【ZARAニットジャケット】スタイリストが実践!トレンド服の失敗しない選び方

オシャレに欠かせないトレンド服ですが、一過性のアイテムに「やっぱり買わなきゃよかった…」と後悔した経験がある人も多いはず。そこで本シリーズ「スタイリストのトレンド見極め術」では、同世代スタイリストたちが実際に購入したアイテムを起点に、なぜそれを選んだのか、どんな基準でトレンドと向き合っているのかを紐解いていきます。

今回登場するのは、会社員経験を持つスタイリスト・石橋蘭子さん。蘭子さんがこの冬「買ってよかった」と太鼓判を押すトレンド服のひとつが、ZARAのニットジャケットです。1万円以下とは思えない上質さに加え、着回し力の高さも魅力。スタイリストならではの視点をヒントに、トレンドを自分らしく楽しむコツを探ります。

ZARAで一目惚れした「ポプリンコンビニットジャケット」

フリルと一体化したニットジャケットは、レイヤードがトレンドの今季にぴったり。アウターありきの冬コーデも、コートの下に重ねるだけで一気に新鮮見え!簡単に印象チェンジが叶う“味変”アイテムとしても頼れる存在なのだとか。

「ジャケットラバーですが、リースやスタイリング時はどうしても身動きしづらくて…。その点、ニット素材ならストレスフリー!8590円とは思えないハリ感で、ジャケットさながらのボックスシルエットもポイント。ノーカラーコートを重ねて、衿元からフリルをのぞかせる着こなしがお気に入りです」(蘭子さん、以下同)

あえて普段よりワンサイズ上をセレクト

着映え必至の甘めデザインは、選び方を間違えると幼く見えてしまうことも。蘭子さんは、「甘いデザインの服こそ、サイズ感やシルエット選びにこだわることが大切」と言います。

「このジャケットは、衿元、袖口、裾の3点にフリルがあしらわれていて、シルエットもかなりコンパクト。いつものSサイズだと可愛くなりすぎてしまいそうだったので、あえてMサイズを選びました。ゆとりがある分、肩を落とした着こなしもできて、甘さをほどよくセーブできます」

「ポプリンコンビニットジャケット」を使った蘭子さんのリアルコーデを拝見!

オンラインで吟味、店頭で最終ジャッジ

「ZARAといえばトレンドアイテムの宝庫ですが、たとえ着られる期間が短くても、自分が本当に納得できるものを選ぶようにしています。

買い物は、ワードローブから『今、何が足りないか』を見つけるところから始まります。足りないと感じたアイテムは、まずオンラインサイトで検索して目星をつけ、必ず店舗で実物をチェックするのがお決まり。このニットジャケットも、サイトで見つけた時に即スクショをして、スマホのウィッシュリストアルバムに保存していました。“絶対に買う!”と決めていたものでも、実際に手に取ってみると、生地が想像以上に薄かったり、色味がイメージと違ったりすることも少なくありません。トレンドだからと流されず、『今の自分にしっくりくるか』をきちんと見極めます」

ちなみに、蘭子さんの推し店舗はZARA銀座店。店内のレイアウトがすっきりしていて見やすく、買い物がしやすいのだとか。

蘭子さんが考える、トレンドアイテムの賢い選び方とは?

トレンドアイテムはまずコスパブランドでトライする派の蘭子さん。短期間着用を前提に選びつつも、“来年も着られるかどうか”は欠かせない判断基準だそう。

「例えば、今季大流行中のレースキャミ。ZARAでも見つけてかなり迷ったのですが、家に帰ってゆっくり考えた時に、私にとっては今年限りのアイテムかな…と思い、見送ることにしました。一目惚れしても、お手頃価格でも、衝動買いはせず一度寝かせるようにしています

実は、そんな考え方にたどり着いた背景には、過去の失敗もありました。

「学生の頃は、ファストブランドで毎週のように買い物をしては、1度しか着なかった服でクローゼットが溢れ返っていて(笑)。その経験があったからこそ、今はコスパブランドだからと妥協せず、生地や装飾の質にもとことんこだわるようになりました。結果、トレンド服として迎えたものでも、本当に気に入ったアイテムは5年以上愛用することもあります。物持ちがいいとよく褒められるのですが、“一旦寝かせる”という習慣が、後悔しない買い物につながっている気がします

スタイリスト・石橋蘭子さん

2024年にスタイリスト金子 綾氏から独立。現在34歳。女性誌を中心に活躍中。大手金融機関で6年間勤務したのち、ファッションの世界へ転身。会社員としての視点を生かし、等身大でリアリティのあるスタイリングに定評がある。
Instagram:@rankois

取材/岸本真由子 編集/越知恭子

Feature

Magazine

最新号 202603月号

1月28日発売/
表紙モデル:堀田 茜