いつも、最近訪れた旅先情報を教えてくれる斉藤美恵さん。こんな大人がひとり旅していたらさぞかし素敵だろうな…の代表です。そんな美恵さんが旅コーデで一番気を配るという〝移動服〟は目からウロコの工夫がいっぱい。移動手段別に聞きました。
久しぶりの飛行機移動、何を着ればいいか迷っている人へ
移動服で一番意識するのは、その服でホテルにチェックインできるかどうか。若い頃は楽ちんさ重視で、当時流行っていたジューシークチュールのカラフルなスウェットセットアップとかTシャツ×レギンスが機内コーデの定番でした。
でも年齢を重ねるにつれて、ちゃんとしたホテルに滞在することが増え、「この格好でチェックインしたくないな…」と感じるようになったんです。機内では快適だけど、現地に着くと手抜きに見えて嫌だな、と。
素敵なホテルのレセプションにダルダルの服でいたくないし、その場にふさわしい格好をしていたい。特にひとり旅では、きちんとした大人が旅してると思われたいから、チェックインまでを見据えたキレイめベースの移動服を考えるようになりました。
また、行き先が国内でも海外でも、足元のコンフォートさは譲れないポイント。旅において足が痛いって一番致命的だと思っていて。現地では思い立ったらいつでも身軽に歩きたいから、移動時間もストレスフリーな足元に徹底。機内に入ったら必ずビーサンに履き替えます。足元がラフなぶん、ジャケットやジュエリーの存在が不可欠です。
そして、1枚たりとも余計なものは持って行きたくない派なので、最小限の服でも上手く着回せるように、旅の服はカラーレスが基本。モノトーンなら、スウェットやTシャツのカジュアルアイテムもリッチに見えるし、旅先でのコーデもちぐはぐになりません。
移動服と聞くと快適さを優先するあまり、スウェットパンツやシャカパンなど自分のキャラにないものを買ってしまいがち。楽な服にとらわれず、普段のコーデの延長で考えることも、移動服を大人に仕上げる秘訣だと思っています。
\MIE's TRAVEL STYLE/
教えてくれたのは...
◼︎MIE SAITO
CLASSY.、VERY、VERY NaVYの女性誌からカタログ、オンラインメディアまで幅広く活躍。合理的視点や実用性を押さえたスマートなスタイリングにファン多数。弾丸海外も厭わないほど旅が好きで、この撮影に触発されて即決した香港ひとり旅で校正チェック中…!
スタイリング/斉藤美恵 撮影/水野美隆 取材/坂本結香 再構成/Bravoworks.Inc
Magazine
View more
View more
View more
View more
View more
View more
View more
View more
View more