着回し力はもちろん、シンプルなのに洒落て見えるのが黒Tの魅力。そんな頼れる一枚を、季節に合わせてどう着こなす?定番をセンスよく更新できる、最旬の着こなしアイデアをお届けします。
黒Tシャツの魅力は?
黒Tシャツは、どんな色とも合わせやすく、スタイリングの幅も広い優秀アイテム。一枚でも重ねてもサマになるから、季節やシーンを問わず頼りになります。着こなしをキュッと引き締めてくれるのも◎。合わせ方次第で雰囲気が変わり、自分らしいおしゃれが楽しめるのが魅力。
黒Tシャツをおしゃれに着こなすポイントは?
素材感で“上質見え”を狙う
同じ黒Tでも、素材次第で印象は大きく変わります。ベロアのような光沢素材や、表情のあるリブ素材を選ぶと、ぐっと上質なムードに。黒の引き締め効果はキープしつつこなれ感が加わり、大人らしく仕上がります。
ロゴ入りは“品よく映える”を意識して
ロゴ入りTシャツは、ラフに寄りすぎると子どもっぽく見えることも。Tシャツを主役に据えて、他はあえてシンプルにまとめるのが◎。アクセやバッグ、羽織りものなどで品を添えれば、カジュアルでも知的なムードに仕上がります。
きれいめアイテムで格上げする
黒Tにジャケットやジレ、ヒールなどのきれいめアイテムを合わせれば、カジュアルさがセーブされ、大人っぽい印象に着地。着こなしにきちんとしたムードが生まれ、Tシャツでも手抜き感がない仕上がりに。
ワントーンやニュアンスカラーでまとめる
黒Tを品よく着たいなら、ワントーンやニュアンスカラーでまとめるのが近道。全体にまとまりが生まれ、トーンを抑えることで自然と大人の余裕が漂います。ニュアンスカラーを入れることで黒の強さもやわらぎ、優しげな印象に。
小物で“抜け感”や“女っぽさ”を添える
サイズ感でイメージを変える
黒Tは、ジャストサイズを選ぶか、あえてゆるく着るかで、雰囲気がガラッと変わります。コンパクトに着ればきちんと見え、オーバーサイズならこなれた雰囲気に。その日の気分やTPOで選び分けるのも、着こなしを楽しむコツのひとつ。
【季節別×ボトムス別】黒Tシャツのおすすめコーデ16選
【春×パンツ】コーデ
グリーンを効かせて、定番モノトーンを春らしく更新
黒T×白パンツのミニマルコーデに、ライン入りグリーンカーデをON。遊び心のある配色とデザインが、きちんと感はそのままに親しみやすさをプラスしてくれます。バッグや小物も黒で揃えれば、全体が引き締まりまとまりのある印象に。
シャツの差し柄で白黒コーデに変化球を効かせて
シンプルすぎる装いは物足りない……という人にこそ試してほしい、シャツ肩掛けのちょい足しテク。黒T×白パンツにストライプを重ねるだけで、視線が上に集まり、体型カバーと華やぎの両立が叶います。色数を抑えた配色で、大人っぽさもしっかりキープ。
【春×スカート】コーデ
ロゴTはジャケット&フレアスカートで上品に
カジュアルなロゴ入り黒Tは、白のフレアスカートと合わせてクリーンにシフト。チェック柄ジャケットをさらっと肩掛けするだけで、きちんと感と女っぽさが漂います。足元は厚底サンダルで、ほどよい抜けを投入。
モノトーンのあか抜けには旬カラーブラウンが効く
黒T×ジャケットの定番コンビも、赤みのあるブラウンスカートを合わせれば、ぐっと今っぽくアップデート。トレンドカラーとして注目のブラウンが、シックに寄り添いつつ洒落感もしっかり高めてくれます。足元にサンダルを合わせることで、季節に寄り添う軽やかさをプラス。
【夏×パンツ】コーデ
モックネックTと上品小物で、白デニムがぐっと新鮮に
ほんのり立ち上がった襟元が特徴の黒Tは、きれいめな印象とさりげないスポーティムードを両立できる一枚。爽やかな白デニムとの合わせも、どこか端正な雰囲気に導いてくれます。ヒールサンダルで軽快に仕上げて、夏らしいきれいめカジュアルに。
ベーシックな着こなしも、ツヤ感黒Tならあか抜ける!
シンプルな黒Tを通勤に取り入れるなら、素材選びがカギ。ほどよい光沢とハリのある一枚ならきちんと感が漂い、きれいめな着こなしにすんなりなじみます。白パンツと合わせれば、清潔感のあるモノトーンスタイルが完成。ローファーで足元を引き締めて、品よく整えると◎。
女っぽ黒Tはトレンドパンツで甘さを引き算
袖にボリュームのある黒Tは、着るだけでサマになる一枚。メンズライクなバレルレッグパンツを合わせることで、甘さをほどよく抑えた今どきバランスに決まります。グリーンのストールがコーデのアクセントになるだけでなく、冷房や紫外線対策にもひと役。
黒T×デニムの王道コンビはウエストマークでひと工夫
主張しすぎないブランドロゴが効いた、自然体だけどリッチなロゴT。ダメージデニムと合わせるときは、黒ベルトでウエストを締めるだけで一気に今っぽく、スタイルアップが叶います。上質なバッグで品よく格上げすれば、気取らずとも目を引く装いに。
【夏×スカート】コーデ
強めなロックTはフレアスカートできれいめ寄せが◎
開放的な夏は、思いきってロックなプリントTを楽しむのもあり。フレアスカートできれいめを意識すれば、マンネリになりがちなワンツーコーデも新鮮に映ります。キャップやサンダルを黒で合わせることで、クールに引き締めるテクも有効。
クロップト丈のちびTなら自然体なのに女っぽい!
