通勤、休日、デートに女子会……どんな日も頼れる「ワイドパンツ」。カジュアルになりすぎず、今っぽさも忘れない。そんな、大人のためのワイドパンツコーデを季節・シーン別にお届けします。CLASSY.世代のリアルな着こなし術もぜひチェックしてみて。
ワイドパンツコーデの着こなしポイントは?
ハイウエスト×コンパクトなトップスでメリハリをつける
ハイウエスト×短丈トップスは、ワイドパンツを今っぽく着こなす鉄板バランス。フルレングスのワイドパンツは特に下半身にボリュームがでやすいので、トップスをコンパクトにしてメリハリをつけると脚長効果抜群!
すっきり見せるならタック入りやセンタープレス入りを選んで
ワイドパンツをすっきりと着こなすなら、タック入りやセンタープレスのデザインを選ぶのが正解。縦ラインが強調されて、自然と脚長見え&きちんと感がアップ。ボリュームのあるシルエットでも、スマートな印象に導いてくれます。
ロング丈のアウターやジレを合わせてIラインを強調する
きれいめなら足元はヒール付きやローファーで上品に
カジュアルならスニーカーやサンダルでこなれ感を
ワイドパンツは、足元の選び方で仕上がりの印象が大きく変化。きれいめに仕上げたい日は、ヒール付きパンプスやブーツ、ローファーで上品に。カジュアルに寄せたいときは、スニーカーやサンダル、フラットシューズでこなれたムードに。気分や予定に合わせてバランスを楽しんで。
【骨格タイプ別】似合うワイドパンツはこれ!
骨格ウェーブさんは、クロップド丈&足首見せですっきりコーデに
下半身にボリュームがある骨格ウェーブさんがワイドパンツを穿くなら、クロップド丈かつ足首を見せることですっきりとした印象に。
骨格ナチュラルさんは、オーバーサイズ&長め丈でスタイリッシュに
関節や骨のフレームがしっかりしていて、膝の皿やくるぶしが目立つ骨格ナチュラルさんは、ゆったりとしたシルエットの服で骨感を中和して、スタイリッシュに仕上げるのがコツ。ワイドパンツもゆったりめかつ、フルレングスのものを選んで。
骨格ストレートさんは、オーバーサイズ&長め丈でバランスアップ
上半身に厚みがあり、下半身はすっきりとしたシルエットの骨格ストレートさんに似合うワイドパンツは、縦ラインを活かした長め丈のもの。オーバーサイズを着ると、全体が膨張して見えがちなので、ワイドパンツを穿くならトップスはジャストサイズにするのもコツです
CLASSY.に掲載された【おすすめワイドパンツ】5選
PLST
23区
腰回りすっきり&脚ラインをきれいに見せてくれる、フロントタック、センタープレスのリネン混ワイドパンツ。知的な雰囲気漂う濃グレーで、落ち着きがありながらもこなれたスタイルに。同素材のビスチェを合わせる上級者コーデも楽しめます。
ESTNATION
きちんとムードが薫る、ウエスト位置高めのワイドパンツ。ワンタックのほどよいゆとりがリラクシーさを加えつつ、端正なシルエットがカジュアルなトップスも大人顔に引き上げてくれます。ベルトを添えれば、さらに脚長バランスが際立って◎。
UNFILO
はくだけで旬ムードをプラスする、カーブワイドパンツ。体のラインを拾いにくいゆったりとしたシルエットながらもたつかず、上品な印象に。シンプルトップスとのワンツーでも瞬時にこなれ見えが叶います。
ビーミング by ビームス
キレイめにもカジュアルにも着こなせるグレーのワイドパンツ。柔らかくリラクシーな着心地ながら、きちんと見えもする万能な1本です。ウエストからちらりと見える白とリボンがコーデのアクセントに。
