清楚で上品な印象を与える白コーデは、大人女性にとって取り入れたいスタイルの一つ。ちょっとしたコツを押さえるだけで、白コーデは洗練された大人の魅力を引き出してくれます。今回は、おしゃれに見える白コーデのポイントと、アイテム別のおすすめコーデ16選をご紹介します。
大人の白コーデ!おしゃれな着こなしのコツ
白コーデを成功させるには、いくつかのポイントを意識することが大切。単調になりがちな白を使って、立体感のあるスタイリングを作るテクニックをマスターしましょう。
同じ色でも印象が変わる!色味や素材、デザインにこだわって
一口に白と言っても、さまざまなニュアンスがあります。オフホワイトやアイボリーなど、絶妙な色味の違いを活用すると◎。素材感の違いも重要。異なる質感を組合わせることで、視覚的な変化と奥行きが出てきます。また、存在感大のボアカーディガンやケーブルニットなど、デザインで差をつけてバランスを取ると、上下白でもメリハリがうまれます。
差し色でバランスの締まりや季節感をプラス
白コーデの引き締めに効果的なのが、差し色使い。締め色のバッグやシューズで全体のバランスを取ったり、季節感のあるカラーをどこかに取り入れたりすることで、メリハリのある着こなしに仕上がります。アクセサリーも華やかさを添えてくれるので、上手に取り入れましょう。
シックなアイテムやメンズライクな雰囲気で大人カッコよく仕上げる
“着崩し”がポイント!トップスはロールアップやウエストアウトで抜け感を
白コーデには、適度な“着崩し”が必要。袖をロールアップしたり、シャツをウエストアウトしたりすることで、ほどよい抜け感がうまれ、親しみやすい印象に仕上がります。さりげない着崩しをマスターして、こなれた白コーデを楽しみましょう。
アイテム別おすすめの白コーデ16選
【白トップス】で上品な雰囲気に
白トップスは、どんなボトムスとも相性抜群の万能アイテム。季節問わず活躍してくれるので、さまざまなデザインのものを持っておくのがおすすめです。
<春夏>甘めトップスには黒デニムをプラスして引き締めて
春にぴったりな、レースの甘め白トップス。黒デニムと合わせれば雰囲気が引き締まり、甘くなりすぎるのを防げます。ほどよくゆるいシルエットで抜け感を演出しつつ、女性らしさたっぷりなムードに。
<春夏>白ロンTはレイヤードの最適解
色モノが得意ではない人にもおすすめの、たまご色トップス。春のレイヤードコーデには、白のロンTが活躍します。知的に見えるネイビーをパンツで取り入れて、一気にコーデの洗練度をUP。
<秋冬>ハーフジップスウェットで定番コーデを今っぽくアップデート
上下黒コーデに白のハーフジップスウェットをオンすれば、ありがちなモノトーンコーデも今っぽくアップデート。ハーフジップスウェットは、全体的な雰囲気にラフさが欲しいときにおすすめのアイテムです。Iラインのスカートは、全身のシルエットを引き締め、ほっそり見えを叶えます。
<秋冬>冬のきれいめカジュアルにはブラウスとニットのレイヤードが◎
襟元と手元のデザインに特徴があるブラウスは、レイヤードに一役買ってくれます。ケーブルニットはシンプルながら洒落度を上げ、レイヤードで暖かさもばっちり。きれいめにはけるリジッドデニムは、カジュアルアイテムとの相性抜群。きちんと感もありつつほどよくカジュアルにまとめたい日におすすめのコーデです。
【白ワンピース】は女性らしさを発揮できる
白ワンピースは、一枚だけでもコーデが完成する便利なアイテム。清楚で上品な印象を与えてくれるので、特別な日のお出かけにもぴったりです。
<春夏>ジレでスパイスを加えて出勤コーデに
シャツ素材の白ワンピースならカジュアルになりすぎず、出勤コーデにもぴったり。ジレというスパイスを加え、引き締めるのがコツです。細めベルトでウエストマークすればメリハリが出て、スタイルアップにも効果的。可愛らしさときちんと感のバランスが取れたコーデです。
<春夏>白×ネイビーでぶれない洗練度を手に入れて
白ワンピースにネイビーのきれいめジレを合わせれば、しなやかな上品さが溢れるスタイルに。ハンサムさもありつつ大人の女性らしい雰囲気なので、オフィスカジュアルにもぴったりです。バッグにあしらったスカーフやメガネもおしゃれ上級者に見せるポイント。
<秋冬>品格のあるきれいめ白ワンピは黒で引き締める
<秋冬>スニーカーを取り入れてちょうどよくカジュアルダウン
