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「いちどうに会する」=「一同」or「一堂」?間違えやすい漢字5つ

普段、自分で使ったり何となく耳にしたりする言葉でも、実は正しい漢字を知らなかったり、間違って覚えていたりすることもあります。口頭で話す分には問題ないですが、メールやLINE、ビジネス文書を送る際には、間違えないように注意が必要です。

そこで今回は、日常会話やビジネスシーンなどに用いられることの多い“間違えやすい漢字”をまとめてみました。あなたはいくつ正しく書けますか?

(1)「はけ口」

「抱えていた不満やストレスをはきだす」ことを「はけ口」と言います。平仮名表記で「はけ口」と書かれることもありますが、漢字で書くと、正しくは「捌け口」です。

「たまったものを口から吐き出す」という意味合いから「吐け口」と間違えがちなので、注意しましょう。ちなみに「はけ口」と平仮名で表記されることが多いのは、「捌」が常用漢字ではないためだとされています。

(2)「かり住まい」

例えば、家のリフォームをしている間、本宅が使えない一定期間に、別の家を借りて住むことがありますよね。これを「かり住まい」というのですが、正しく漢字で書くと「仮住まい」になります。

「家を借りて住む」=「借り住まい」が正しいと思われがちですが、「仮の住まい」のため「仮」を用いるのが正解です。

一方、借りた家を自宅として住んでいるのであれば「借り住まい」が正しくなります。

(3)「でばなを折る」

「でばなを折る」とは、「勢いよく飛び込んできたものの、勢いを削いで封じる」ことを意味する言葉です。

「でばな」という言葉で真っ先にイメージされるのが「鼻」なのか、「出鼻」と書かれることも多くあります。鼻は顔のパーツの中で最も出っ張っているといえる部分ですし、間違えやすいのも無理はないでしょう。

ですが、正しくは「出端(でばな)」と書きます。「出端」は「出っ張ってきたとたんに」「出ようとしたとき」という意味があり、元々「出端を折る」が正しかったのですが、「出鼻を折る」という誤記が自然と広まってしまったようです。

(4)「いちどうに会する」

多くの人が同じ場所に集まることを「いちどうに会する」と言います。一同に集うのだから「一同に会する」と思う人もいるでしょう。

「いちどうに会する」の正しい漢字は「一堂に会する」です。「一堂」には「ひとつの場所」という意味があります。「一堂に会する」=「多くの人が同じ場所に集まる」と言った意味から「一同」ではなく「一堂」が用いられるのです。

(5)「始末におえない」

自らの力では処理しきれない、事態が悪化して手がつけられなくなってしまうことを「始末におえない」と言います。

「始末におえない」の正しい漢字は「始末に負えない」です。「始まり」を意味する「始」や「末」という文字が「終わり」を連想させるためか、「始末に終えない」と間違えやすいため、しっかりと覚えておきましょう。

 

いかがでしたか? 知っている言葉でも、いざ漢字で書こうとすると、意外と間違えていることがあるものです。特に、今回のように日常生活やビジネスシーンなどで使われやすい言葉は、ひととおり正しい漢字を覚えておくといいでしょう。

 

参考文献
大人の漢字力研究会『読めそうで読めない漢字 書けそうで書けない漢字』(光文社)

文/大内千明 画像/Shuttertock(Dean Drobot、Konstantin Chagin、Rawpixel.com、Gonzo Photo、Olena Zaskochenko、EverGrump)

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