「乾燥や花粉で肌荒れするけどスキンケアは欲張りたい…」読者の悩みを【皮膚の変態】こと大野真理子さんに相談してみた!

年齢を重ねるにつれて少しずつ増える美容のお悩み。そんなアラサー世代のリアルなお悩みを解決すべく、ヘアメーク・Georgeさんと美容家・大野真理子さんの美容塾を開講!第4回は「季節の変わり目の敏感肌」についてのお悩みです。

〈お悩み〉乾燥や花粉でお肌が荒れがちな時でも優しいだけのスキンケアだと物足りません!

CLASSY.リーダーズ 大塚

CLASSY.リーダーズ 大塚千賀さん(29歳/アパレル)
季節の変わり目になると、ニキビができやすくなったり、スキンケアがヒリヒリしみたりします。ただ敏感肌用アイテムを使っても、優しいだけで効いていない気がして…。

A.肌に優しいことが最優先ですがさらに効果を求めるなら、肌荒れ状態に合わせて必要な成分を+αして

赤みやヒリつきは敏感になっている証拠。低刺激スキンケア+効果UPインナーケアの2方向で治りを早める!

内側と外側のケアでゆらがない肌に!

寒暖差が大きい季節の変わり目や

寒暖差が大きい季節の変わり目や花粉シーズンに肌荒れしたり、いつものスキンケアがしみたりするという声はよく聞きます。肌に炎症が起きてしまっている状態なので、まずはその炎症を落ち着かせることが最優先です。優しいスキンケアでは年齢的に物足りなさを感じても、炎症が起きた状態で美白ケアやエイジングケアをするのは正直難しくて…。すぐに透明感を実感できる角質ケアなどの攻めたケアも、肌が弱っている時はしない方がベターです。最近はクレンジングや洗顔にも角質ケア成分が入っているものが多いので、注意してみてくださいね。
防腐剤も入っているので、肌に炎症がある時は、スキンケアをすればするほど刺激になったりするんですよね…。だからなるべく優しく、しかもステップの少ないものがいいと思います。そうなるとやっぱり敏感肌向けのスキンケアが頼りになる!私は全身の保湿には家族でキュレルを使っていて、最近出合ったものだとクレスクもすごくよかったです。肌のバリア機能を改善するアプローチで、根本から敏感肌を立て直してくれます。敏感肌テストをクリアしているかどうかも、一つの目安として意識してみるとよさそう。
肌を落ち着かせながらより美肌効果を高めるなら、インナーケアも並行して行うのがオススメです。私は肌にダメージがあるなと感じたら、どちらかというと外側より内側のケアに意識を向けるかも!乾燥には「セラミド」、毛穴の開きや脂っぽさには「ビタミンC」と「トラネキサム酸」とか。スキンケアに内服を必ずプラスします。あとはピンチを感じたらビタミン点滴を打つと、分かりやすい変化があります。体力がつくので、体も肌も元気になる。私の周りの異常なスケジュールで生きてる人たちは、だいたいビタミン注射を打ってる気がするな(笑)。
大塚さんはニキビもできやすくなってしまうとのことですよね。それは肌のターンオーバーが乱れている状態なので、毛穴が詰まりやすくなったり、詰まったところが炎症を起こしたり。季節の変わり目にできるニキビには、皮脂をコントロールするスキンケアを投入しましょう。皮脂コントロールには「ビタミンC」!その中でも刺激が少ない「ビタミンC誘導体」のものがオススメです。季節の変わり目に肌がゆらいでしまうことがあっても、大人は内側と外側から立て直そう!

今月は…美容家・大野真理子さん

今月は…美容家・大野真理子さん
首のシワ退治に課金中! 皮膚の変態が本気で選んだコスメだけを集めた、書籍『悩みに「効く」コスメ』(講談社)が発売中。

撮影/nara(vale.)〈人物〉、河野 望〈静物〉 ヘアメーク/George 取材/広田香奈 再構成/Bravoworks.Inc

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表紙モデル:山本美月

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