憧れブランドの「名品トラッドアイテム」4選【デザイナーのこだわりがつまった「マディソンブルー」】

本当に良いものに投資する、この時代の流れで今、あらためてトラッドなアイテムに注目が集まっています。上質なベーシックスタイルを提案する代表的な人気ブランドのルーツを辿ると、それぞれ歴史は異なるものの基本軸にはトラッドがありました。

【MADISONBLUE】核となる6型のシャツからスタート

オーセンティックなアイテムからどこかトラッドな要素を感じるマディソンブルー。その雰囲気はどこからきているのでしょうか?デザイナーの中山まりこさんにお話を伺いました。「子供の頃、アイビールックが流行っていた影響から、シャツを着る高校生や大学生に憧れ、小学校の卒業式にボタンダウンのシャツとブレザーを買ってもらうほどトラッドが好きでした。その後、20代前半でスタイリストとして独立し、ニューヨークに渡りましたが、その頃にはもうアイビールックのニューヨーカーはほとんどいませんでしたね。それでも私のトラッドという軸はブレませんでした。

49歳でブランドを立ち上げるとき、流行りのものを作っても意味がない、自分にしか作れないスタイリングの核となるものを、と考え真っ先に浮かんだのが『シャツ』でした。シャツにはお堅いイメージもありますが、モードにも着ることができて、ルールを壊すことのできるアイテムでもあります。マディソンブルーで展開しているオックスフォードやシャンブレーのシャツはトラッドアイテムの定番で、スタイリングの基本軸です。だからこそ、様々なテイストのアイテムと合わせて、楽しんでもらいたいなと思います。

シャツ6型から始まり、現在コレクションは平均150型ほどにもなりますが、すべてのアイテムに私の見てきたトラッドな要素が詰め込まれています。マディソンブルーも時を経て親から子へ継承される、そんなトラッドな存在になれたらいいな、と願っています」

「マディソンブルー」トラッドアイテム“4選”

【SHOP DATE】
◼︎MADISONBLUE表参道店
東京都渋谷区神宮前4-19-3
TEL:03-6434-9133

\マディソンブルーについて話してくれたのは…/

◼︎マディソンブルーデザイナー

◼︎マディソンブルーデザイナー/クリエイティブディレクター 中山まりこさん
1980年代からスタイリストとして活動し、広告、雑誌、アーティストのスタイリングなど、幅広く活躍。2014年、自身のブランド「マディソンブルー」を立ち上げた。

イラスト/ユリコフカワヒロ 取材/宮沢裕貴子 再構成/Bravoworks.Inc

MOVIE

MOVIE

Feature

Magazine

最新号 202406月号

4月26日発売/
表紙モデル:山本美月

Pickup