「ユニクロのタックワイドパンツ」着回し4コーデ
ユニクロの名品「タックワイドパンツ」は、もはや私たちの制服と言っても過言ではないほどの所有率では? みんなが持っているからこそ、トップスに変化球をつけて、周りと差がつくオシャレなはき方にチャレンジしてみて。おすすめの着回しコーデ4例をお届けします。
【季節・シーン別】ワイドパンツのきれいめ&カジュアルコーデ16選
【秋】のワイドパンツコーデ7選
@街歩き
流行中のブラウンパンツに鮮やかなブルーカーデで新鮮さを
@外回り
ハンサムリッチなベージュワントーンコーデ
秋になると黒や茶色などのダークトーンが多くなりがちだけど、ベージュも秋の爽やかな気候が合うカラー。ミルクティーのようなまろやかな色味のベージュシャツに、ワイドなベージュスラックスを合わせて黒ベルトでウエストマークを。外回りの日だからこそ履きたいスニーカーは、コーデに抜けを与えるワンポイントとしても役立ちます。
@公園へ
スウェットをきれいめワイドパンツで大人カジュアルに
グリーンのスウェットトップスは、深まる秋にぴったりなカラー。インナーにシャツを着て、グレーのセンタープレスワイドパンツを合わせれば上品なきれいめカジュアルな休日コーデに昇格します。日差しが暑いときは肩がけしても、コーデの差し色として優秀。
@オフィス
シックなチェックパンツは白ジャケで爽やかに着こなして
チェック柄のワイドパンツに、クリーンな白ジャケットを羽織って華やかさをプラス。かっちりしすぎず、それでいてきちんと感もキープできる絶妙バランスが、オフィススタイルにぴったり。ブラウンの小物で秋らしさを足して、洒落感もグッと引き寄せて。
@デート
攻めのオフショルも黒パン合わせなら品よくヘルシー
大胆なオフショルニットは、黒のワイドパンツを合わせることで狙いすぎない女っぽさに着地。落ち感のある素材が品のよさをあと押ししてくれるから、頑張りすぎずとも好印象が残せます。キャッチーなハートのバッグで、デートらしいときめきをひとさじ。
@友達とカフェ
旬のカーブパンツがGジャンのマンネリ打破に一役
手持ちのGジャンも、旬のカーブワイドパンツを合わせれば、一気に新鮮な着こなしに。ゆるやかな曲線美がデニムのラフさを中和し、上品な雰囲気にまとまります。肩掛けしたニットで立体感を足したら、足元はメリージェーンで抜けを作るのが肝。
@ショッピング
黒ベルトギュッ! でオールホワイトを切れ味よく
膨張見えが気になる上下ホワイトは、黒ベルトのウエストマークでスマートに攻略。きちんと感のあるワイドストレートとセンタープレスの効果で、すらりと脚長に。引き締め効果のある小物使いが、スタイルアップに一役買ってくれます。
【冬】のワイドパンツコーデ7選
@ホームパーティ
ワイドなホワイトデニムでリラクシーなおうちコーデ
リラクシーでいながらおしゃれも楽しみたいホームパーティには、ゆるっとしたホワイトデニムがぴったり。きれい色カーデを羽織ってモノトーンコーデを格上げしつつ、ボーダーニットで引き締めるとグッドバランスに。
@親戚宅へ
動きやすさときちんと感を両立する優等生コーデ
年始挨拶に親戚宅を訪問するなら、好感度重視のきれいめカジュアルが失敗知らず。ネイビーのカーディガンをニットのように1枚で着て、グレーのワイドパンツできちんと感を。足元は玄関先で脱ぎ履きしやすいスニーカーをチョイス。小物はあえて白地のものを選ぶことでコーデに軽やかさをプラスしてくれます。
@通勤
ショートダウンはワイドパンツの冬の相棒!
