ユニクロが11月19日、今年9月にプロテニスの現役引退後、初めて来日したユニクログローバルブランドアンバサダーのロジャー・フェデラー選手の偉業を称え、次世代につなぐイベント「UNIQLO LifeWear Day Tokyo 2022 with Roger Federer」を、有明コロシアム(東京都江東区)で開催しました。その様子をご紹介します。
本イベントは、フェデラー選手のこれまでの活躍を振り返り、フェデラー選手のメッセージを次の世代に継承することを目的に開催。同じくユニクログローバルブランドアンバサダーでプロテニスプレーヤーの錦織圭選手、プロ車いすテニスプレーヤーの国枝慎吾選手、ゴードン・リード選手も参加し、アンバサダー同士によるトークセッションやスペシャルテニスセッション、ジュニア向けのテニスセッションなどが繰り広げられ、集まった約6,400人の観客を沸かせました。オープニングで、フェデラー選手が入場すると、観客席から大きな拍手。フェデラー選手は「日本の人々はいつも温かく接してくれ、特別なつながりを感じている。 3年ぶりに来日できてうれしいです」と、日本でファンと交流できる喜びを口にしました。
トークセッションでは、各選手がフェデラー選手に関する思い出を披露。錦織選手は「彼と試合できたのは大きな経験。どの試合をとっても学ぶことが多かった」と振り返り、「彼の試合は楽しいし、かっこいいし、見ていて驚くショットが多い。本当に完璧」と熱く語ると、フェデラー選手は「コートで一緒に戦った日々は忘れられない。けがを治して、強くなって戻ってほしい」と激励しました。株式会社ファーストリテイリング取締役 グループ上席執行役員の柳井康治氏は、ユニクロがグローバルブランドアンバサダーをはじめとする一流アスリートやスポーツ団体などと推進している次世代育成の取り組みを紹介し、今後さらにスポーツ以外の分野にも発展させていくことを表明。フェデラー選手も「子ども向けクリニックはずっとやっていきたい。社会貢献できる素晴らしい取り組みだ」と話しました。
続いて、フェデラー選手は錦織選手を交え、小学1~4年の約50名とテニピン(手のひらにはめたスポンジのラケットでスポンジのボールを打ち合うゲーム)を楽しんだあと、日本の有望なジュニア選手たちを指導しました。観客がスマートフォンを通じてフェデラー選手にまつわるさまざまなクイズに答えるコーナー「QUIZ RALLY WITH ROGER」で、「引退後にチャレンジしたいこと」という質問に、「スキー」という回答を用意したフェデラー選手。現役時代はけがを避けるため控えていたスキーについて、「子どもたちから『パパ、いつ一緒にスキーをするの?』と聞かれ続けてきた。今後は思い切り楽しみたい」と父親としての一面をのぞかせました。クイズの全問正解を果たした2名には、フェデラー選手から直筆サイン入りTシャツをプレゼント。フェデラー選手が観客席にサイン入りテニスボールを打ち込むファンサービスもありました。
スペシャルテニスセッションでは、今年9月に現役を引退した、女子テニスプレーヤーの奈良くるみ選手が加わり、フェデラー選手と国枝選手のペアと奈良選手とリード選手のペアの対戦を、錦織選手が審判を務めるという特別なダブルスが行われました。
フィナーレでは、会場の照明を落とし、観客のスマートフォンのライトが灯る温かい雰囲気を演出。フェデラー選手は「アットホームに迎えてもらえて感謝しています。今日のイベントの参加者から日本の次世代が出てくることを期待しています。また来年、もどってきます」と締めくくりました。
構成/CLASSY.ONLINE編集室
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