世話を焼く福田福多役を演じています。このドラマで大きなキーワードとなるのが、“正しいお金の使い方”。いくつになっても難しい、お金との向き合い方について、中村さんにお話を聞かせてもらいました!
自分にお金を使うよりも、誰かのために使いたい派です
——現在放送中の日本テレビ「家庭教師のトラコ」では、“お金の使い方”がキーワードになっています。中村さんが今、1番有効だと考えるお金の使い道はどんなものですか?
僕自身は、あまり自分のためにお金を使わないタイプで、どちらかといえば誰かに贈り物をしたり、家族に何かを買ってあげたりする方が満足度が高いです。最近だと、今年に入って姉が結婚したのでご祝儀を渡しました。ものというよりお金ですが(笑)。投資とか株も「やってみようかな」と考えることもありますけど、あまり性格的に向いていないような気がして。まだ踏み出せずにいます。
——今、中村さんが欲しいものはありますか?
今欲しいのは、なんだろうな……。本当に物欲がないんですよね。でもヘッドホンは欲しいかな。今はワイヤレスタイプのイヤホンを使っているけれど、ヘッドホンもあったらいいかもなって思っています。
全然使っていないのに、なぜか減っていくからお金って不思議(笑)
——ファッションにもあまりお金はかけないタイプですか?
洋服も年に2回くらいしか買わないです。そう考えるとお金って、全然使ってないはずなのに何故か減っていくから不思議ですよね(笑)。自分にお金は使わないけど、誰かとご飯を食べに行くとか、家族に何かを買うとか、そういう場面では「もったい無い」という気持ちが一切なくて。常識の範囲内ではありますが、周りと一緒に何かする時にはしっかりお金を使う派なので、そういう積み重ねで減っているのかもしれないです(笑)。
必要以上にお金を使わない金銭感覚は、両親の影響が大きいかも
——年齢を重ねる中で、金銭感覚に変化はありますか?
今は家族がいて自分ひとりじゃないので、以前よりお金の大切さを実感することが増えました。金銭感覚が変わったというよりも、お金のありがたみをより強く感じていますね。必要以上に自分にお金を使わない金銭感覚は、両親の影響が大きいと思います。両親からお金について具体的に何か教わったわけではないですが、元々小さい頃から「欲しいものはなんでも買ってあげる」という家庭ではなかったので、潜在的に金銭感覚が植え付けられた部分はあるのかな。僕も幼いながらに、「あれ欲しい」とかあんまり言わない方がいいのかもって、気を遣ってました(笑)。
大人になってから…賢く買い物ができるようになった理由
——10代の頃から芸能界に身を置いていらっしゃいますが、若い頃と今でお金との向き合い方は変わりましたか?
昔から物欲はないタイプでしたが、昔のほうが今より洋服を買う機会は多かったですね。最近は、ひとつのものをより大切にするようになったと思います。いろいろ買ってあれこれ試すのではなく、手元にあるものを大切にして長く着る方がしっくりきています。若い時ってまだ自分の好みもはっきりわからないから、前の年に買った服が次の年には途端に気分じゃなくなることもあって。大人になると自分が好きなものが定まってくるから、賢く買い物ができるようになったのかもしれないです。
水曜ドラマ『家庭教師のトラコ』日本テレビ系で22時放映中!
『家政婦のミタ』の脚本家・遊川和彦とプロデューサーの大平太のコンビが描く“個別指導式ヒューマンドラマ”。合格率100%を誇る謎の家庭教師・トラコ(橋本愛)が、「自分の子供を志望校に合格させたい!」という切実な願いと、親には言えない“深刻な問題”を抱えている3人の母親と3人の子供を救うため、勉強以外に生きていく上でとても大切なこと、“正しいお金の使い方”を教えていく。
【衣装詳細】
シャツ¥36,300 パンツ¥29,700(ともにイレーヴ tel.03-5467-7875)靴/スタイリスト私物
撮影/杉本大希 スタイリング/秋山貴紀(A Inc.) 取材・文/坂本結香 構成/宮島彰子(CLASSY.ONLINE編集室)