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黒羽麻璃央さんインタビュー|「『るろうに剣心』で今できる役者としてのスキルをすべて出したい」

『るろうに剣心』の中でも人気の高い京都編が、ついにミュージカル作品としてIHIステージアラウンド東京に登場。包帯で顔を巻かれたインパクトのある人気悪役・志々雄真実を演じるのは舞台作品を中心に活躍し、大人気の黒羽麻璃央さん。今回の作品では顔は隠れていますが、内に秘めた思いについて熱く語っていただきました。

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伶美うららさんインタビュー|「『るろうに剣心』で宝塚時代とは違う〝強い女性〟に挑戦したい」

――一番好きな漫画が『るろうに

――一番好きな漫画が『るろうに剣心』という黒羽さん。『るろ剣』に出会ったきっかけと好きなキャラクターを教えてください。

「僕は野球少年だったんですが、野球をやめて日曜の練習がなくなったときに何する?となり、母が借りてきた『るろうに剣心』のアニメのビデオを観たのが出会いのきっかけです。すぐに夢中になり、漫画を全巻集めるくらいハマりました! 王道はハズしたくなる性格なので(笑)、主人公の緋村剣心ではなく四乃森蒼紫や斎藤一が好きでした。今は断然、志々雄真実です!」

――志々雄真実は原作者の和月伸宏さんが一番気に入っているキャラクターでもあり、〝悪の美学の集大成〟とおっしゃっています。

「志々雄は悪役ですがただ悪いのではなく、彼が目指す正義のためなら悪をも厭わない、ということなんです。彼の信念は弱肉強食で、これを貫く生き方が凄まじく、その姿に人は魅了されるんだと思います。なので、僕も常に志々雄と同じ信念を胸に抱きながら演じたいと思っています。志々雄はすでに映画版で藤原竜也さんが演じられていますが、舞台化は今回が初めてです。舞台は生でその存在に会えるというのが一番の魅力だと思うので、今ここに生きているというリアルさを感じてもらえるように努めたいです」

――ミュージカルの要素に加え、

――ミュージカルの要素に加え、殺陣や着物の所作、さらに360度で展開される今回のステージ。何が大変そうですか?

「今日行われた記者会見で志々雄の衣裳をすべてつけたんですが…大変でした。衣裳で暑いのは経験していますが、頭全体を覆うマスクで顔が暑いというのは体験したことがなかったので。これはお稽古で慣れないとヤバいぞと思いましたね。IHIステージアラウンド東京に立つのは初めてです。大変だとよく聞きますが、役者が憧れる劇場なので楽しみたい!という気持ちのほうが強いです」

――顔が覆われているので、こんなにカッコいい黒羽さんのお顔が見られないのを残念がるファンも多いと思いますが。

「カッコいいと言っていただくことは、本当にありがたいことだと思っているんです。でも、演技を観てくださった感想が『カッコいい』だけで終わっていいのか?と自問することが多くなり、その先の自分をお見せしたいという気持ちが強くなってきました。今回の舞台では顔を封印するわけですが、それはむしろプラスだととらえています。この状態で今できる役者としてのスキルをすべて出し、皆さまに評価してもらいたいと思っているんです。自分の役者人生の中ですごい挑戦になるだろうと、今から覚悟していますが」

――志々雄を慕う駒形由美との関係性と、演じる伶美うららさんの印象を教えてください。

「志々雄と由美の関係…本当に難しいです。ただ愛し合っているのではなく、もっと深いところで繋がっているんです。志々雄は愛する由美を殺してでも信念を貫き、由美は殺されることも厭わなくてそれこそが由美の幸せで、それを志々雄はわかっている。僕なりに理解はしているんですが、この気持ちで生きる感覚をまだつかめていなくて。まだ探っている最中です。伶美さんとお仕事するのは初めてなのですが、由美の妖艶なイメージがぴったりな方ですよね。お稽古を重ねることで二人の関係性を深めていきたいと思っています」

――志々雄の信念は弱肉強食です

――志々雄の信念は弱肉強食ですが、黒羽さんの座右の銘や好きな言葉は?

「『適当』っていう言葉、好きなんですよ(笑)。一生懸命とか集中することも大切ですが、適当に腹八分目にして心の余白を作っておくと、自分を客観視することができると思うんです」

――CLASSY.が発信している「ウェルビーイング」にも通ずる考え方ですね。

「仕事を始めてありがたいことに忙しくなり、それが幸せだと思っていました。でも、突っ走っていたら体調を崩してしまったんです。立ち止まって考えたとき、〝生きるために仕事をする〟のであって、〝仕事のために生きたくはない〟と思いました。どちらが大切なのか、簡単なことなのに忙しいとこんな判断もつかなくなるんだと怖かったです。それからは思うままに生きようって考えるようになりました。自分の人生を謳歌しているなら人に否定されてもいいけど、〝自分を嫌いにはなりたくない〟って! 仕事とプライベートの割合って正解がなく、個人差があると思います。でも、〝皆がやれるから〟を基準にせず、自分自身に合わせることを忘れないようにしています。僕の場合は、無理しないで適当にやるくらいがちょうどよかったんです。ちなみに好きな芸能人は所ジョージさん、リリー・フランキーさん、木梨憲武さん。皆さん、なんだか適当だけど(笑)、大人の余裕を感じるので憧れます」

――体調管理で気を付けていることはありますか?

「毎日、湯舟につかっています。整体の先生に勧められましたし、酷使した体をほぐすには最適な方法です。それと朝の散歩! 近くの公園までコーヒーを買いに行く程度ですが、自然を感じながらの散歩です。公園、好きなんですよね。幸せの象徴じゃないですか? 犬がいて、家族連れがいて、子供の笑い声がして…今は桜も見られますし(※取材は3月末)。ウォーキングではなく〝無理のない散歩〟、気持ちいいですよ!」

黒羽麻璃央

‘93年宮城県仙台市生まれ。’10年ジュノン・スーパーボーイ・コンテストに応募したことがきっかけで芸能界入りする。’12年ミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズンで俳優デビュー。以来、舞台を中心に活躍し人気を集めている。

ミュージカル『るろうに剣心 京都編』

累計発行部数7200万部超の大ヒットコミック『るろうに剣心』の中でも人気の高い京都編を、ミュージカル界のトップランナー小池修一郎の脚本/演出によりIHIステージアラウンド東京でミュージカル化!「るろ剣」ワールドが客席を360度取り囲み、剣心らが縦横無尽に走り、歌い、戦う! 5月17日(火)~6月24日(金)IHIステージアラウンド東京

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撮影/平井敬冶 ヘアメーク/宮内宏明(M’s factory) スタイリング/ホカリキュウ 取材/よしだなお 構成/中畑有理(CLASSY.編集室)
ジャケット¥61,600パンツ ¥42,900(ともにETHOSENS /ETHOSENS of whitesauce ☎03-6809-0470)シャツ¥55,000 (KEITA MARUYAMA/KEITA MARUYAMA ☎03-3406-1065)

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