自分も周りも幸せに、ヘルシーに生きていきたい。そんな“ウェルビーイング”な毎日を送るために、女優・松本まりかさんが意識していることとは? 松本さんが考える“幸せ”の基準について、聞いてきました。
PROFILE
松本まりか●1984年9月12日生まれ。東京都出身。2000年にテレビドラマ「六番目の小夜子」で女優デビューを果たす。2018年放送「ホリデイラブ」では、あざと可愛い不倫相手を演じ話題に。現在公開中の『映画トロピカル〜ジュ!プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪!』ではゲスト声優として、雪の国の王女・シャロンを演じている。
松本さん流ウェルビーイングは“自分を知り、大切にすること”
――CLASSY.では、自分も周りもハッピーに生きていくことを重視する“ウェルビーイング”という考え方を大事にしようと発信しているんですが、松本さんにとっての“ウェルビーイング”はどんなことでしょうか?
「自分を知ること」ですかね。私は20代の後半からずっと、仕事の面を含めて“自分”と向き合ってきました。「自分を知ること」は、いつも自分のことばかり考えるということではなくて。自分を突き詰めることが、他人を知ることにも繋がるんだと思うんです。
人に優しくするとか、人の気持ちを理解するとか、目線が他人にばかり向いてしまう時もありますが、人を変えること、本当の意味で理解し合うのって難しいんですよね。結局、変えられるのは自分だけ。だから、自分を知り、大切にすることが大事なんじゃないかなと。その過程で、人の気持ちを理解したり、周囲に優しくできるようになったりするんじゃないかなって。
自分という“ものさし”が見つかると、周囲と向き合う姿勢が変わる
――松本さん自身は「自分を知る」ことでどう変わりましたか?
自分自身を知ることで、自分の中でブレないものさしが出来た感じがします。若い頃は、人の目を気にして物事を考えてしまうことが多いと思うんです。誰かに好かれたいとか、何がしたいかわからないとか、他人の目線ばかりを気にして世界を見ているから、自分を見失いがちになる。でも、自分自身と向き合うことで、世の中や自分以外の周りを見る軸ができたように思います。それまで、自分のいる世界をすごく退屈に思っていたけれど、世の中を見つめる“自分”という視点が定まることで、物事に対して向き合う姿勢が変わったんです。地球環境のことに目が向いたり、世界の出来事に意識が向けられるようになってくるんですよね。
他人への優しさは、自分を大切にしてこそ生まれてくるもの
――自分自身のものさしが定まったことで、気持ちに変化はありましたか?
自分以外の人にも優しさを持てるようになったと思います。自分に向き合えていない時に、他人へ優しくしようとしても結局できないことが多いなって。だから、まずは自分自身に素直になって、自分の気持ちを大切にすることが、周りを幸せに巻き込む第一歩ですね。昔からずっと、誰かと意見の食い違いがあったとしても相手を責めるだけでは根本的には解決しないと思っていたんです。「もしかすると、何かとっても悲しい出来事があって突っかかってしまったのかも」とか、相手の気持ちに思いを馳せて、自分自身に非がなかったかも疑って、話し合わないと解決しないですよね。そういう気持ちが、自分というものさしが見つかったことで、より強く確信に変わっていったように思います。
――意見の食い違いがあったときに相手の気持ちまで考えるって、ちょっと大変そうです…。
確かに、難しいかもしれません。でも、そうやって周りと手を繋ごうと意識し続けていると、周囲に敵がいなくなるんですよね。大人になるにつれて、誰かと敵対するよりも、みんなで一緒に幸せになることで心が充足感を覚えるんだって知ったんです。
変えられるのはいつだって“自分”。すべての答えは自分の中に
――確かに、周囲に敵が多くてギスギスしているよりも、心が満たされている状態のほうが素敵です。
他人に「ああしてほしい」「こうしてほしい」と願っても、他人は変えられないんです。でも、自分は変えられる。意識次第で、自分ってどんどん良く変えていけるから、結局はすべてのことの答えは自分の中にあるんだって私は思います。自分が起こしたアクションに人が喜んでくれることって、すごくハッピーなことですよ。そういう考え方に、もっともっと近づいていきたいって思っています。
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◆松本さん最新出演作◆
『映画トロピカル〜ジュプリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪!』全国公開中!
<STORY>
雪の国・シャンティアから、主人公まなつたちへ招待状が。雪の国の新女王となるシャロンの載冠式へ招かれ、まなつたちも参加を決める。いよいよ載冠式がはじまり、舞台は大盛り上がり! しかし、謎の怪物が現れてそんなお祝いムードを壊してしまい…。「今、一番大切なこと」を信じ、シャンティアを救うため、プリキュアが立ち向かう!
ドレス¥126,500、ジャケット[※参考価格] ¥79,200(ともにエムエスジーエム/アオイ tel.03-3239-0341)中に着たトップス¥7,500(COS/COS 銀座店 tel.03-3538-3360)イヤリング[左耳に2つ着用]¥12,100(Jouete tel.0120-10-6616)ブレスレット[右手]¥39,600(ルフェール/UTS PR tel.03-6427-1030)リング[右手小指]¥17,600(ドーラ/ロードス tel.03-6416-1995)リング[左手中指]¥22,000(ete tel.0120-10-6616)
撮影/イマキイレカオリ ヘアメーク/秋山瞳(PEACE MONKEY) スタイリング/コギソマナ(io) 取材/川端宏実 編集/宮島彰子(CLASSY.ONLINE編集室)