「骨格診断で選ぶいちばん似合う服」CLASSY.2020年11月号での結論!【骨格診断アナリストが診断】

CLASSY.2016年の5月号の『似合うシャツは〝骨格〟で決まる』企画を皮切りに、抜群の人気を誇る〝骨格診断〟メソッドを基にした、スタイリング紹介ページ。「CLASSY.ONLINE」では特別編として、骨格診断アナリストである本誌ライターの棚田トモコが本誌のスタイリングをすべてチェック!!その中から各骨格に似合うコーディネート、ベスト5をご紹介しています。 これを読めば、〝骨格に似合う〟はもちろんのこと、トレンドもCLASSY.らしさも兼ね備えた、コーディネートを知ることができちゃいます!
今回は、CLASSY.11月号を通して見た、総まとめ編です。

「骨格診断で選ぶいちばん似合う服」CLASSY.2020年11月号での結論!【骨格診断アナリストが診断】

まずは3つの骨格の特徴をチェック!

「CLASSY.」2020年11月号で、各骨格に一番似合うベストコーデは?

骨格診断アナリスト棚田の結論!

―自分にも優しくて、自分以外の誰かにも優しい。着たいのはそんな服ー
この8カ月、コロナウィルスに私たちはかなり翻弄されました。〝強く生きていこう〟と自分を奮い立たせてみたり、気丈に振る舞ったりしてきたけれど、実はけっこう心はお疲れ気味。そんな大変な状況のなかでファッションにまでストレスなんて感じたくない! というみなさんのために11月号のCLASSY.では〝優しい服〟を大特集しました。ちなみに優しい服というのは、着心地が優しい・値段が優しい・体型に優しい・機能性が優しい・気持ちに優しい・コーディネートに易しい…、さらには環境にも優しい! とにかくいろいろな〝優しい〟があります。どれも取り入れたいけれど、まずは、自分の骨格タイプが喜ぶ優しさに触れてみませんか。

【ストレートタイプは、コーデの易しさとハイブランドの優しさに頼って】

ストレートタイプは、身体に凹凸

ストレートタイプは、身体に凹凸があり、グラマラスな印象です。だからこそ、シンプルな服装がサマになります。そしてきちんとした雰囲気のものがマッチする骨格タイプです。そんなストレートタイプは、あれこれ考えなくても、ベーシックアイテム同士を組み合わせてつくる、THE普通のコーディネートをするだけで洗練された印象に仕上がるという特権があります。1・2コーデでサマになる骨格タイプというのは、つまり時短が叶うということ。他の骨格タイプよりもあれこれ考える必要がないので、そういう意味でお得です。シンプルなアイテム同士の組み合わせというのは、たとえばハイゲージのニットにインディゴのデニムとか、シャツにタイトスカートとか、もはや2ステップもいらない、Iラインのワンピース一枚というような着こなし。装飾のないジャストサイズのベーシックアイテムを着たほうが、洗練されてみえるということに自信を持ってください。 また、サスティナブルを牽引しているブランドのバッグに頼るのもおすすめ。似合うものを身につけることで地球にも優しくできてしまうなんて、ストレート体型名利に尽きると思いませんか。もちろん、ハイブランドのどれもがストレートタイプにだけ似合うというものではありませんが、今季はとくにストレート体型にしっくりくるものが多いのです。たとえば、四角い形のバッグはいい例。ブランドのオーラに負けない、パンっとした筋肉のハリのある骨格タイプだからこそブランドの優しさをさらりとまとえるのです。

【ウェーブタイプは、優しい色、素材、可愛い値段に寄りかかって】

特集ではとくに触れられていませ

特集ではとくに触れられていませんでしたが、優しい色というのはウェーブタイプに必要な優しさなので、付け足します。ウェーブタイプはざっくりとしたシルエットのものは苦手です。それは上半身が華奢で、肌がとろんと柔らかいから。コンパクトなシルエットのものが一番しっくりくるけれど、〝ざっくりシルエット〟がまだまだ主流な今、大きめシルエットだって楽しみたいですよね。ゆったりとしたサイズ感のものを着るときは、優しい色、たとえば柔らかいピンクやイエロー、ブルーなどでウェーブタイプらしいフェミニンな雰囲気をまとえば、〝着られた感じ〟を緩和できます。また、今年はゆるっとしているけれど、ショート丈でモヘアというように、ダボっとはしているけれど、丈や素材でいうとウェーブタイプにハマるものがたくさん。体型にばっちり似合うものではないけれど、柔らかくて、可愛らしい印象のものであれば、さらりと着こなせるのでぜひ挑戦してみてください。また、ウェーブタイプのお得ポイントは、可愛い値段のものを取り入れやすいということです。たとえば、ストレートタイプやナチュラルタイプが可愛い値段のものを身につけると、どこか安っぽい印象になったり、生まれ持った骨格タイプの雰囲気とちぐはぐな感じになりがち。けれど、ウェーブタイプはケミカルな素材も、けっして繊細なつくりではないキラキラと光るものも…たとえばビジューがあしらわれたものなどが違和感なく、オシャレに取り入れられるのです。その理由は、もちろん、上半身が華奢で、足し算コーデが得意だからに他なりません。

【ナチュラルタイプは体型に優しい服を存分に楽しむのが正解】

ナチュラル体型は、がっしりとし

ナチュラル体型は、がっしりとした肩を隠すことで女性らしい印象をまとえます。逆に肩を露出してしたり、身体のラインがわかるようなコンパクトな服を着ると、骨感が目立ってしまい、女性らしさが半減してしまいます。だからこそ、ここ数年続いている、身幅にゆとりのあるシルエットや長め丈のデザインはナチュラルタイプに優しい服です。ストレート体型がそのようなざっくりとしたラインのものを着ると、凹凸のある身体の凸の部分に生地が引っかかってしまい、着膨れする原因に。ウェーブタイプだと上半身が華奢なため、着られた感じに。世間で体型カバーをしてくれると言われているそんなシルエットを素敵に着こなせるのは、骨格診断の観点だとナチュラル体型だけなのです。こんなときだからこそ、体型に優しい、ゆったりとした服にばっちり寄り掛かりたい。でもそれがさらりとできるのは実はナチュラルタイプだけなのです。骨格タイプ別にしっくりくる〝やさしい服〟を考えたら、各骨格の長所がよりわかるという結果に。それぞれにいいところがありますよね。試練の今だからこそ、自分を愛しながらファッションを楽しんでいきましょう。

12月号はパンツ特集! ウェーブタイプが苦手なアイテムですが、CLASSY.読者の皆さまはカッコいいパンツスタイルがお好きなので、この総論で攻略法をお伝えしますね!

解説・執筆したのは… 棚田トモ

解説・執筆したのは…
棚田トモコ
ライター・骨格アナリスト
光文社「CLASSY.」や「JJ」を中心にファッションや美容ページ企画などのライターとして活躍する傍ら、骨格診断ファションアナリスト協会認定校(ICB INTERNATIONAL)にて骨格診断のディプロマを取得。以降〝骨格アナリスト〟としても活動中。ファッション・美容ライターとして培った知識と骨格診断を融合して、いかに今っぽくその人を輝かせるかを提案します。韓国と舞台観劇、チョコレートが大好きで、愛称は〝ティナ〟。

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