『将来、こんなオトナになれたらいいなあ~♡』と心から思う憧れスタイリスト・斉藤美恵さん。ファッションプロって、編集者から見ても「めっちゃオシャレだけど私には無理だわ…」と思うファッションの人も多いですが、美恵さんはいつ見てもシンプル!だけど素敵!という、地に足がついたコーデが素敵。でもそれって本当は一番難しいワケで…。何回かに渡って、その秘密に迫ってみたいと思います。
何を履けばいいか迷う!冬のコーデに必要な靴って?
スタイリスト斉藤美恵さんが選んだのは、この5足。白スニーカーにショートブーツ、ぺたんこ靴…と一見シンプル。でもそれぞれに選ばれた意味があり、履いてみるとパンツスタイルがグッと今っぽく。ひとつずつ見ていきます。
❶ 冬こそ必要!白スニーカー
スニーカー¥19,000(シシ)
一見ごくフツーのスニーカー、でもよくあるキャンバス素材ではなく、合皮なんです。ほどよいボリューム感があるので、流行りの太めパンツと合わせてもバランスが取りやすく、それでいて全身の印象が軽くなるのがいいところ。靴紐まで白、を選ぶのがキレイめに合わせられるポイントです。
❷ ファッションプロの指名No.1!トッズのショートブーツ
ブーツ¥113,000(トッズ/トッズ・ジャパ ン)
いま、撮影で一番よく見かけるブランド靴と言っても過言ではない、トッズの靴。カジュアルさとオーセンティックさのバランスがちょうどいいんです。このブーツはサイドゴアで色がダークブラウンというところがポイント。美恵さんは黒のスキニーパンツに合わせていました。白シャツやニットの重ね着など、ちょっとトラッドな服も流行っているので、その足元にちょうどいい靴。パンツと靴の隙間をどう埋めていいか迷う…そんな人にもおすすめです。
❸ いちばん必要、黒のぺたんこ靴
シューズ ¥56,000(ブロック コレクション/ロンハーマン)
キレイめ派には特に欠かせない、黒のぺたんこ靴。誌面ではグリーンのカラーパンツに合わせていました。こういう、ワードローブの根幹を支えるような靴こそ、毎シーズンこまめに更新するのが、古い人にならない秘訣。コンサバ気味のアイテムこそロンハーマンで探す、のも美恵さんのアイデア。
❹ ニュアンスカラーが合わせやすい、バックストラップ
シューズ¥17,000(デ・ プレ)
白?いいえ、薄いグレージュのパンプス。誌面ではベージュのフェイクレザーパンツと合わせていました。ベージュなど薄いニュアンスカラーのパンツを穿いたとき、黒い靴でもいいけれどこんなニュアンスカラーの靴を持っているととても便利。服の優しい雰囲気を壊すことなく、大人っぽい着こなしに仕上がります。
❺ ヒールに頼りたい日、こんな一足を
パンプス¥80,000(プロエンザ スクーラー/イウエン マトフ 横浜店)
以前としてぺたんこブームですが、パンツの足元はヒールで盛りたい派の人におすすめなのがこの靴。これもごくシンプルに見えますが、スクエアトゥと程よいヒールで、抜群に今っぽい。いくら素敵なパンツを穿いても、古めかしいピンヒールなどを履いてしまうと一気に微妙なコーディネートになってしまいます。ヒール派はぜひこんなかんじの靴を探してみて。
教えてくれたのは、シンプル派スタイリスト・斉藤美恵さん
東京都出身。OL、専業主婦、VERYライターを経て、スタイリストに転身。女性誌やオンラインメディアなどで提案する、洗練されたスタイリングに憧れるモデルやスタッフも多い。ご本人の私服もシンプルなパンツスタイルが定番。