吉高由里子さん・大河ドラマ『光る君へ』に出演中!「十二単は実際着てみるととっても重くて、いつも背骨が痛いんですけどね(笑)」

柔らかい笑顔で、スタジオに現れた吉高さん。新年からの大河主演の撮影中の合間を縫ったスケジュールだったのでさぞかしお疲れかなと思いきや、「このブーツ可愛い!」とはしゃいだり大好きな唐揚げを食べたり…いい意味で肩の力が抜けたしなやかな姿勢に、ベージュとグレーがとてもお似合いでした。

表紙でも着たコーデもグレーワントーン

スウェットコーデとは真逆のベク

スウェットコーデとは真逆のベクトル、おめかしスカートコーデも黒より自然な印象になるのはグレーの力。コート¥215,600スカート¥83,600〈ともにエス マックスマーラ〉ニット¥145,200〈マックスマーラ〉(すべてマックスマーラ ジャパン)ブーツ¥149,600(トッズ/トッズ・ジャパン)リング[D×WG]¥849,200※サイズによって価格変動(ピアジェ/ピアジェ コンタクトセンター)

グレーもベージュも、20代の頃より今、似合う気がする

ファッション誌の撮影なので今日の私服は気張って白スカートを穿いてきましたけど(笑)、普段はほとんど毎日ジャージです。さっきスタイリングで着させてもらったスウェットもよく穿きますし、どちらかというとパンツ派。スカートはたまにしか穿かないですね。基本はグレーと黒が好き。特にグレーはどんな色にも寄り添ってくれる色だと思います。ベージュの良さは以前はわからなかったけど、年齢が追いついてきたのかな。グレーもベージュも、20代の頃より今のほうが似合うようになった気がしています。服や服の色もそうですが、そのほかのことでも20代の頃より緩くなったなと感じますね。若いときは自分を大きく見せようとしたり、もっとできる!と思ったり。人に対しても厳しさがあったかなと思います。でも今は経験を重ねて、いろんなことを知った分だけ怖い。どんどん臆病になる感覚もあります。人間だから自分なりの正義は持っているけれど、それを振りかざさない。どこまで許すか、どこから戦うか。そこを考えるようになりました。新年から放映スタートする「光る君へ」はほとんど戦がない、大河ドラマです。主人公の紫式部を演じますが、源氏物語を辿ってみると、今も昔も変わらないなと思う部分もあります。女性主人公ですし、CLASSY読者の方にも観ていただきやすい大河なのかなと思います。着物も御簾も鮮やかで、映像の色遣いも優美です。十二単は実際着てみるととっても重くて、いつも背骨が痛いんですけどね(笑)。仕事については、こんなに続くと思っていませんでした。子供の頃お父さんが観ていた大河に、本当に私が出演するのかな?と今でも不思議。でもとりあえず、2024年の年末までは精一杯生きる約束を、みんなとしている感覚です。

主演大河ドラマ「光る君へ」は1月7日放映スタート

大河ドラマ「光る君へ」は、平安中期に、のちに世界最古の長編小説といわれる「源氏物語」を生み出した、紫式部の人生を描きます。武家台頭の時代を目前に、華やかにひらいた平安文化の花。きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した女性の一生を、吉高由里子さん主演で鮮やかに表現。着物や色遣いにも注目したい。

撮影/YUJI TAKEUCHI(BALLPARK) ヘアメーク/RYO スタイリング/荒木里実 再構成/Bravoworks.Inc

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最新号 202406月号

4月26日発売/
表紙モデル:山本美月

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