夏といえば、やっぱりTシャツコーデ!でも、Tシャツだとどこかボーイッシュだったりシンプルすぎたり…「イマイチあか抜けないな…」なんて物足りなさを感じてしまう人も多いはず。そこでCLASSY.では、ヘア&メークアップアーティスト・小松胡桃さんをゲストにお招きして、「Tシャツでもあか抜けるヘアメーク講座」をインスタライブで開催しました。今回は『メーク編』!使用コスメや、ライブでは伝えきれなかった小松さんの「溺愛コスメ」などなど…盛りだくさんの内容でお届けします。
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1. “抜け感&立体感”の出る「眉メーク」のポイントは?
“毛の質感をいかに際立たせるか”が勝負!
❶スクリューブラシで眉毛をとかす
「ボサボサのまま眉毛を描くとぼやっとしてしまうので、まずは毛流れを整えてあげることが大切。これだけで眉毛の形がだいぶ変わります。目頭側は上に向かって、目尻側は下に向かってとかしてあげて」
【スクリューブラシ】
ダブルエンドアイブロウブラシ スクリュータイプ(ロージーローザ)
❷目元用マスカラで毛を立たせる
「Tシャツの場合、いつも通りパウダーで描こうとすると、コンサバすぎるのでNG。女っぽさを演出するために、マスカラを塗って毛を立たせるのがコツです。眉用マスカラだと明るすぎるし、黒マスカラだとさすがに濃すぎるので、茶色の目元用マスカラがおすすめ!ティッシュオフしてから塗ると、ほどよくなじみます」
【マスカラ】
ロング&カラード ラッシュ LC01〈ダークウォルナット〉(サナ エクセル)
❸足りない部分をペンシルで描き足す
マスカラを塗って毛を立たせると、足りない部分がどこかわかるはず。そこを一本一本埋めるようにペンシルで描き足していきます。目頭は下から上へ、目尻は上から下へ。毛流れに沿うように。最後にブラシでぼかせばOKです。眉毛がキリっと締まって女っぽく見えます。
【アイブロウペンシル】
超細芯アイブロウ(セザンヌ)
【眉メーク完成!】
「少し前は太眉が流行っていたけれど、今は“太さ”より“毛の質感”が重要。マスクをしていると、なおさらいつも通りのメークだと野暮ったくてオシャレ感がなくなるはず。毛をしっかり立たせてあげた方が、しっかり描き込むよりもおばさんっぽく見えないのでおすすめです」
2. 頑張らないのにしっかり盛れる「アイメーク」のポイントは?
上まぶたより下まぶたを重点的に。大人のデカ目は“まつ毛”で作る!
PICK UPアイテム
Diorの新作アイシャドウパレット
「捨て色なしの万能パレット。秋色だけど夏でも可愛い!ラメ・パール・マットなど、5つのテクスチャーがすべて異なっているのもポイントです。一つ一つが主役級なので、重ねづけしても単色使いでも◎。誰でもオシャレに見えるイチ押しカラーです」サンク クルール クチュール〈689ミッツァ〉(ディオール)
メイベリンの下まつげ用マスカラ
「コスメの中でも特にマスカラが一番好きな私が選ぶ、ベスト・オブ・マスカラ。下まつげ用のコームタイプですが、上まぶたにも◎。毛を細かくキャッチして、しっかりついてくれるので、いつもの150%増しでまつ毛が長く見えます。目の下がよれてパンダになる人にもおすすめです。」ボリューム エクスプレス ハイパーカール スパイキーコーム ウォータープルーフ 01(メイベリン)
❶アイホールに単色アイシャドウを塗る
「アイホールは、Tシャツに映えるテラコッタカラーを潔く一色使いで。後からまつ毛をしっかり盛るので、ここでは引き算が◎。指でラフに塗った方が可愛く仕上がります」
【アイシャドウ】
サンク クルール クチュール〈689ミッツァ〉(ディオール)
❷目の下にゴールドシャドウを塗る
「明るめのゴールドシャドウを、目の下にチップで細めにON。目頭から目尻まで、一番濃く見せたいところから乗せていくように。太めに塗りすぎると目が下がりすぎてクマと同化してしまうので、下まつ毛の2分の1の幅で収めるのがポイントです」
❸引き締めブラウンを黒目の下に塗る
「目力アップのために、濃いめのブラウンシャドウを黒目の下にだけ乗せていきます。これも、下まつげの2分の1の幅で塗って、最後に綿棒か指でぼかしたらOK。上まぶたがシンプルなので、下まぶたがやや濃くても映えるんです」
❹マスカラを塗る
「マスカラは1本1本細かく塗れるように、下まつげ用のコームタイプをチョイス。あらかじめ、マスカラ下地&ホットビューラーでまつ毛を根元からぐっと上げておくと、さらに“盛り度”が上がります。まつ毛が一番の“デカ目ポイント”なので、ここは入念に」
【マスカラ】
ボリューム エクスプレス ハイパーカール スパイキーコーム ウォータープルーフ 01(メイベリン)
❺まつ毛をコームでとかす
「マスカラを塗った後は、コームでしっかりとかすことがとっても大事!ダマがあると品がなくなって、男性ウケも悪くなってしまうので。この工程があるだけで、まつ毛の繊細な質感を演出できます。コームは目が細かい金属タイプがおすすめです」
【コーム】
アイラッシュコーム(カネボウ)
❻リキッドアイライナーを上まぶたのきわに引く
「アイラインは上まぶたを持ち上げて、目のキワを埋めるように引きます。上まぶたのシャドウが単色なので、インラインをしっかり入れることで引き締めるのが◎」
【アイライナー】
ラブ・ライナー リキッドアイライナーR3〈ブラウン〉(msh)
❼オレンジブラウンのジェルライナーを下まぶたに引く
「仕上げに、オレンジブラウンのジェルライナーを目の下に塗ってニュアンスをプラス。黒目の下には3.の工程 で色を入れているので、そこは避けて目頭と目尻にのみ引きます」
【ジェルライナー】
ジェルアイライナー〈60 オレンジブラウン〉(セザンヌ)
【アイメークの完成!】
「オレンジのワントーンで、大人っぽくTシャツ映えする目元に。上まぶたの単色塗りが野暮ったさを解消してくれます。まつ毛と下まぶたのさりげない盛りで、『抜け感はあるけどぱっちり』な目元の完成!」
3. おばさん見えしない「リップメーク」のポイントは?
