旅作家が推薦!「美食を味わう、 大人の冬旅をしたい!」【金沢編】|いつか行きたいアラサー女子旅

旅に出る一つのきっかけになるのが、「○○したい!」という想い。思い切りショッピングがしたい?大自然を満喫したい?CLASSY.世代の旅作家・小林 希さんが、希望を叶える旅先を紹介します。コロナが落ち着いたら、こんな所にぜひ行ってみたい!

しっぽり、しっとり、冬の風物詩を楽しむ旅のひととき

凛とした冷たい空気のなか、冬の季節だからこそ贅沢な大人の旅ができる街、金沢
小京都とも呼ばれる情緒的な街中を、和服姿の観光客や地元の人が白い息を吐きながら歩く光景は、とても旅情を感じます。老舗の和菓子を食べたり、九谷焼の食器を物色したりするのも楽しいですが、冬であれば絶対に外せないオススメは、ズワイガニ。地元の人も毎年楽しみにしているという、旬の味覚です。ズワイガニは、資源保護のため、毎年11月6日から3月下旬までしか漁が解禁されません。とくにズワイガニのメスは香箱ガニと呼ばれ、1月を過ぎると漁は禁止となります。もちろんその後も食べられるお店はありますが、冬だけの贅沢なのです。
私は以前、ズワイガニの刺身や香箱ガニの濃厚なカニ味噌をいただき、悶絶するほどの旨さを知って以来、金沢へは冬に行くと決めています。香箱ガニの甲羅を器にして、日本酒を飲むという粋ないただき方も地元の人に教わり、大人の時間をしっぽりと噛みしめました。
昨年12月、金沢駅や兼六園、金沢城までも徒歩圏内の笠市町に、築140年の〝金澤町家〞を改修した高級宿『HOTEL101 KANAZAWA』がオープンしました。宿には、イタリア人シェフが腕を振るう、地元の食材を使ったイタリアンレストラン『ORIGO(オリゴ)』と『Angolo Caffe(アンゴロカフェ)』、花屋『hibou(イブー)』が併設されています。宿の向かいには、石川県と富山県の有名な洋菓子店のケーキを集めたセレクトショップ『je prends ca(ジュプランサ)』もあり、購入してカフェに持ち込むことも可能です。
自分らしく旅をアレンジして、ゆっくりと大人気分を味わい、多幸感が充足される時間を過ごす金沢の旅、おすすめです。

紹介してくれたのは…小林 希さ

紹介してくれたのは…小林 希さん(旅作家)
元編集者。29歳で会社を辞めて世界一人旅へ。一年後帰国して旅作家に転身。旅、島、猫をテーマに著書多数。世界60カ国、日本の島80島をめぐる。近著『週末海外』(ワニブックス)。インスタグラム:@nozokoneko 旅するオンラインサロン「しま、ねこ、ときどき海外」

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