映画やドラマ、舞台に引っ張りだこの二人が『ハケンアニメ!』で映画初共演。働く人すべてが胸を熱くする〝お仕事ムービー〟にちなみ、それぞれのお仕事への思いに加え、読者のお悩み相談にも回答!同世代のトップランナーたちからのリアルな言葉をお届けします。
読者からの〝お仕事〟悩み相談に吉岡さんと中村さんが答えます!
読者のお悩み【苦手な上司との上手な付き合い方が知りたい】
「苦手な上司との付き合い方に悩んでいます。悪い人ではないのですが指示や判断が遅くてイライラします。こちらの苦手意識、イライラを出さずにうまく付き合う方法が知りたいです。」(30歳・流通関連勤務)
吉岡「苦手なまま我慢していてもうまくいかないので、私だったら上司の好きなところを見つけます。イライラする部分を改善してもらえるように、さりげなく柔らかく伝えます。『いつもありがたいんですけど、もう少し早いとすごく助かります(ニッコリ)』みたいに(笑)。その上司は気づいてない可能性があるし、『言ってくれたら直したのに』っていうことが世の中にはあまりに多いと思うので。矢継ぎ早に指示するのはよくないと小出しにしてるのかもしれないし。その上司がどういう思いでそうなってるのかを分析したほうがいい気がします」
中村「会社員経験がないのでよくわかりませんが、指示や判断が遅いというのは人間性の問題なのか仕事ができないのか、どちらなんでしょうね。人間性の問題なら自分が副官みたいになって自ら指示を出して『こんなふうにやりました。いいですか?』 って許可を取ればいいんじゃないかな。イライラするっていうのは、この方は有能な人なのか、もしくは有能なつもりなんでしょ?だったらやっちゃえばいいんですよ。上司に能力がないと思ってるあなたはまだその能力のない上司の部下なんだから、あなたが能力を上げて上司になればいいんじゃないですか?、というのが僕のドライな考え方です。人としての感情やチームっていうのもあるだろうけど、結局、自分の環境を改善するには上に行くしかないんですよね。と、僕は思ってます。…これ、たぶん冷たい人と思われるんだろうな~(苦笑)」
画像ギャラリー
吉岡里帆
ʼ93年1月15日生まれ 京都府出身 血液型B型●ʼ17年ドラマ『カルテット』での好演が話題に。最近の主な出演作品はドラマ『レンアイ漫画家』、映画『泣く子はいねぇが』、舞台『ベイジルタウンの女神』『白昼夢』、劇団☆新感線『狐晴明九尾狩』など。映画『ホリックxxxHOLiC』が4月29日(金)、『島守の塔』が今夏公開予定。
中村倫也
ʼ86年12月24日生まれ 東京都出身 血液型A型●ʼ18年NHK連続テレビ小説『半分、青い。』に出演、人気を博す。最近の主な出演作はドラマ『この恋あたためますか』『珈琲いかがでしょう』、映画『水曜日が消えた』『人数の町』『ファーストラブ』『騙し絵の牙』『ウェディング・ハイ』、舞台 劇団☆新感線『狐晴明九尾狩』など。
映画『ハケンアニメ!』
直木賞受賞作家、辻村深月の小説の映画化。アニメ業界で闘う者たちを描いた、熱血エンタテインメント。世界に誇る日本のアニメーションの現場を舞台に、チャンスをつかんだ新人監督・斎藤瞳を吉岡里帆、崖っぷちの天才監督・王子千晴を中村倫也が演じる。その他の出演/柄本 佑、尾野真千子ほか。監督/吉野耕平 原作/辻村深月『ハケンアニメ!』(マガジンハウス刊)●5月20日(金)公開
〈吉岡さん〉デニムジャケット¥96,000 パンツ¥367,000ピアス¥110,000(すべてボッテガ・ヴェネタ/ボッテガ・ヴェネタ ジャパン)
撮影/花村克彦 ヘアメーク/北原 果〈吉岡さん〉、Emiy〈中村さん〉 スタイリング/圓子槙生〈吉岡さん〉、小林 新〈中村さん〉 取材・文/駿河良美 撮影協力/EASE 再構成/Bravoworks.Inc
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