「中身スカスカなの?」意識高い系上司のドン引きエピソード3つ

意識は高いのに中身がスカスカ……。そんな上司とは一緒に仕事したくないですよね。でも、案外そんな上司は多いようです。

そこで今回は、そんな意識高い系上司のウザい&ドン引きエピソードをご紹介! 残念エピソードの数々に「うちの会社だけじゃないんだ」と、気分はちょっと軽くなるかも……!?

1.空気を読まずに「俺の話、聞いて!」

◆1.空気を読まずに「俺の話、聞いて!」
出典: fizkes/Shutterstock

忙しい時や、急いで片付けなければいけない業務がある時は、上司であっても空気を読んでほしいものですが、意識高い系の人はとにかく自尊心が高い! しかも、それなりの職位を確立するとなれば超自信家で、「地球は俺を中心に回っている」くらいに思っているところも……。

これは筆者の会社員時代の実話ですが、自分が属するチームが納期を迎え、朝からピリピリモードになっていた日のこと。そこにフラッとやってきた意識高い系上司が、「昨日、スティーブ・ジョブズの本を読んだんだ。みんなのためにもなる話があったから聞いてくれ」と。「……え? それ、今聞かなきゃいけないネタ?」と一同唖然……。

本人は満足げに語っていましたが、そんな読書感想文を聞くヒマなんて、誰にもありません。みんなが愛想笑いを顔に貼り付けながら、内心イラだちまくっていました。部下に話を聞いてもらいたいなら、タイミングを見計らうくらいの気遣いができないと、いくら上司でも、「この人、空気読めないの?」とドン引きされてしまいますね。

2.その自慢、何年前の話ですか?

◆2.その自慢、何年前の話ですか?
出典: Antonio Guillem/Shutterstock

かつて勤めた職場には、アメリカの大学を出て、流ちょうな英語が話せるというだけで“デキる人”と思われていた上司がいました。職位が高かったので、まったく仕事ができない人ではなかったでしょうが、社内では「何してる人なの?」と噂されることも多くありました。

そんなアメリカ帰りの上司は、ディズニーと一緒に仕事をしたというのを、定番の自慢話に……。本国のディズニーと連携してプロジェクトを進めるというのは、確かにスゴイと思いますが、よくよく話を聞いてみると「え、それ何年前の話ですか? 25年前?」と完全に色あせた昔話……。

自慢するにしても古すぎやしないでしょうか。彼は、外資系企業をよく引き合いに出して、「理想は高く!」を口癖にしていましたが、結局は過去の功績にしがみついていただけ。その後、周囲からは“イタイ意識高い系”のレッテルを貼られてしまいました。

3.パリピ上司はつねに留守電!

◆3.パリピ上司はつねに留守電!
出典: ESB Professional/Shutterstock

意識高い系の人は人脈を重視するので、出会いに貪欲な傾向があります。筆者の友人はあるIT企業に勤めているのですが、彼女の上司は異業種交流会や他社の創業パーティーが大好き。人が集まる華やかな場には、何かと理由をつけて行きたがるんだとか。

でも、部下である友人からすれば、「遊びに出かけている」としか思えないそう。社内にかかってくる上司あての電話を何本も待たせてしまい、勘弁してほしいというメンバーも多数いるようです。

パーティー中はおしゃべりに夢中なのか、スマホに連絡しても、部下からの電話にはまず出ない……。業務そっちのけで人脈作りに必死な上司には、どんな部下でもついていこうとは思えないかもしれませんね。

 

自分より職位が高い人、全員がデキる人に見えるでしょうか? 運の良さとタイミングだけでのし上がる人は、決して少なくありません。だから意識だけはやたらと高いけれど、「この人ホントに仕事できるの?」というトンデモ上司は結構いるはず。そういう人にイラッとする場面もあるでしょうが、ちょっと距離をおいてみて、あまり期待しないことが大事。「自分はこうならないようにしよう」と反面教師にしていきましょう!

 

文/沙木貴咲 画像/Shutterstock(fizkes、wavebreakmedia、ESB Professional、Antonio Guillem)

Feature

Magazine

最新号 202405月号

3月28日発売/
表紙モデル:山本美月

Pickup