おうち時間で、筋トレやストレッチなど体づくりに励む人が増えました。「老い」が近づくアラサー世代は、特に「自分磨き」の頑張りどころ。でも、案外見落としがちなのが「膣」の存在です。「膣」をしっかりとケアしてあげることで、健康面でも美容面でも若々しさをキープすることができます。すぐにできる5つの「膣周りの筋トレ」で、美しい体づくりを心がけて!
「膣周りの筋トレ」が必要なワケ
「膣」は女性の生殖器の一部で、外陰部と子宮の入口(子宮頸部)をつなぐ筒状の器官。そしてその「膣」や尿道、肛門を支えている「骨盤底筋」が衰えると、尿もれや頻尿、さらには「膣」から子宮が飛び出す「子宮脱」を引き起こしてしまいます。
「膣周りの筋肉=骨盤底筋」を鍛えてあげることが、将来の健康リスクを取り除くのはもちろん、ダイエットや美肌など、見た目のケアにもつながるんです!
ズボラでも簡単!骨盤底筋を鍛える「膣周り筋トレ」5選
1. 基本の立ち方と呼吸法
1.両脚を揃えて、姿勢を真っ直ぐにして立つ。呼吸と筋肉の動きを確認するために、片方の手はお腹に、もう片方はお尻に当てる。
2.真っ直ぐな姿勢のまま、お尻の穴を締めるように意識し て、膣と肛門をキュッと締める。これを2〜3回繰り返す。この時、呼吸は締めるとき=息を吐く、緩める時=息を吸うように意識して。
3.息をゆっくりと吐きながら、膣と肛門を強い力で10〜12秒間、ギューッと締める。
4.今度は10〜12秒間かけて、息を吸いながらゆっくりと緩める。これを2〜3回繰り返す。
2.寝る前や起きる前にベッドでできる筋トレ
1.仰向けの姿勢で力を抜き、両膝を曲げる。膝の間はこぶし1個分くらい離すと安定しやすい。膝下に枕などを入れて支えてもOK。
2.息を吐きながら10〜12秒かけて、膣と肛門を締める。骨盤の底を、お腹のほうにゆっくり引き上げるようにイメージするのがコツ。
3.息を吸いながらまた10〜12秒かけてゆっくり緩める。
4.40〜50秒ほど全身の力を抜いてリラックスする。これを10回繰り返す。※慣れないうちは無理のない回数でOK。
3.テレビを見ながら 床に座ってできる筋トレ
床に腰を下ろし、壁に軽く寄りかかって全身の力を抜く。10〜12秒かけて、息を吐きながら、膣と肛門を締める。また10〜12秒かけて息を吸いながら緩める。これを10回繰り返す。
「膣周り筋トレ」は、簡単&短時間で実践できるものばかり。トレーニングが日課になれば、確実に将来の体の状態が変わってきます。おうち時間で自分を磨いてみて!
教えてくれたのは...産婦人科医 八田真理子先生
聖順会 ジュノ・ヴェスタ クリニック八田理事長・院長。女性の幸せを願い、幅広い世代の女性の体の悩みに優しく寄り添いサポートしてくれる産婦人科のスペシャリスト。
監修/八田真理子 解説イラスト/高篠裕子 取材/北山えいみ 再構成/CLASSY.ONLINE編集室
※この記事は『ハピちつ HAPPYちつLIFE』(光文社刊)を再構成したものです。
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