松下洸平さんインタビュー｜主演舞台に向けていま考えていること

今回、松下さんが主演を務めるのは‘04年に初演されたケラリーノ・サンドロヴィッチさん作の戯曲を、河原雅彦さんが演出する舞台『カメレオンズ・リップ』。多彩な実力派キャストが一堂に会します。
「長く舞台をやらせていただいてますが、こういう群像劇で作品を引っ張る立場になるのは初めて。稽古に入る前から、『はぁ～、頑張んなきゃな』ってずっと思っていたくらいでした。河原さんがどういう演出をしてくださるのかまだわからないけど、いろんなものに縛られず、ものすごく自由にやれたらいいなと思っています。Bunkamura シアターコクーンで初演されたDVDを改めて観た時、キャストの芝居の素晴らしさはもちろんですが、舞台装置の壮大さはテレビサイズで観てもウワーッて驚くほどでした。今回もその世界観は新たな形で表現されるはずなので、そういったところも含めて、エネルギッシュな舞台をぜひ生で体感していただきたいですね」

「コロナ禍という状況の今、舞台に立ってお客様の前で演じる喜びを改めて感じます。とにかく僕は毎日、『カメレオンズ・リップ』が無事に上演できるように神様にお願いしています。しっかり感染対策をしながら稽古して、あと自分にできることは何だろうと思ったら、神様にお願いすることしかなくて(苦笑)。言霊や願掛けのように、日々の生活のなかで『カメレオンズ・リップ』が無事に皆様に届けられますようにって、毎日祈ってます！」