【江口洋介さんが回答】アラサー女子の悩み相談「結婚相手の条件がまとまらない」

今月悩み相談を受けていただけるのは「江口 洋介さん」

’68年1月1日生まれ 東京都

’68年1月1日生まれ 東京都出身 血液型O型●’87年に映画『湘南爆走族』に主演し、一躍有名となる。’90年代は『東京ラブストーリー』『愛という名のもとに』などトレンディドラマに多数出演。主演ドラマ『ひとつ屋根の下』シリーズは最高視聴率37.8%を記録する大ヒットとなる。『日経スペシャル ガイアの夜明け』では、’10年から10年間2代目案内人を担当した。主な出演作はドラマ『救命病棟24時』シリーズ、『白い巨塔』『軍師官兵衛』『BG~身辺警護人 ~』『天使にリクエストを~人生最後の願い~』、映画『るろうに剣心』シリーズ、『天空の蜂』『孤狼の血』『コンフィデンスマンJP』シリーズなど。

今月のアラサー女子の相談は…「結婚相手の条件がまとまらない」

ご相談事

35歳までに結婚したいので相手の条件を絞り「それなりの収入」と「誠実さ」に厳選。でも条件に合えば誰でもいいの?と寂しい気持ちに…。やっぱり「好き!」と思える人と結婚するべきでしょうか?ちなみに歴代の彼はほぼ全員、条件に合わないダメ人間系です。(33歳・メーカー勤務)

おこたえ

「一緒にいて嫌じゃない」から始めてみてもいいのでは?

江口さんの回答「一緒にいて嫌じゃない」から始めてみてもいいのでは?

女の人は条件を気にするんだね(苦笑)。でも条件が揃ってても、結婚生活が始まったら理想通りにはいかないと思うよ。結婚すれば、子供のことや相手の親のことなどいろんなことが絡んでくる。いろんな状況にどう二人で対応していくか、どう一緒に歳を重ねていくか。大変なことが起こった時、力を合わせられるか、それでも一緒にいたいと思えるか…。共同作業をして乗り越えることで絆は強くなるし、幸せも感じられると思う。条件ってある種の保険だろうけど、最初から幸せの形を頭で描いていても現実は違うんじゃないかな。俺は、フレキシブルに動ける男がいいと思う。子供が生まれたら子供のために一生懸命になってくれるとか、家を買うならできる限り働いて頑張ってくれるとか。その場その場で動ける男のほうが結婚生活は楽しいんじゃない?何が起こるかわからない運命を共にするには、一緒に頑張れそうな人がいいよね。俺は結婚する時、彼女と一緒なら頑張れると思った。あと家族を大事にする人がいい。子供を育てるって大変だから、家族のために自分を犠牲にできるくらいの強さがないと。経験してきたから言えるけど、必死だったし家族を大事にしてきたから今があると思う。最低条件じゃないけど(笑)、一緒にいて嫌じゃない、何か気が合うってところから始めてもいいんじゃないかな。横にいてよく寝られるとか(笑)。結婚相手は誰よりも時間を共に過ごす人だから、嫌じゃないってすごく大きいと思うよ。

「俺たちがイキイキしてないと作品も面白くない。ディープなフェイクを楽しみたい」

江口洋介 コート¥300,000 セーター¥68,000 パンツ¥65,000(すべてエンポリオ アルマーニ/ジョルジオ アルマーニ ジャパン)
コート¥300,000 セーター¥68,000 パンツ¥65,000(すべてエンポリオ アルマーニ/ジョルジオ アルマーニ ジャパン)

ドラマ『七人の秘書』で演じるのは、ラーメン屋の店主で副業は司法書士。それだけでも面白いと思いました。それに加え、裏の顔は〝影の秘書軍団〞の元締め。『荒野の七人』や『七人の侍』って名作があったけど、今の時代は『七人の秘書』になるんだね(笑)。各界の秘書たちが実は世の中を動かしているというストーリーで、ファンタジーだけど真実味がある。秘書って裏方、黒子ですよね。その黒子たちが裏仕事として人助けをする。理不尽なことだらけの現代社会で「こんな店があったら頼んでみたい」って思うような店を開店したい(笑)。秘書軍団は全員女性ですから、俺は〝逆・紅一点〞(笑)。医者や刑事の役が多かったから、こういう作品は初めてかもしれない。でも正義感の強い仕事人の女性たちをまとめる役なので、設定として違和感はないかな。これがラブコメなら大変だろうけど(笑)。悪を成敗する爽快さもあって、頑張って働いている大人がスッキリできる爽快感のあるドラマです。
役柄のイメージとは違って、私生活では波風立てずに生きていこうと思ってますが(笑)、現場に入ると熱くなってしまう。役柄がそうさせるのかもしれないけど、摩擦を怖がらないというか、そのほうがいいものができると思う。普段は全然違いますよ。家の掃除でも何でもします。植木の手入れも大好きだし、メンテナンス系は常にやってますけど、全然苦じゃない。最近は料理が趣味。前は海に行ったりしてたけど、40歳を過ぎた頃からは「ファミリーあってのことだな」と思ってます。こんな時代になってハッピーな気分になれる作品が求められてると思うけど、まず芝居をやってる俺たちがイキイキしてないと面白くない。芝居って嘘だしフェイクだけど、ディープなフェイクを楽しみたいと思いますね。

『七人の秘書』 木村文乃が主演

『七人の秘書』
木村文乃が主演を務め、中園ミホが脚本を手掛ける痛快秘書ドラマ。各分野の要人たちを影で支える名もなき〝秘書〟たちが、〝影の軍団〟として理不尽だらけの日本社会を裏から操り、変えていく姿を描く。江口洋介さんは〝影の軍団〟の元締め・萬敬太郎を演じる。他の出演/広瀬アリス 菜々緒 シム・ウンギョン 大島優子 室井 滋 ほか。●毎週木曜21:00~/テレビ朝日系

撮影/平井敬治 ヘアメーク/稲垣亮弐(マロンブランド) スタイリング/島津由行 取材・文/駿河良美 撮影協力/AWABEES

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最新号 202405月号

3月28日発売/
表紙モデル:山本美月

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