【BTS】大人女子も夢中!BTSの魅力とは…?ARMYライターが語る②

ARMYライター伊藤がオタク目
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ARMYライター伊藤がオタク目線でBTSの魅力を語る本企画。今回は『Dynamite』の次に聴くべき楽曲は…?ということで、(超個人的)オススメの楽曲をご紹介したいと思います。

◆Spring Day

美しい言葉で綴られたストーリーが、切なげな歌声にのせて語られる名曲。数年前にリリースされた曲ですが、“どんな夜も どんな季節も終わりは来るから”というメッセージはコロナ禍の今、前向きな力をくれます。2017年MMA(Melon Music Awards)にて白シャツ×デニム姿で花びらのように舞う7人はどこか儚げで美しかったし、アメリカの公共ラジオ放送NPRによるtiny desk (HOME) concertsでRMの「これまでで1番辛い夏だった。でも、春は訪れます。さあ一緒に行きましょう」というメッセージの後に披露されたアコースティックバージョンも、胸に染みました。

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◆MIC Drop

当時駆け出しだった事務所からのデビューで、その声が世界に届くまで長く、大変な苦労を重ねてきたBTS。へイターへのメッセージを激しいビートとパワフルなラップで挑発的に表現した“BTSの真骨頂”をも感じられる楽曲です。激しいダンスパフォーマンスがとにかくカッコいいので、見て聴いて楽しんで欲しい!MVのやんちゃな感じもいいし、2017年MAMA LIVE in HONG KONGでのパフォーマンスなど、ジャケットスタイルでバチバチに踊っているのもシビれます。このテンションが好きな方には『WE ARE BULLETPROOF PT.2』もオススメです。
※MAMA…Mnet Asian Music Awardsの略

◆Black Swan

黒鳥を連想させる華麗な舞に、BTSってこんなダンスも踊れるの…ときっと驚くはず。アメリカの人気トークショー、The Late Late Show with James Cordenでテレビ初披露された時の、芸術的な裸足のパフォーマンスを見た時は、声もだせないほど画面に釘付けになり、見終わった後もしばらく呆然としてしまいました。いつも新曲がリリースされた時は「早くライブでみたい」と思うのですが、この曲だけは7人の指先までの演技を、苦しげで切なげな表情や息遣いを画面でしっかりと感じ取りたいと思ってしまいます。

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◆00:00(Zero O’Clock)

ボーカルライン(JIN、JIMIN、V、JUNGKOOKの4人)がそれぞれの歌声で、人の弱い部分を認めて、そっと後ろから支えてくれるような一曲。自己嫌悪に陥ってしまった時や、心がモヤっとして今日は寝付けないかも…と感じた時にこの曲を聴くと、歌詞の通り「そういう日もあるよね」と落ち込んでいる自分を俯瞰的に見られて、ちょっと気持ちが軽くなるんです。アルバム収録曲のため公式MVはないのですが、和訳歌詞と一緒に聴いて欲しい楽曲です。

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◆Life Goes On

アコースティックギターサウンドが特徴の最新タイトル曲。『Dynamite』がコロナ禍の世界に元気を与えてくれる曲とすれば、こちらは先の見えない現状に不安を抱えているのは僕たちも一緒だよ、と優しく気持ちに寄り添ってくれるような一曲です。部屋着スタイルの衣装で、彼らの宿舎で撮影されたと思われるMVも、無理に頑張れと言わない、肩の抜けた応援メッセージのようで、ふっと温かい気持ちになれます。

◆Anpanman

…Anpanmanって、アンパンマン?そう、あのアンパンマンです。“ムキムキの筋肉もスーパーカーもないけど、困っている人を見つけたらそっとアンパンを差し出す、そんなヒーローにならなれるかもしれない”。誰もが知っている日本のキャラクターをこんな風に捉えて歌ってくれているのが、イルアミ(日本人ARMY)としては単純に嬉しい。そしてこの曲をワールドツアーのアンコール曲のひとつとして、NYでもイギリスでもメンバー同士戯れ合いながら楽しげに披露してくれていたのが本当に嬉しい。

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◆Lights

2019年にリリースされた日本10枚目のシングル。日本語曲としては約4年ぶりにMV撮影も行った、日本のファンに向けたギフトのような曲です。日本語の発音が本当に綺麗で、知らずに聴いた方は、まさかBTSの曲とは想像がつかないかも。

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◆Magic Shop

“辛さを感じた時は、心の中にあるこの店の扉を開けて訪ねて来て”とファンに語りかけ、癒すようなファンソング(ファンへのメッセージを込めた楽曲)で、JUNKOOKがプロデュースに参加しています。日本で開催されたファンミーティングでも披露され、ARMYを魅了しました。

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◆Pied Piper

ファン心を揺さぶり、煽る、BTS最強の誘惑ソング…。こちらもタイトル曲ではないため公式MVはないですが、2019年に釜山で行われたファンミーティング、BTS 5TH MUSTER「MAGIC SHOP」にて全身ブラックに身を包み歌うPied Piperは最高…の一言。

◆Whalien 52

Whalien 52=52ヘルツで鳴く世界唯一の個体であり、世界で最も孤独な鯨とされています。楽曲に込められたメッセージは人によって受け取り方も違うと思いますが、私は“BTSの歌声や伝えたいメッセージが地球の裏側まで届く日がきて、本当に良かった”と単純にグッときてしまいます。続けて『2!3!』を聴いた時には、思わず目頭が熱くなります…。

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◆Answer:Love Myself

BTSの伝えたいメッセージが綺麗に表現されていて、多くのARMYの力になったであろう曲。個人的にはライブ終演時間が近づくもの寂しさと、会場が一体となった美しさ、メンバーのARMYを見つめる表情…いろんな景色を回想させてくれます。

ONの圧巻のパフォーマンスも最高だし、IDOLのダンスのカッコ良さ&MVの可愛さもたまらない…と今回も語り足りませんがこの辺で。次回は、「これを見れば、確実にBTSがもっと好きになる」というコンテンツについてご紹介します。キダリョキダリョ!

文/伊藤綾香

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表紙モデル:山本美月

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