上品さとラフさをミックスした、普段にも通勤にもちょうどいいコーデ。パンプスなどのきれいめのシューズではなく、カジュアルなスニーカーを選ぶのがポイントです。白以外は黒やネイビーを使って、全体的に上品な配色を心がけて。
【白パンツ】はカジュアルにもオフィス仕様にもぴったり
白パンツは、トップス次第でカジュアルにもフォーマルにも変身できるアイテム。すっきりとした印象を与えてくれるのも魅力です。
<春夏>白のワイドパンツコーデはトップス次第で表情が変わる
ほどよい光沢とハリのある素材のワイドな白チノパンツは、きれいめとカジュアルのいいとこ取りアイテム。トップス次第で、普段着にはもちろん通勤服としても活躍します。赤トップスやローファーでトラッド感をプラス。小物を黒にすると、ほどよく引き締まります。
<春夏>ブルーシャツと合わせて清潔感のある印象に
ラフにもきれいめにも着こなしやすいブルーシャツ。白パンツとブルーシャツのコンビは、清潔感のある印象を与えられます。ジャケットを羽織れば一気にオフィス仕様に。この季節らしい爽やかな配色を楽しんで。
<秋冬>白をベースにブラウンを差し色に使って暖かみを
上手に着こなさないと、パジャマっぽくなりがちなスウェットパンツ。明るい白なら、万能な白シャツと組合わせてきれいめに振ることができます。ブラウンのカーディガンとキャップを合わせて、色のバランスを取ると◎。
<秋冬>ボーダーを大人っぽく着る秋のジャケットコーデ
定番のボーダートップスを、大人っぽく洗練させるならジャケット合わせが正解。ネイビーのテーラードジャケットがほどよいきちんと感を演出します。白のワイドパンツで抜け感を出しつつ、ブラウンのレザートートバッグで季節感をプラス。足元は黒ローファーで引き締め、こなれた大人カジュアルに仕上げて。休日にもオフィスにもマルチに活躍する洗練カジュアルコーデです。
「オール白コーデはダサい」なんて言わせない
全身白でまとめるオール白コーデは、一歩間違えると単調でやぼったい印象になってしまうことも。でも、以下のポイントを押さえれば、洗練されたおしゃれ上級者のスタイルが完成します。
- “白一色”でものっぺりしないように、異素材ミックスで立体感を出す
- 白の“トーン違い”でニュアンスをプラスする
- デザインやレイヤードで魅せる
- 小物を”締め”にも”季節感”にも効かせる
<春夏>白のワントーンで叶える自分らしい大人のスカートスタイル
ポロニットは、スポーティなムードときれいめ感を両立できる万能アイテム。ボタンを留めれば、きちんと感のある新鮮な表情に。ふんわりと広がるボリュームスカートを合わせて、軽やかさと女性らしさを演出。シンプルな配色だからこそシルエットの美しさが際立つ、今っぽさ満点のスタイルに仕上がります。
<春夏>異素材レイヤードで魅せる洗練ホワイト
ふわっとした短丈ニットを、ハリ感のある白シャツに重ねて。異なる質感の白をレイヤードすることで、のっぺり見えず、奥行きのあるスタイルが完成します。さらに表情のあるワイドパンツを合わせて、リラクシーなムードもひとさじ。シンプルな配色でも、素材の違いやシルエットの妙で大人の余裕漂うコーディネートになります。
<秋冬>黒を効かせて秋の白パンツコーデをスマートに更新
Iラインを強調するロング丈のパンツには、引き締め効果抜群の黒ベルトを合わせて、スタイルアップを狙って。黒小物をプラスすることで、白の膨張感をスマートに解消します。ほどよくモードな抜け感が漂う、大人のホワイトコーデに仕上がります。
<秋冬>ツイードジャケット×白チノパンで軽やかな大人の余裕を
きちんと感のあるツイードジャケットは、白チノパンと合わせてほんのりカジュアルダウン。上品さはキープしつつ、肩の力を抜いた大人の抜け感を演出します。ちらりと肌見せする短め丈トップスで、ヘルシーで可愛い印象に。黒やシルバーの小物でピリッと引き締めることで、甘さとクールさのバランスも絶妙に。
白コーデのコツを押さえてワンランク上の着こなしを
白コーデは、一見シンプルに見えて実は奥が深いスタイリング。素材感やトーンの違い、小物使いなど、ちょっとしたポイントを意識するだけで、大人の魅力を引き出すことができます。清潔感と上品さを兼ね備えた白コーデは、年齢問わず好感度の高いスタイル。白の魅力を最大限に活かして、ワンランク上のおしゃれを楽しみましょう!
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文/酒井歩乃加
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