「骨格診断で選ぶいちばん似合う服」CLASSY.2021年2月号での結論!【骨格診断アナリストが振り返り】

CLASSY.では抜群の人気を

CLASSY.では抜群の人気を誇る〝骨格診断〟メソッドを基にした、スタイリング紹介ページ。「CLASSY.ONLINE」では特別編として、骨格診断アナリストである本誌ライターの棚田トモコが本誌のスタイリングをすべてチェック!!その中から各骨格に似合うコーディネート、ベスト5を紹介しています。 これを読めば、〝骨格に似合う〟はもちろんのこと、トレンドもCLASSY.らしさも兼ね備えた、コーディネートを知ることができちゃいます!
今回は、CLASSY.2月号を通して見た、振り返り&総まとめ編です。

まずは3つの骨格の特徴をチェック!

「CLASSY.」2021年2月号で、各骨格に一番似合うベストコーデは?

骨格診断アナリスト棚田の結論!

まだまだコロナウィルスと戦い続けていた2021年春。リモートワークもだいぶ定着し、家で過ごす時間もぐんと増えましたよね。通勤時間が減ったことで自分と向き合うようになった人も多いのでは? そうなると、新しい自分を発見したり、以前よりも気になるところが出てきたり…。閉塞感に包まれた今を華麗に戦い抜くには? CLASSY.が出した結論はずばり、「“自己肯定感”があがる服を着よう!」ということでした。いろんなことに苛まれていても、自分だけは自分を手放しで愛してあげるべき!ふと鏡に写った自分の顔色がパッと明るかったり、なんだかシュッとして見えたり…ただそれだけで気分が良くなるのが女性というもの。小さな積み重ねで人生が好転するのならば、そのちょっとの何かをしたほうが断然いいですよね。ということで、今回の総論は、その“後押し”を、骨格診断の観点からさせて頂きます。これを読んで頂ければ、あなたの良さを改めて実感できるはずです。あなたが他の誰にもなれない代わりに、他の誰かが真似できない、あなたのそのスタイルが愛おしくなりますように。あなたが自分自身を肯定できますように。それでは、それぞれの骨格タイプの長所をお伝えしながら、今季買い足すべきアイテムをご紹介します。

【ストレート体型】主演女優級の存在感があり、着飾らなくても十分素敵な骨格タイプ

「ベーシックなもの、シンプルな

ベーシックなもの、シンプルなものがサマになる」。大人の女性として、こんなに喜ばしいことはありません。あれこれ足し算したいし、そうしがちな10代、20代のオシャレを経て、だんだんと余計なものを削ぎ落としたくなる30代。行き着くのは、究極にミニマムなコーディネート。“Tシャツ×デニム”、“シャツ×デニム”、冬なら“ニット×デニム”。そんな“THEシンプル”なスタイリングを素敵に着こなすには、ストレートタイプのように、腰位置が高く、身体に立体感が必要です。着飾らなくても十分素敵な骨格タイプストレート体型に主演女優が多いというのはもはや定説になってきていますが、それもよくわかります。デコラティブなものを着なくても存在そのものが華やかなのです。もっと言えば、ジュエリーに頼る必要だってないくらい。とはいえ、品質のいいものを身につければ、そのアイテムのオーラも相まって、さらに大人の品格をまとえるというのもストレートタイプの強み。アイテムを吟味して買うようになった今だからこそ、時代を超えて愛せるジュエラーのものやハイブランドの名品を買い足すのも正解です。シンプルな無地のTシャツとデニムだけでも十分もちますが、気候が変わりやすい今ならitジャケットを一枚買い足しておくのもいい。これもまたあなたが本来持っているグラマラスな骨格を活かしながら、知的に、いい女っぽく仕上げてくれるものだから。

