手がけるスタイリング同様に、自身のファッションも甘すぎない「シンプルフェミニン」が定番のスタイリスト・乾 千恵さん。さりげなく今の気分を反映した装いの秘訣を、編集部の甘い服好きスタッフが根掘り葉掘り取材する短期集中連載。第一回のテーマは、「キレイめ服にはやっぱりヒールがいいですか?」。乾さんと実は身長と骨格診断が同じ(154㎝でウェーブ体型)の編集Kが聞きました。
「フェミニンな服にヒールを合わせがちだけど、それってトゥーマッチですか?」
「名古屋出身ゆえ、キレイめ服やフェミニン服にはヒールを合わせるのが正解!という気持ちが強いです。身長154㎝なのでなおさらそう。が、なんだか今っぽくない気も…。乾さんは私と同じ身長と骨格診断なのに、いつもスタイルよく見えるのはなぜですか?」
「背が低くても今はぺたんこ靴のほうが洒落て見えます」
「私も以前はヒール大好きでした!でも私のスタイリングにヒールだと今は甘すぎるのと、個人的に足元にボリュームのある〝ミッキーマウス感〟が苦手。そして何よりカジュアルさも欲しいので、最近は専らぺたんこ靴ばかりですね。いわゆるウェーブ体型でボリュームのある下半身がコンプレックスということもあり、パンツを履くならハイライズでストレート、もしくはワイドシルエットのものを選ぶようにしています。背が低くても、ヒールを履かなくても成立するオシャレを日々模索中。可愛くはありたいけれどほっこりしたいわけではないので、この日はMY定番の白フリルブラウス×ワイドパンツという組み合わせに、お気に入りのローファーを合わせました」
ブラウス/KIARIS vintage & closet×JOURNAL STANDARD パンツ/Whim Gazette ピアス・リング/blanc iris サングラス/OLIVER PEOPLES シューズ/CHANEL バッグ/MADE IN MADA(メイドインマダ)
こうマネしてみる!
「夏のティキーズのビーサンは毎年必ず履く、私自身の定番でもあります。
そんなティキーズを使って、きれいめなセットアップをカジュアルに!上品な雰囲気は譲れませんが、頑なにならず旬のムードは取り入れるべき。小物で甘さをどこまで落とせるか、そんなミックス感が意外とモテにつながったり…甘さは全面に押し出すというよりも余韻に残る程度に。
そんなことを考えながらスタイリングしています。さりげないウエストマークでスタイルアップもお忘れなく」
サンダル¥8,800(ティキーズ/エスケーパーズオンライン)リネンベスト¥47,300スカート¥64,900(ともにebure GINZA SIX店)ノースリーブカットソー¥8,580(スローン)キャップ¥5,500(アッパーハイツ/ゲストリスト)デイパック¥7,150(ザ・ノース・フェイス/ゴールドウイン カスタマーサービスセンター)
次回は「キレイめ好きでつい黒を着てしまう」お悩みに応えます!
撮影/村松巨規(人物)、皆川哲矢(静物) ヘアメーク/chiSa(SPEC) スタイリング/乾 千恵 取材/清水亮子 編集/小林麻衣子(CLASSY.編集室)
※掲載のCHANELの靴は私物です。CHANELブティックへの問い合わせはご遠慮ください。
【問い合わせ先】
ebure GINZA SIX店03-6274-6915スローン03-6421-2603ゲストリスト03-6869-6670エスケーパーズオンライン03-5464-9945ゴールドウイン カスタマーサービスセンター0120-307-560