テレワークが集中できない原因は?専門家が教える「集中できる冬の室内環境」のポイント

新しい生活様式が浸透し、ライフスタイルが大きく変化しました。それに伴い、学生・社会人問わず、自宅で勉強や仕事などをする機会が多くなっています。そこでテレワークをしている社会人の方に向けて、集中して勉強や仕事が出来る室内環境づくりについて、本郷赤門前クリニック院長医学博士・心療内科医師の吉田たかよし先生に解説していただきました。

1.冬、エアコン暖房をつけているとき「勉強に集中できない」学生は約6割!

冬、部屋での勉強やテレワークに集中できない理由の一つに、エアコン暖房をうまく活用できていないことが考えられます。室温は、高すぎても低すぎても集中して作業するには適していません。今回は、室温の管理法を含め、集中できる室内環境づくりについて、医学博士の吉田たかよし先生から解説していただきます。

本郷赤門前クリニック院長医学博

本郷赤門前クリニック院長医学博士・心療内科医師
2005年に、受験期にうつ症状が急増することを、データを提示しながら指摘し、「受験うつ」として警鐘を鳴らすべきだと、広く提唱。同年、日本で初めて、受験生の脳機能やメンタルを専門に扱う「本郷赤門前クリニック」を開設。浜教育研究所主席研究員として脳医学を応用した教育法の開発にも従事。

2.ポイントは“涼しい”温度設定!集中力を高める室温管理とエアコンの活用術

“お悩み別”解消法~集中できる室内環境のために~

1 【お悩み第 1 位】部屋の乾燥が気になる⇒湿度は50%前後を保とう!
湿度60%を超えると脳内で意欲が生じにくくなり、勉強のやる気が低下する危険性があります。そのため、室内の乾燥対策をする場合は湿度50%前後を目安にするのがおすすめです。

2 【お悩み第 2 位】部分的に冷える箇所がある⇒足首を重点的に温めよう!
足元が冷える場合、足底部(足のひら)よりも足首を重点的に温めたほうが脳の働きが活発になります。また、足首を温めると足底部の血流が良くなり、結果的に足底部も暖かく感じる性質があります。レッグウォーマーなどで足首を暖めるのがおすすめです。

3.室温管理だけじゃない!さらに集中力を高める室内環境づくり

【調査概要】
■グラフ 1~4 ・調査対象者:全国の高校生(高等専門学校含む)、専門学生、短大生、大学生の男女600名・調査方法:インターネット
・調査期間:2021年10月30日(土)~10月31日(日)

構成/CLASSY.ONLINE編集室

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