【ウェーブ体型】“ヒロイン”のような存在。女性らしいものがとにかく似合う

きちんとした大人の女性だけれど

きちんとした大人の女性だけれど、どうしても守ってあげたくなる存在に見えるのは、ウェーブタイプの特権です。それは上半身が華奢で、似合う服がそれをカバーするために華やかなものである必要があるからというのが大きな理由の一つですが、他の骨格タイプだと難しい、丸みのある襟やキラキラと光るもの、ふわりと舞うような生地…とにかく「女性らしい」とか「女性に生まれてよかった…」と思えるようなデザインのものがウェーブタイプにしっくりくるからということでもあります。ウェーブタイプに似合う服装を考えるとき、私がすぐに思い浮かべるのは、物語のお姫様、ヒロインが着ているシルエットのもの。幼少の頃夢見た、おとぎ話の中のお姫さまって、Xラインのドレスを着ているイメージがありませんか? そんなデザインはやっぱり上半身が華奢でウエストがきゅっと細いウェーブタイプだからこそ似合うものです。だからぜひその特権を存分に楽しんでください。今季はウェーブタイプによりしっくりくるブラウスやパフスリーブが豊富です。華奢な骨格タイプなだけあって、どれだけ華やかに仕上げてもサマになるのだから、オシャレ冥利につきますよね。これでもかというくらい大きなパフスリーブやクラシカルなブラウスを買い足すのもありだし、キラキラと輝くアクセサリーをたくさん集めるのもあり。「ちょっと可愛すぎるかも?」と一瞬考えてしまうアイテムだって、ウェーブ体型なら大丈夫ですよ。

【ナチュラル体型】スタイリッシュな空気感が何よりの持ち味

「最旬のビッグサイズのものが似

最旬のビッグサイズのものが似合う骨格タイプ」。このような一文をナチュラルタイプの方は、何度も耳にしたことがあるかもしれません。オンラインショッピングはこれまでより活発化したことで、サイズを実際に試せないからこそ“少し大きめサイズ”は多く、この流行はまだしばらく続きそうです。ナチュラルタイプは、言ってみれば、今の時代の空気感をファッションで表現できてしまう、それはそれはカッコよく、ファッション好きからすると今もっとも憧れられる骨格タイプ。世界で活躍するスーパーモデルにナチュラルタイプが多いのは、何を着ても似合うからです。一般的にはまだ浸透していないハイブランドのコレクションの服だって、さらりと着こなせます。見慣れないデザインのものもなぜか格好よく着こなせてしまう、いわば得な体型と言ってもいいでしょう。「マニッシュすぎるかも?」「可愛らしい服装がしたいのに…」そんな悩みを抱えがちな骨格タイプ。けれど、肩幅がしっかりとあり、骨の角が目立つ骨格タイプだからこそ、色々な服が似合いやすいからこそ、お洒落を存分に楽しめます。大きめサイズをセレクトすれば基本的にはどんな服もはまるので、色々なテイストの服に挑戦してみてください。そして、ディテールや柄があしらわれているもので迷ったら、大きく、ボリュームのあるほうを。それが生まれ持ったしっかりとした骨格タイプを活かし、より出で立ちをスタイリッシュに演出できるテクニックです。

いかがでしたか? 自分の骨格タイプをより好きになれましたか? 骨格診断を通して、みなさんが自分自身の体型の良さを知り、ファッションをより楽しめるきっかけになれば幸いです。

解説・執筆したのは… 棚田トモ

解説・執筆したのは…
棚田トモコ
ライター・骨格アナリスト
光文社「CLASSY.」や「JJ」を中心にファッションや美容ページ企画などのライターとして活躍する傍ら、骨格診断ファションアナリスト協会認定校(ICB INTERNATIONAL)にて骨格診断のディプロマを取得。以降〝骨格アナリスト〟としても活動中。ファッション・美容ライターとして培った知識と骨格診断を融合して、いかに今っぽくその人を輝かせるかを提案します。韓国と舞台観劇、チョコレートが大好きで、愛称は〝ティナ〟。

Magazine

最新号 202412月号

10月28日発売/
表紙モデル:山本美月

Pickup