【デルヴォー】モダンで建築的な「レアレス」は自由な翼のようなバッグ

アラサー世代の女子が常に探しているといっても過言でもない、運命のバッグ。CLASSY.では、毎月おすすめのバッグをピックアップ。30代、40代、50代…と人生のステージが変わってもずっと変わらずに持てる普遍的なデザイン。今回は「DELVAUX」のバッグです。

1829年ベルギー・ブリュッセルで誕生した世界最古のラグジュアリーレザーグッズメゾン「デルヴォー」。1883年には王室御用達の栄誉を賜り、ベルギーの文化や価値観を世界に発信しています。孔の開いたデザインが特徴の新作「レアレス」は、1946年に空の旅のためのバッグとして世界初の特許を取得した、デルヴォーの「Avia Airess」スーツケースが着想源。外装はエレガントなレザーの「Avia Airess」は、内部構造に秘密がありました。耐久性を保ちつつ羽のように軽いジュラルミンでできたフレームにパーフォレーテッド（孔を開ける）加工を施し、丈夫で軽量なスーツケースを生み出したのです。そんな歴史を大胆にデザインの主役に用いたのがこの「レアレス」。モダンで建築的な佇まいはすでにバッグLOVERたちの間で注目の的。翼のように広がったサイドは、折りたたむことで2つのシルエットが楽しめます。戦争が終わった解放感があふれ、人々が空の旅に強く憧れたり、世の中がスピードと洗練されたライフスタイルを楽しむ新しい世界へ向かっていたこのときから、イノベーションの最先端にいたデルヴォー。今も変わらないそのフィロソフィーが、人の心をつかむバッグを生み出すいちばんの理由です。