最近では、飲み会で料理を取り分けてくれる男性も多いですよね。そんな男性を「素敵♡」と見惚れていては気の利かない女性だと思われ、あなたの印象を悪くしてしまいます。
そこで今回はマナー講師である筆者が好感度アップの飲み会マナーについてお伝えします。
■料理の取り分け方
盛り付けのコツを知っておけばあなたの好感度はアップします。まず、盛り付けは、運ばれてきたときの盛り付けを縮小版で再現するイメージを意識すると上品に仕上がります。お料理を渡すときは、「○○さん、どうぞ」と笑顔で声をかけるとベスト。
各自で自由に取る場合は、どのくらいの分量を取ればいいのか迷うかもしれませんが、全体の人数分で割った量より少なめにとるのがマナーです。8人で食事をするなら10分の1ほどの量を取るのがいいでしょう。最初の人が取りすぎると最後の人に料理がいきわたらなくなるので気をつけましょう。
■お酌のタイミングは?
グラスやコップが空になったら「○○さん、いかがですか?」と、ここでも名前を呼び「おつぎします」と声をかけると好印象間違いなしです。飲んでいる途中、まだお酒が残っている状態でつぎ足すのは好ましくありません。
■ビールのつぎ方・つがれ方
ビールは、傾けたときにラベルが上になるように左手を添えてつぎます。理想はビール7:泡3の割合。最初は勢いよくつぎ、ほどよい泡が立ったら、あとは静かにつぎます。ビールはつぎ足すと味が落ちますので、お酌はグラスがほとんど空になってから。
つがれるときは、グラスを傾けビールがつがれていくとともに徐々にグラスを起こしていきます。
■飲み会での会話術
飲み会で何を話せばいいのかわからない人や自分から話をするのが苦手な人は、飲み会(食事)のシーンだからこそ聞ける内容を相手に聞くと役に立ちます。
たとえば、趣味、特技、家族やペット、休日の過ごし方や相手が最近ハマっていることなどを上手く相づちを打ちながら、聞き役に徹すると相手は気持ちよく話をしてくれます。ねほり葉ほり聞くのではなく、あくまでも爽やかに、にこやかに質問しましょう。
■「無礼講で」と言われたら
たとえば上司に「本日は無礼講で飲もう」と言われたとします。この無礼講とは、ハメをはずして(無礼をして)飲んでも良いというわけではありません。無礼講とは、立場や年齢の違いなどからくるルールにこだわることなく着席し、楽しく歓談するというのが目的であり、上司の配慮です。間違って理解しないようにしましょうね。
いかがでしたか? お酌をするのが苦手な方も多いですが、お酌はコミュニケーションのひとつです。さりげなく笑顔でおすすめすると相手も気分よくお酒を楽しめあなたの株も上がります。
文/桜 美月:マナー講師、イメージアッププロデューサー。個人、企業向けに立ち居振る舞いやビジネスマナー研修講師として活躍中。
画像/Shutterstock( Rawpixel.com、 DisobeyArt、 Africa Studio、Natalya Okorokova、 Olga Sapegina、 Graphic.mooi)
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