40歳を迎える心境は? 安達祐実さんの素顔に迫るスペシャルインタビュー!
現在配信中のHuluオリジナル『息をひそめて』に出演する安達祐実さん。作品の見どころから役柄への思い、そして今年40歳を迎える中で見えてきた“年齢との向き合い方”まで、等身大の素顔に迫る、盛り沢山のインタビューをチェック!
寂しさは“代わりの何か”では埋められない
『息をひそめて』では、外出自粛が叫ばれ、行動が制限される日々の中、マッチングアプリを通して、宮下心平(演・村上虹郎さん)と出会う妃美を演じた安達さん。所在ない寂しさを埋めるように心平と向き合う妃美を演じていて感じたこととは?
「心平も妃美も、マッチングアプリでなんとなしに出会った二人は、お互いに対して愛情を抱いているわけではないですよね。でも、その関係の中に“埋まらない何かをもしかしたら埋められるかも”、という淡い期待を持っていたんじゃないかと。二人はゆきずりの関係に発展しますが、本当に求めてるものじゃないから、結局寂しさは埋まらない。でもそれはネガティブなことだったかというとそうではなくて、“寂しさは代わりのもので埋めようとしても埋まらないんだということがわかる”という前向きさがあると思うんですよね。埋められない何かを持ち合わせつつも日々を過ごしていかなきゃいけない場面って、恋愛だけじゃなく、生きていると時々起こり得るものだから、心を満たすために静かにもがく妃美に共感しながら演じていました」
今年40歳。人生の先輩たちのおかげで年齢を重ねるのが楽しみに。
今年40歳のアニバーサリーイヤーを迎える安達さん。最後に歳を重ねることにどう向き合っているのか、そして自身の年齢をどう捉えているのか聞いてみた。
「自分が40歳になるのは、面白いなって。今年40歳になる自分が、面白くなっちゃってる。楽しんじゃってる感じです。周りにいる年上の方にお話を聞くと、『30代より40代、40代より50代の方が楽しい!』という方ばかり。だから、年齢を重ねることにワクワクしています。私自身も若い頃はモテを意識したりもしましたが、今は全くしなくなって、それはそれで楽で楽しい。子どもたちも成長して行くし、きっとこれからもっともっと気楽になっていくと思うので、歳を重ねることが楽しみです」
Huluオリジナル『息をひそめて』
2020年春、コロナ禍となった多摩川沿いに住む人々の生活を描いた、8話のオムニバスストーリー。夏帆さん、村上虹郎さん、安達祐実さん、斎藤工さんら実力派俳優陣が登場し、誰にでも起こりうる日常や人間模様を演じる。安達さんは第3話「君が去って、世界は様変わりした」に出演。4月23日よりHuluにて一挙独占配信中。
https://www.hulu.jp/static/ikiwohisomete/
ABOUT 安達祐実
1981年9月14日生まれ。東京都出身。幼少期から子役として活躍し、高い演技力で数多くの作品に出演。現在はテレビ東京「警視庁ゼロ係〜生活安全課なんでも相談室〜」(金曜20:00〜)に出演中。ファッションブランドTorico(@torico_wear)のプロデュースも手掛ける。
撮影/永峰拓也 取材・文/坂本結香 編集/宮島彰子(CLASSY.ONLINE編集室)
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