寒い日の通勤は冷え対策を重視したいところ。ダウンを着てオフィスに行くなら、ショート丈が動きやすく脱いだときもスマート。さらに、ワイドパンツとの相性抜群で、簡単にスタイルアップが叶います。全身が重くならないようパンツは白を選んで爽やかに。
@デート
ドキッとするオフショルはデニムでほどよくカジュアルに
冬デートで肌見せトップスを着るときは、デニムワイドパンツを合わせて力みすぎない印象に調整。ロングコートをざっくり羽織れば縦ラインがすっきり見えて、全体が好バランスに。デコルテだけほんのりのぞかせる絶妙な抜けが、女らしさをさりげなく引き立てます。
@オフィス
ロングコートで縦ラインを強調&ヒールでスタイルアップ
ワイドパンツ×トレンチコートでIラインを意識すれば、リラックス感のあるシルエットに凛としたハンサムさが宿ります。ヒールを合わせることで全体がすらりと整い、通勤にも最適なスタイルに。きれい色バッグを添えて地味色コーデをほんのりトーンアップ。
@友達と忘年会
ゆるコート×ゆるパンは短丈カーデでメリハリをつけて
重ね着が増える冬こそ、シルエットのバランスが肝心。ワイドパンツとリバーコートのゆるシルエットには、短丈カーデで上半身にポイントを。視線が自然と上がり、スタイルアップが叶います。足元はローファーできちんと感を添えて、忘年会にちょうどいいきれいめカジュアルに着地。
@ショッピング
ベージュコーデは “濃色ボトムス” がバランスよし
ベージュトーンでまとめた柔らか配色には、キャメルのワイドパンツで奥行きをプラス。淡色同士の組合せでも、濃色ボトムスが軸になることで全体が締まり、バランスよく見えます。足元のローファーや黒めがねで、知的&クラシックに引き締めて。
【春】のワイドパンツコーデ7選
@ピクニック
オーバーサイズのGジャンできれいめパンツをオフモードに
@習い事へ
バイカラーカーデ×白ワイドパンツで華やぎのあるおすましコーデに
ネイビーと白のバイカラーカーディガンを、白のワイドパンツに合わせたワンツーコーデ。カーデ×パンツの無難な組み合わせも、適度にシアーでシャリ感のあるカーデがおしゃれ度を高めます。はじまりの季節に挑戦したい新しい習い事に向かう日に、気合を入れすぎずにおしゃれを楽しめる装いです。
@ショッピング
好相性なクロップド丈シャツとワイドパンツのトラッドコーデ
淡いピンクのクロップド丈のシャツは、かっちりとしたワイドパンツに合わせると上品。ウエスト位置の絶妙な丈感と、パンツのウエストマークの存在感で、シャツアウトもひとワザきかせたように決まります。グレーのスウェットを肩がけしてポイントに。
@オフィス
淡色のパンツ×トップスをジレでハンサムに引き締め
ワイドパンツとタートルネックの定番コンビに、ダブルボタンのジレでシャープなアクセントをプラス。まろやかな配色にシックな色味のジレを加えることで縦ラインが生まれ、スマートな印象に導いてくれます。ポインテッドトゥパンプスで、オフィスにも映えるきれいめな装いに仕上げて。
@デート
黒×光沢素材のパンツならピンクトップスも大人顔に
なんにでも合う定番の黒パンは、落ち感のある厚手素材&微光沢でリッチに格上げ。デート気分を高めてくれるピンクのトップスも、甘すぎずスタイリッシュに着地します。Gジャンをラフに持ち、親しみやすさを添えたバランスも今っぽい。
@女子会
タックパンツ×ボーダーでツイードの老け見えを阻止
重く見えがちなツイードも、インナーのボーダーでグッと軽やかに。ワイドパンツで今っぽいシルエットに仕上げれば、堅くなりすぎず大人の余裕を感じるスタイリングに決まります。モノトーンだけどちゃんと華やぐから、写真の撮り合いにも自信が持てる!
@遊園地
短丈トップスでニュアンスカラーにリズム感をプラス
淡いカラーのワイドパンツは、旬の短丈ラガーシャツで重心アップを狙うのが正解。メリハリがつくことで野暮ったく見えず、動きやすさもおしゃれも両立した遊園地スタイルが完成します。足元のグリーンスニーカーで、楽しげなアクティブ感をひと盛り上げ。
【夏】のワイドパンツコーデ7選
@ライブ
Tシャツを引き立てるシンプルワイドパンツコーデ
とことんカジュアルなプリントTシャツを、グレーのワイドなスラックスにウエストイン。ベルトとスニーカーを黒にすることで全体に統一感を生み、計算されたきれいめカジュアルコーデに昇格します。シャツを肩がけしてアクセントに。日除けや防寒にも役立ちます。
@日帰り旅行
名品パンツをあえてのオールブラックでハンサムに
