R-1グランプリで見事、優勝するなどお笑いタレントとしてはもちろん、CLASSY.世代の女性としてますます輝きを放っているゆりやんレトリイバァさん。自分を大事にするために始めた丁寧な生活、落ち込んだ時の立ち直り方、そしてこれからの夢まで…本誌では未公開のインタビューをお届けします。
「自分を大事にできる自分」になれたステイホーム
「一人暮らしを始めてから10年くらいたつのですが、家がずっと足の踏み場もない状態でした。でも去年、家にいる時間が多くなって『ここにしかいないんだから、ここだけはちゃんとしよう!』『丁寧に生きて自分を大事にしよう』と思って、家をきれいにできるようになりました。それから1年以上、今でもそこまで散らからなくできていることに自分でも驚いています。家をキレイにして、お風呂に入ってからちゃんとパジャマを着て寝る。朝起きたら窓を開けて、観葉植物に水をあげて、神社やお寺にお参りしてみる。丁寧な生活をすると気持ちが清々しくなって、人に優しくできる気がします」
しんどい時は友達と話して忘れる!でもグチは言わない
「今までは恋愛でも『私なんて』って思うことがめっちゃあったけど、まず自分で自分に優しくしてあげるようになってから、最近はちょっとずつましになってきたなと思います。子どもの頃から人より下にいることのほうが楽だったりして、自分を卑下することもめっちゃ多かったり、嫌われなくないと思いすぎて気を遣いすぎたりしていたんですけど、変わってきましたね。『嫌われたってどうでもええがな!』って。もちろん、ネットとかでいろいろ言われて落ち込むこともあります。そんな時は友達に電話して、グチではなく楽しい話をするようにしています。何か言う人もまったく理不尽に言っているわけではないんでしょうし、受け止めつつ理解して、反省する。それでもしんどかったら、誰かと話して忘れる!これがめっちゃ大事な気がします」
映画作り、海外での仕事…30代はあれもこれもやりたい!
「子どもの頃は30代って母親世代というイメージで、こんなに夢を持っているなんて思ってもいなかったです。やりたいことがたくさんあるので、年齢を気にせず、夢をもって挑戦したい! アメリカに行って、映画撮って、撮るだけじゃなくてクリント・イーストウッドみたいに自分も映画にも出て、芸人としても活動して、アメリカと東京を行き来して、家も買って、好きな人もいて♡ めっちゃ楽しみ! 20代より30代のほうがおもしろいし、カッコいいと思う。30代の人の言うことっておもしろいって思えたり、説得力があると思うんです。あと、素直に表現できる天真爛漫な人に憧れるので、いい意味で我慢せずに、素直に人に接したいって思います。変に取りつくろう感じもいらんなって思う。同世代のみなさんも、一緒に夢をもって楽しみたいですね!」
ゆりやんレトリイバァ
’90年11月01日生まれ 奈良県出身 吉本興業NSCを主席卒業、関西大学文学部卒業。’21年「R-1グランプリ2021」で優勝。芸人としてだけでなく、ファッションアイコンとしても注目を集める。12月15日(水)にルミネtheよしもとにて、ゆりやんさん単独ライブ『小柳ルミネ』を開催(開演19:00~終演21:00)。〇FANYチケットhttps://yoshimoto.funity.jp/
撮影/平井敬治 ヘアメーク/根本茉美 スタイリング/皆川bon美絵 取材/加藤みれい 構成/中畑有理(CLASSY.編集室)