【ボッテガ、セリーヌ…】憧れの先輩に聞いた「失敗しないバッグ選びの基準」とは…
自分への投資に、いつか手にしたいメゾンのバッグ。高額な買物だから納得のいくものを選びたいけれど、一体何を基準に選んだら…?そこでオシャレの軸を持った憧れの先輩4名に、これまでのバッグ選びのヒストリーや自分らしいバッグの選び方を取材しました。
モードな女らしさ——自分のスタイルや理想の女性像を体現するものを
■二ノ宮和佳子さん/イウエン マトフディレクター・モデル
a.【CELINE】ビッグバッグ〜30歳〜
会社員時代に買って、今も変わらず愛用中のセリーヌ。黒バッグが多いですが、女らしいバーガンディに惹かれました。グレーやベージュなど、色合わせを楽しむバッグ。
b.【Dries Van Noten】ショルダーバッグ〜39歳〜
ショルダーとハンドルで持ち方が違うと印象が変わるドリスのバッグ。ミラー加工のレザーで表情があるのでシンプルですがポイントになるところが好き。
c.【JIL SANDER】ウーブンバスケット〜39歳〜
ジルサンダーの少しハズしたデザインに惹かれました。辛口な黒レザーなので、編みのバッグでもシーズン問わず持てます。少し重いですが、愛着を持って使っています。
d.【BOTTEGA VENETA】ハンドバッグ〜41歳〜
パリ出張で購入したボッテガ。かっちりした印象のバッグはコンサバな装いにもマッチするので、母親業のときに出番が多いです。黒地に白のステッチがアクセントに。
e.【J&M DAVIDSON】クイバーバケット〜44歳〜
高身長の私にもフィットするJ&Mの大きめバッグ。レザーがしっかりしているので、立ち上がりもキレイ!シンプルでありながら、バックルがポイントになります。
一過性のトレンドではなくブレない自分軸を持って納得して買うことが大事
並んだバッグを見ると、改めて私は黒という色が好きなんだなと実感しました。黒バッグといっても素材やディテール、持ち方によって印象は変わるので、黒の中でバリエーションをつけるようにしています。
ブランドバッグのような大きな買物は、「これが欲しい!」と思って頑張って働いて、それに対するご褒美という意味合いもありますよね。働き盛りのCLASSY.世代のみなさんは、それを目標に頑張るのも価値のある経験だと思います。
どんなバッグを選ぶか迷ったとき、一過性のトレンドだけに流されないでほしいというのが本音。自立を目指したり、〝自分らしさ〟を確立していきたいなら、バッグ選びにもブレない軸を持つことが大事なのかなと。それこそ経験豊富な先輩に、ライフステージが変わっても持てるバッグについて聞いてみるのもいいと思います。
ディレクションしている「イウエン マトフ」もそうですが、私自身は〝モードな中にも女らしさがあるスタイル〟が好きです。自分の軸をしっかり持ったバッグ選びこそが、納得の投資につながるはずです。
教えてくれたのは・・・
■イウエン マトフディレクター・モデル 二ノ宮和佳子さん
1978年生まれ、44歳。10代からモデルとして活躍。2004年からファッションブランドに携わり、現在はフリーランスで「イウエン マトフ」のディレクターを務める。
※掲載の商品は本人私物です。ブティックへのお問い合わせはご遠慮ください。
撮影/坂田幸一 取材/広田香奈 再構成/Bravoworks.Inc