ゆるっとすごしたい夏の日帰り旅行には、ワンサイズ上のタックワイドパンツを選んでみて。ウエストを落として穿くワザで新鮮なシルエットにチェンジできます。タンクに加え、ベルトとビーサンも黒で統一。デニムシャツとカラフルなバッグで夏らしく。
@女子会
メンズライクなワイドパンツでオフショルの甘さを中和
@オフィス
サテンパンツがワンツーコーデをリッチに更新
半袖ニットとのワンツーがありきたりに……そんなときは、サテンパンツの艶めきで小粋なムードに更新するのも手。落ち感があることでフラットシューズでもすらっと細見えが叶います。きれい色バッグで春らしいフレッシュさを加えるのも◎。
@ドライブデート
シワになりにくいパンツ×甘ブラウスが正解
座る時間が長いドライブデートでは、シワになりにくいグログラン素材のタックワイドパンツが活躍します。肉感を拾いにくいストレートシルエットで、楽ちんながらきれい見え。運転中は上半身に目がいくから、キーネック&ギャザーのブラウスで可愛らしさを担保。
@友達とランチ
クリーンな白パンツはひと癖ベルトで個性をプラス
クリーンな白のワイドパンツは、どんなトップスも受け止めてくれる頼れる一枚。黒のアメスリ×サークルバックルのベルトでほんのりモードに仕上げれば、定番カラーの組合せでもグッと新鮮に。シンプルなのに印象に残る着こなしは、気負わずおしゃれを楽しみたいランチシーンにぴったり。
@グランピング
いつもの白Tもミリタリーパンツならこなれ感たっぷりに
機動力も洒落感も備えたいグランピングでは、ミリタリーテイスト溢れるカーゴパンツをセレクト。白Tとのミニマルな合わせでもサマになるから、アクティブな日に最適です。仕上げに黒サングラスを効かせて、辛口に引き締めるワザも◎。
CLASSY.世代の【ワイドパンツコーデSNAP】7選
重くないグレーパンツできれい色カーデをヘルシーに
きれい色カーデとグレーのワイドパンツでヘルシーさを意識。「カーディガンをユニクロの白インナーに重ねて、ボトムスはカーブシルエットと重くないグレーが絶妙なH BEAUTY & YOUTHのパンツを合わせました」(樟 杏莉さん)
ダウン以外はきれいめでまとめて脱カジュアル
「仕事の日はワントーンコーデでキレイめに。ユニクロのリブボートネックTは身体のラインを拾いすぎず、女っぽさが出せる絶妙なフィット感。人気のタックワイドパンツを合わせました」(安藤えりかさん)
ポロニット&ベルトで定番グレーを今どきに刷新
ともすると地味に見えるオールグレーは、ポロニットやベルト使いで今年顔にアップデート。「体に沿う薄手ニットで自然と緩急のあるシルエットに。さらに黒のベルトで引き締めたら、ワントーンの間のび感も回避できます。足元の緑をアクセントカラーに」(清田佐奈子さん)
デニム×ジャケットは相性抜群! シアートップスで抜け感を
デニム×ジャケットの鉄板コンビに、キャップとスニーカーでほどよく肩の力を抜いた最旬バランス。「シアートップスの透け感が気になる人も、ジャケットを羽織れば挑戦しやすいです。ブルーデニムのカジュアル派には、明るいブラウンのジャケットが使いやすくておすすめ」(牧原綾香さん)
きれいめ白パンならトレンドビスチェも難なくクリア
ビスチェのレイヤードで上半身にポイントを。白のワイドパンツが軽やかさと脚長効果を両立。「ビスチェとシャツがセットになったトップスは、初挑戦でも失敗がなく安心。きれいめなワイドパンツを選べば通勤にも。シルバーのバッグとシューズで遊び心をプラス」(萩原紗英さん)
レイヤードは “縦ライン” でシャープに見せるのがカギ
お馴染みのワイドパンツ×シャツは、短丈ジャケットとの重ねワザで新鮮味を投入。「きちんと上まで閉めた衿を重ねるのがポイント。ニットジャケットが短丈なので、スタイルアップも! シャツとパンツに入った縦のラインで全体をシャープな印象に」(清田佐奈子さん)
全身バランスを意識して、垢抜け&スタイルアップを叶えよう!
きれいめもカジュアルも、どちらも欲張りたいCLASSY.世代にぴったりなワイドパンツ。体型カバーを叶えつつ、さりげなく今どきのムードもまとえる一本は、シルエットのバランス次第でぐんと洗練された印象に。短丈トップスやジレで重心を調整したり、ベルトで引き締めたり。パンツ自体にツヤがある生地を選んで、リッチ感を添えるのもおすすめです。ただのベーシックにとどまらない、大人のワイドパンツコーデを楽しんで。
※本記事は過去掲載記事を元に再編成したものです。掲載中の情報は誌面掲載時のもので、変更になっている場合や商品の販売が終了している場合がございます。また、各商品のリンク先の価格は掲載当時のものです。
文/小林 愛
Magazine