ほんのり“ツヤ感&血色感”を出して女っぽさをてんこ盛り!
PICK UPアイテム
SUQQUの新色リップ
「最近買ったばかりの秋冬限定色。SUQQUのリップは潤いと発色がよくて、唇にキレイに馴染むのが好きです。今回Tシャツメイクに使用したのは、朱織という明るめのレッド。上品なリップがツヤ感を作ってくれるので、明るめカラーでも色っぽく仕上がります」モイスチャー リッチ リップスティック〈118朱織〉(SUQQU)
1. 筆を使ってリップラインを塗っていく
「ほんのりラメの入った朱色っぽい赤リップをチョイス。リップはしっかり筆を使って丁寧に塗ってあげること!特に、口角のキワが丸くなると一気にダサくなるので、しっかりラインを引いてあげることがマストです」
【リップ】
モイスチャー リッチ リップスティック〈118 朱織〉(SUQQU)
2. 唇の中央は直塗りでラフに乗せていく
「唇のきわはブラシを使ってシャープに引きますが、中央はぐりぐりと濃いめに直塗りでOK。その方がほどよいラフさが出てあか抜けるし、ぷっくりとした立体感も出ます」
【リップメーク完成!】
「シンプルなTシャツには、“赤”で思いっきり華やかに盛るのが正解。朱色っぽい明るめのカラーで血色をしっかり出してあげることで、色っぽくヘルシーな印象に仕上がります」
4. 「Tシャツでもあか抜ける」メークの完成!
“毛”で盛って、リップはしっかりと。コンサバすぎない抜け感で女っぽく。
■POINTおさらい
1. 眉毛は“毛を立たせる”ことが何よりも大切!“ナチュふさ”な質感で女っぽく。
2. アイメークはオレンジトーンでヘルシーに。上まぶたは単色使いで抜け感を出して、まつ毛でしっかり盛る!
3. リップは華やかレッドを潔く。血色とツヤを出して、シンプルTシャツでも映える顔に。
5. 【おまけ】小松胡桃さんの“推しコスメ”
インスタライブでは語りきれなかった“名品”もまだまだあるんです!
Diorのラメマスカラ
「ラメ系のマスカラは、物によってはゴミがついているように見えてしまうのですが、これはラメの輝き方が本当にキレイ!私の場合は眉毛にも使います。いつもと違ったツヤ感が出て、太陽を浴びた時のきらめきが可愛いんです。韓国っぽいメークとの相性も◎」マスカラ ディオールショウ アイコニック オーバーカール ウォータープルーフ(ディオール)
エチュードハウスのラメシャドウ
「8月頭に数量限定で発売された新作シャドウ。1000円とプチプラ価格なのに、デパコス顔負けのオシャレなラメがお気に入り。しっかりキラキラしてくれるけど、安っぽく見えないので使いやすいんです。発色もキレイなので、1点盛りでも十分可愛い♡」グリッターロックアイズ〈BR402 ゴールドラッシュ〉(エチュードハウス)
exelのクリームアイシャドウ
「とにかく発色が可愛すぎる!この手のくすみピンクのアイシャドウって、なかなか満足するものに出会えないのですが、これはドンピシャでした。クリームのツヤ感も上品。ピタっとまぶたに密着するので、ヨレなくて優秀だと思います」イルミクチュールシャドウ〈IC04 ラムレーズン〉(サナ エクセル)
キャンメイクのフェイスパウダー
「これだけは手放せない!という溺愛コスメのひとつ。言わずと知れた名品なだけあって、やっぱり優秀なんですよね。プチプラとは思えないほどのカバー力で、ふわっと自然な美肌に仕上げてくれるので重宝しています」
メークを解説してくれたのは...
ヘア&メークアップアーティスト 小松胡桃さん
ROI所属。洋服とのバランスを考えたヘアメークに定評あり。ITなトレンドを取り入れながらも、しっかりアラサー世代の“リアル”に落とし込んだテクニックは必見。最近は“崩れない”マスクメークを研究中とのこと。プチプラコスメも大好き!
Instagram:
@komatsu_kurumi
プロのヘアメークさん直伝のメークテクやおすすめコスなど、タメになる情報たっぷりのインスタライブ でしたね。次回は【後編】として、「Tシャツでもあか抜けるヘアアレンジ」をプレイバックします。お楽しみに!
構成/CLASSY.ONLINE編集室
※ご紹介したアイテムはすべて小松さんの私物です。