CLASSY.カバーモデル、松島花の「プロフェッショナル」【あえての、ゆるTじゃない着こなし】

今回のゲストはCLASSY.のオシャレ番長、スタイリスト・荒木里実さん。一見対極にいるようで、実は好きなファッションや性格、マインドまで似ているふたり。花ちゃん最愛の白Tを使ったスタイリングをベースにコーデの考え方を語り合います。

今回のゲストは…スタイリスト・荒木里実さん

Profile
表紙や巻頭企画などを数多く手がけてきた、CLASSY.ベーシックの根幹を担う存在。テイストMIXで奥行きを出した辛口なスタイリングが持ち味で、スタッフやモデルからの支持は絶大。プライベートでは男の子ふたりのママ。

「花ちゃんらしさ」と「挑戦」でNEWベーシックを探りたい

花:CLASSY.といえば荒木さん。私の初表紙も荒木さんでした。今日は荒木さんがスタイリストになったきっかけをお聞きしたくて!
荒木:学生時代に遊んでいたところで知り合ったのが、当時、雑誌『JJ』で活躍していたスタイリストの(金子)瑞穂さん。暇なら手伝って、と言われてアシスタントを始めたの。ちょうどセレクトショップブームの走りのころ。アメカジ好きな私は、ファッションの仕事が楽しくて、一気にのめり込んでいっちゃった。その後、栗原登志恵さんの元で1年ほど、ヨーロッパのベーシックに触れて。そこでコンサバの魅力を知ったの。テイストの違うふたりの師匠から学べたことが、私のスタイリングのベースになっていると思う。
花:荒木さんのスタイリングって、正統派なようでヒネリが効いていて。その理由がわかった気がする。そうそう…荒木さんはめっちゃせっかちでしょう?私が言いにくいことを荒木さんが言ってくれるから、いつも助かってます(笑)。
荒木:花ちゃんも私以上にせっかちよ(笑)。ちなみに花ちゃんとのお初は、雑誌『GLAMOROUS』なんだよ。
花:えーーーーそうなんですか…ごめんなさい(汗)。
荒木:大丈夫、そうだと思ってた(笑)。花ちゃん=お嬢さん、というイメージがあるけれど、私にはそのときの印象もあるから、カッコいい花ちゃんに仕上げたいの。
花:その想い、受け取ってます!実は辛口好きな私をわかって、CLASSY.の中で私の居場所を作ってくれているのが荒木さん。信頼してます♡

シンプルな着こなしで引き立てたい 松島花が宿す芯の強さと存在感

荒木:今回の裏テーマは「一周回
Tシャツ¥8,250(スリードッツ/スリードッツ青山店)スカート¥121,000(ホラー・ヴァキュイ/ドゥロワー 六本木店)シューズ¥196,900(マノロ ブラニク/ブルーベル・ジャパン)サングラス¥37,400(アイヴァン/アイヴァン 東京ギャラリー)リング右手¥495,000 左手[人差し指]¥356,400[中指]¥159,500(すべてマリハ)

荒木:今回の裏テーマは「一周回って」。花ちゃんは私服でコンパクトな白T着るでしょう?その感じがいつも新鮮に感じていたの。だから今日はジャストサイズの白Tでスタイリングしました。
花:今はゆるTが主流だけど、落ち着くし、引きで見て自分に似合うのはこっち。
荒木:その、「好き」がブレない感じが花ちゃんのカッコよさだよね。
花:荒木さんだし今日はワイルドで辛口かと思ったら…意外と甘めのアイテムが並んでいたから意外でした。
荒木:こう見えて、甘いものも大好きなの。でも媚びて見えるのはイヤだから、ヴィンテージっぽく転ばせちゃう。
花:媚びない、って私もテーマ!
荒木:女の人に、カッコいいとかセクシーと思ってもらえるのがいい。花ちゃんは、私服も意外とセクシーなんだよね。
花:着たいものを着たいように着よう、というのは常にあるんです。だから、CLASSY.のキャッチコピー、〝オシャレも人生も自分で選ぶ〞を聞いてすごく納得して。行く場所は気にするけれど、相手が男性でも女友達でもスタイルが変わることはないかな。
荒木:私たち、マインドが似てるよね。
花:カッコよくても頑なで近寄り難い感じにはふりたくはない。マインドは常にオープンでいたいです。

撮影/宮下昌生 モデル/松島 花 スタイリング/荒木里実 ヘアメーク/桑野泰成(ilumini) 取材/西道倫子 再構成/Bravoworks.Inc

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最新号 202412月号

10月28日発売/
表紙モデル:山本美月

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