コロナの影響により、「働きたくても働けない」「大幅な収入減」という状況を目の当たりにし、自分の〝お金事情〟に不安を感じる人が増えたそう。超低金利時代の今、お金は貯めるより運用するのが正解…?ということで、ファイナンシャルプランナーの先生に「投資」について教えていただきました。
Q.やっぱり投資は早いうちから始めたほうがいいの?
A.いずれ必ず必要になるお金、超低金利で“コツコツ貯金”よりも“増やす”ことが重要
コロナ以降、若い女性からのマネー相談が急増しています。バブルなど日本経済の〝いい時代〞を知らない世代は、常に日本経済の未来に不安を感じている傾向にありましたが、それがコロナで追い討ちをかけられたのでしょう。また、老後、2,000万円問題により漠然と抱えていた不安や問題が“自分事化”した人も多かったですね。老後2,000万円問題は、「高齢夫婦世帯・持ち家あり・医療費は含まない」という想定で算出されているので、全ての人がそのまま当てはまるわけではありませんが公的年金だけでは生活が賄えないのは確か。老後も賃貸暮らし・旅行に行きたい・食生活で贅沢したい、などと考える場合には、それ以上のお金が必要となりますし、将来的に医療費や介護費が必要となる可能性も高いでしょう。つまり若い世代こそ、低成長かつ長生きの時代をこれから生きなければならないので、お金を貯める必要があるということです。加えて女性は結婚する/しないにかかわらず、男性よりも平均寿命が6〜7年も長いので、お金の備えはしっかりしておかなければなりません。ただし今は超低金利時代なので、単に貯金をするよりも、お金を増やすことに目を向けるのが正解。女性は体の変化などで働き続けるのが大変な時期もあるでしょう。少額からでもいいので早いうちから投資を始めることをオススメします。
\先生はこの方/
高山一恵さん
株式会社Money&You取締役。講演や執筆、個人マネー相談などを通して女性にお金の知識を伝えるべく精力的に活動。お金のアレコレを楽しく伝えるYouTube「Money& You TV」を配信中。
取材・文/伊藤綾香 イラスト/ハザマチヒロ 再構成/Bravoworks.Inc
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