悩めるアラサーの恋のお悩みに、作家・心理カウンセラーの五百田達成さんが的確にアドバイス!
教えてくれるのはこの人
作家・心理カウンセラー 五百田達成さん
1973年生まれ。東京大学教養学部卒。KADOKAWA、博報堂を経て独立。コミュニケーションやジェンダーの視点から、恋愛や結婚について執筆。最新刊『不機嫌な妻 無関心な夫 うまくいっている夫婦の話し方』(ディスカヴァー21)が発売中
今月のお悩み
3つ下の彼はとにかく言わないと伝わらない人。私が明らかに重い荷物を持っていても自分は手ぶら、靴擦れが痛くて座り込むと気づかず歩いて行ってしまう、体調が悪いと言っても「休もうか?」ではなく頭を撫でてデート続行……。言うと「今度からそうする!」と返してくれますが、ずっとこれが続くのでしょうか。(30歳・事務)
解答
察しない男 説明しない女
はい、ずっと続きます。
私が『察しない男 説明しない女』という本を書いたのは、ちょうど7年前のこと。男は女の気持ちを察しない、女は自分の気持ちを説明しない……。そんなすれ違いは、令和の今になっても変わっていません。
男とは、たとえるならAI(人工知能)のようなものです。
AIは最初からスマートに賢いわけではありません。「こういうときにはこうすべき」「こういうときにはこうしてはいけない」という入力(経験)を気が遠くなるほどの回数重ねて、ようやくひとつだけ「なるほどこうすればいいのか」と学ぶものです。
男も同じ仕組み。生まれつきセンスがいいとか、もともと優しいとか、そういうことはあり得ないのです。ひとつひとつ言って聞かせない限り、何も学びません。逆に言うと、優しい態度や話し方、上品な服のセンスさえも、あとから作れます。
そのくせ注意されるとへそを曲げてしまう男が多い中で、「今度からそうする!」と明るく答える彼は、とても素直で優秀なAIと言えるでしょう。今後が実に楽しみです。「そんなのめんどくさい!察してくれる彼氏が欲しい!」という気持ちわかります。よーくわかります。でも、無理です。これからも「言わないとわかってくれない」は続きますし、むしろ続けるべきです。
相手が彼氏だろうが、夫だろうが、女友達だろうが、家族だろうが、人と人は「わかり合えないもの」と思っておくといいでしょう。その前提に立って、どう話し合っていくか、どう違いを埋めていくか。その過程こそが「他人と生きる」ことの本質です。
もしそれが本当にめんどくさいのであれば、ひとりで生きていくことをおすすめします。そのほうがずっとラクですよ!
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