気取らない女っぽさを纏いたい日は、コンパクトな黒Tを味方につけて。体に寄り添うシルエットなら、Tシャツ特有のラフさが抑えられ、どこか特別なムードに。繊細なレーススカートを合わせれば、頑張りすぎていないのにときめく、デートにぴったりなスタイルが完成します。
レディなフレアスカートは黒T×黒小物でシックにまとめて
ベーシックな黒Tは、ロマンティックなスカートの魅力を引き立てる名脇役としても活躍。サングラスや黒バッグで辛口エッセンスを加えて、大人にちょうどいい甘さに整えるのが正解です。足元に効かせたグリーンサンダルで、夏らしい遊び心と鮮度もプラスして。
ふんわり袖ならTシャツ苦手さんでもトライしやすい!
立体フォルムとハリのある生地で、ブラウス感覚で着られる黒Tも要チェック。丸みのある袖がさりげなく華やぎを添え、Tシャツでもきちんとした印象を演出できます。ベージュのタイトスカートで女性らしさを底上げすれば、フェミニン派でも取り入れやすい、上品カジュアルが完成。
【秋冬×パンツ】コーデ
黒T×黒アウター、重ため配色は透けパンツで軽やかに
黒T×シャカブルゾンのスポーティスタイルは、裾がシアーなパンツで足元に抜け感を。シルバーのピアス、バングルでスタイリッシュな華やぎを効かせるのも女性らしさを保つポイントです。ヒールパンプスを選んで、大人らしい仕上がりに導いて。
ラフなワイドデニムも白シャツを羽織ればきちんとおしゃれ
ラクさもきちんと見えも両立したいリモワDAYは、黒T×ワイドデニムに白シャツをON。メンズサイズをばさっと羽織るだけで、自然体のまま清潔感が備わります。ポインテッドトゥのパンプスで足元をキュッと締めて、だらしなく見せない工夫もぬかりなく。
【秋冬×スカート】コーデ
派手T×GジャンはIラインスカートでスマートに
グラフィックTのキャッチーさを、黒スカートで都会的に引き算。Gジャンを羽織ってカジュアルに振りつつ、スカートのIラインとミニバッグで大人らしさもキープ。甘さもラフさも、どちらも欲しい日にちょうどいいバランスです。
黒Tの“仕込み使い”で淡色コーデを引き締めて
ハーフジップのスウェットにプリーツスカートを合わせた、きれいめスポーティな装い。黒Tをインに仕込むことで、白×ベージュの淡色コンビが引き締まり、全体がぼやけずキレよくまとまります。足元はロングブーツで重心を落として、秋冬らしいシックなムードに。
CLASSY.世代の黒Tコーデスナップ3選
メリハリシルエットでスタイルアップも旬ムードも両取り
ZARAの黒Tに、ボリューム感たっぷりなフレアスカートを合わせることで脚長効果も。体に寄り添うシルエット&クロップト丈のTシャツにするだけで、ぐっと今季らしいバランスに決まります。(岡本葉月さん)
カジュアルデニムはきれいめ小物を効かせるのがカギ
ユニクロの黒Tはジャストサイズをセレクトして上品に。デニムにINすることも、きちんと見えるテクニックのひとつ。「シンプルすぎないようにクラッシュジーンズをチョイス。華奢なゴールドアクセサリーできれいめコーデを意識」。(牧原静香さん)
ゆるいロゴTはコンパクトなボトムスでバランスよく
メンズライクなビッグサイズのロゴTも、オールブラックでまとめれば凛とした大人カジュアルに。大胆な丈感のミックスが、今っぽくてヘルシーなムードを演出します。単調になりがちな黒コーデを、ブルーバッグの差し色でフレッシュに更新。(湯本雛子さん)
黒Tシャツの奥深さを味方にして、ベーシックを刷新しよう!
どんなテイストにもなじみ、着回し力抜群な黒T。定番だからこそ、素材やシルエット、小物使いにこだわるだけで新鮮な印象に映ります。きれいめに振れば通勤にも対応し、カジュアルに楽しめば休日の相棒に。季節や気分に合わせて今っぽく更新して、自分らしいおしゃれを楽しんで。
※本記事は過去掲載記事を元に再編成したものです。掲載中の情報は誌面掲載時のもので、変更になっている場合や商品の販売が終了している場合がございます。また、各商品のリンク先の価格は掲載当時のものです。
文/小林 愛
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