年齢を重ねるにつれて少しずつ増える美容のお悩み。そんなアラサー世代のリアルなお悩みを解決すべく、ヘアメーク・Georgeさんと美容家・大野真理子さんの美容塾を開講!第5回は「濃い眉さん・薄眉さん」のお悩みです。
【お悩み】元々の自眉が濃い...今どきアイブロウの描き方を教えてください!
【A】眉のトレンドは存在感を抑えた柔らかい眉。
毛の太さに合わせて、アイテムの選びや使う順番を変えて!
CLASSY Couples・遠藤未有さん(33歳/不動産金融)
〝描かずに、のせる〟意識で濃いしっかり眉もふわっと
【HOW TO】
マスカラで眉と肌色のコントラストを抑えて。眉毛を描こうとせずに毛にふわっと〝のせる〟こと
\使用したコスメはこちら/
a.眉毛の存在感を柔らかくするクリーミーブラウン。こっくりした質感で、濃い眉さんの毛質と好相性。ロムアンド ハンオールブロウカラ 02 ¥1,210(韓国高麗人蔘社) b.パウダーを柔らかく固めることで、なめらかな描き心地を実現。ふんわりとナチュラルに描き足せます。1.5㎜の極細芯で細かい部分も描きやすい!エクセル カラーエディットスリムブロウ ES02 ¥1,210 c.ピンクのニュアンスで、しっかりした濃い眉をやさしい印象に。同 カラーエディットパウダーブロウ EP 02 ¥1,595(ともに常盤薬品工業)
ヘアメーク・Georgeさんに「トレンド眉の作り方」を聞きました!
二人のセルフメークを見ていて、やっぱり〝描かなきゃ!〟という意識が強くて、全体的に眉がのっぺり見えてしまっているなと思いました。悪くないんだけど、眉に立体感があるともっとあか抜けます。
今回は濃い眉さん・薄眉さんのどちらも、ふわっとした立体感のある柔らかい眉に仕上げました。少し前はキリッと、凛とした存在感のある眉がトレンドでしたが、最近の傾向としては存在感を抑えた柔らかい印象の眉が多くなっています。盛りめのアイメークが主流な中で、眉まで存在感が強いとバランスが悪いからです。
今季は眉のカラーマスカラがたくさん出ているのですが、もちろんトレンドでもあるし、眉の存在感を抑えるのにマスカラが活躍してくれるというのも理由の一つだと思います。とはいえ、眉アイテムってなかなかアップデートしない人も多いですよね。どうしてもアイシャドウやチークなどの色物が欲しくなるけど、眉アイテムは手に取りやすい価格帯のものが多いので、ぜひ投入してもらいたいです。毎日使うものだから、価格帯も重要ですよね。
眉をアップデートするなら、1アイテムだけで作ると立体感や濃淡が出しにくいので、パウダーとリキッド、それにマスカラなどと、異なる質感のアイテムを複数使うのがポイントです。眉アイテムをあまりアップデートしないのと同じで、眉メークって結構みんなの思い込みが多いんです。
一つは、眉の色は髪の毛の色に合わせるのが正解説!コレ、みんなずっと信じていますよね。私的には髪色にとらわれずに、眉はアイメークに合わせるようにしています。すると目元全体に統一感が出て、メークの完成度がぐっと上がるからです。
あとは、眉アイテムを使う順番にも思い込みが多いです。「最初に描かなきゃ!」「眉マスカラは最後」とよく言われますが、必ずしもそうではありません。たとえば今回の濃い眉さんのメークでは、眉マスカラを先に使って、その後にペンシルやパウダーを使っています。ファンデの後にパウダーをのせるベースメークと同じで、この順番だとメークが落ちにくくなるのでおすすめですよ。
今回濃い眉さんと薄眉さんは、どちらも仕上がりはふわっとした柔らかい眉ですが、使うアイテムの順番が違うところに注目してみてくださいね。
解説してくれたのは…ヘアメーク・Georgeさん
ディレクターを務めるブランド・Joliyenの「マスカラフィクサー」が発売中!まつ毛はもちろん、眉毛に使うのもおすすめ。
撮影/nara(vale.) 〈人物〉、河野 望〈静物〉 ヘアメーク/George 取材/広田香奈 再構成/Bravoworks,Inc.